家探しの話の続き。
不要なウォークインクローゼットを倉庫にしようって話で、前回、壁の中を見たものの、抜本的な改良は難しそう、そのままもとに戻すか・・・という感じで終わりました。
練習を兼ねて壁紙を貼ったり絨毯を交換したり・・・をしていきます。
まずは前回の、壁裏を見たくて一度取り外して端部がボコボコになってしまった石膏ボードがあるわけですが、そこを戻して表面にパテ塗りしていくところから。それが終わったら壁紙を貼っていきます。
1年前にやった経験から、壁紙は下地が8割というのは本当だなぁと思いますので、今回はちゃんとやろうと思います。
※1年前の壁紙貼りの記録は当時まったく余力がなくて記録を残せず、ここには載せてません・・・
凸凹が多いので難しい、というか手間?(愚痴)
ウォークインとはいってもしょせんはクローゼット、狭いです。そのうえ棚やバーなどがあるし、凸凹も多いので結構細かな作業があって手間です。
棚などはネジ留めされているのですが、上の写真の通り全部取り外してしまっています。
目立たない場所だし多少失敗してもまったく問題ないという(環境的な)意味ではクローゼットは壁紙初心者には適していますが、凸凹が多いという(技術的な)意味では初心者向けではないですね。
壁の下地も、コンクリートと石膏ボードが混在しています。
古い壁紙(表紙)をはがすのも結構たいへん
室内の他の壁紙ははがしてないので、先にはがしておきます。
壁紙って1枚が結構大きいので、壁からビーッとはがすだけでも一苦労なんですよね。モノによっては剥がしてる途中でよく破れるし・・・技術が不要なぶん全体の作業の中では楽な方なのかもしれませんが、結構筋力は必要です。
「既存の壁紙の上から新しい壁紙を貼ってもいいですか?」と聞いちゃう人の気持ちもわからなくはないです。
ただ、表面をはがせばそこに長年積み重なった汚れも一緒に完全除去できるので、スッキリはしますよね。(気持ちの問題? いや、壁紙がちゃんと付着するかという問題もあるので・・・)
壁紙は表面が塩ビなので、裏紙まで汚れが浸透していることはまずありません。
そんなわけで壁、天井ともWIC内は全部剥がしていきました。
プカプカの裏紙を剥がしてジョイントコーク
浮いた裏紙をそのままにして壁紙を貼ると表面がプカプカの酷い状態になってしまうので、浮いてそうな部分は剥がしてパテ処理。
石膏ボードはそうでもないですが、コンクリ壁の端のほうは浮きが非常に多いです。
本当はコンクリート用のプライマー?でもあればよかったのですが、手元にないのでジョイントコークで薄くコーティング。おそらくコンクリそのものよりはパテとのなじみもいいはず・・・(石膏ボード用のパテとどっちがいいのかはよくわからない)
経年劣化で壁紙同士に隙間が・・・
WICだからということで当初から手抜きされていたのか、経年劣化のせいかわかりませんが、壁紙同士に隙間が見られます。
ここ、裏はコンクリなので裏地が開いたというより当初からこんな感じだった気がしますね。目立たない場所だからということもあって結構手抜き感があります。
こういうのも壁紙貼り替えで修正されます。(上手くやれれば、ね・・・)
コンクリートのクラック->パテ埋め
コンクリートのヘアクラック(髪の毛ほどの太さのヒビ割れ)はあってもやむを得ないって話なのであまり気にしてないのですが、壁紙を貼るとなると埋めておいたほうがよさそうなので、ジョイントコークで埋めておきました。
コンクリートとドアの枠の間に凹み->放置
うーん、こういうのも・・・適当な処理というか、なんでこうなっているかわかりません。どうなんでしょうね。隠れた空調機能なんですかね、壁内の空気を部屋の中の空気を入れ換える、的な? (そんなワケない・・・ハズですが)
冗談はともかく、右側はコーキング(シリコンで穴埋め)されているのですが、左側がこのようにスカスカなので、、、試しにバックアップ材を入れてみましたが、奥まで空洞でおさまりが悪く、ちょっとこれはどうにもならなさそうなので、放置することにします。
ある意味、元からあった巨大な空気穴のような感じに・・・
あちこちにある小さな穴->パテ埋め
細かい穴が結構あいてます。特に棚板などの陰で見えづらい場所にはボコッとした穴もあり、これは当初の施工時にミスってあけてしまった穴かな?という感じ。
見つけたモノは全部ダイソーの穴埋め用のパテを充填し、あとで上から石膏パテで均します。
端がボロボロの石膏ボードを固定
さて、前回外して裏を見た石膏ボード。
端の部分がかなり大規模にボロボロになってしまっています。
これはかなり厳しくて、石膏ボードそのものを交換した方がいいのでは?って気もしたのですが、ネジ穴の位置調整とか色々面倒そうだったのでそのまま戻してパテ埋めしていきました。
奥行きが深くて、パテの量が多い・・・
角のプラスチックはなんだか接着しないぞ・・・? ->テープのチカラを借りてパテ
石膏ボードの角、出隅の部分をカバー(保護)するように取り付けられたL型プラスチック。
とにかく接着が弱くて、ちょっと気を抜くとパテがすぐにペリペリと剥がれます。これは長期的にはあんまりよろしくなさそうな感じがしますねぇ。
しかたなく、メッシュテープで補強してその上からパテを塗ります。あんまり凸させたくないんだけど・・・
このL字プラがないと角の部分に何かが当たったときに、下地の石膏ボード(強度が低い)が削れてしまいそうなので、必要性はわかるのですが、、、なんとかもう少し、接着剤がつきやすいようにテカテカツルツルじゃない表面加工はできないものか・・・
20年も経過すると壁もあちこち凸凹です・・・
今回めくった石膏ボード以外も、このように壁紙の裏側は凸凹していることが結構あります。経年劣化というか、経年変化というか・・・
本当はこういうのも一度裏紙をめくって、平らにしてパテを塗り直した方がいいのかもしれませんが・・・今回はクローゼット(倉庫)内ということで気付いたところ、気になったところだけ。
ただ、このとき手を抜いたおかげであとで壁紙を貼り終わった後、見てみると横に結構なミミズ腫れが出てしまいました。
手抜きはイカンということですね・・・orz
パテはちゃんと塗らなくてはならないとようやく理解する・・・
本当は下塗り、中塗り、上塗りとパテは3種類に分けてやるべきものらしいですが、うちにあるのは吉野石膏のタイガーパテという3in1みたいな簡易的なパテのみ。
水の量を調整してトロトロにしたりボタッとしたりと作ってみるのですが、やっぱり元の粒子が結構粗い感じなので、乾くとブツブツ、ザラッとした感じになります。
もう少しきめ細かいであろう上塗り用のパテはあったほうがよいかな~と言う感じ。そのうち買うかなぁ・・・
今回はとりあえずそのタイガーパテで塗りを3回くらいやって、毎度研磨して終了。
相変わらずこのパテ作業は苦手です。
このような感じで、細かなアレコレを処理しながらパテを塗っていきますが、塗るのも面倒なら、研磨するのはもっと面倒です。何しろかなり粉が飛び散る・・・
コレさえなければもう少し頑張れるんですけどね、、、フィルター付きのマスクをしていても耳とか髪の毛とか服とか、あちこちに粉が散るのがシンドいです。
という感じで不器用な素人ではありますがなんとかヘコヘコとパテ塗り作業を終え、次は壁紙を貼っていきます。