家探しの話の続き。理想の家を追い求めていくぞって話です。(そんな大げさな話でもないんだけど)
今回は作業の中で気付いたコト。小話。
もう使わないアンカーリベットが邪魔です・・・
あれこれ家の中をみていくと、壁(石膏ボード)にネジを差し込むためのアンカーリベットが刺さっていることがあります。
石膏ボードは紙と石膏なので、ネジは刺さらないんですね。ビスを打っても保持力が弱いので、こういうリベットを使います。
内側は花弁(?)のように開いて、この丸い頭の部分とで石膏ボードを挟み込んで固定される仕組みです。
今回はこのリベットを取り外したいと思って調べたのですが
・基本的に外れない
・どうしても外したければ表に出ている頭の部分を切って、残った芯は壁の中に落とす
という話のようでした。
確かに構造上もっともな話だな、、、と思ってそのようにやってみることにしました。
ちょうど金属用の薄いノコがあったので、それで横から隙間を狙ってジョリジョリやります。
が!!
これ、やたら硬くて全然切れてる気配が感じられないんですね。なんだこの硬さは・・・
なんかもう少し手前に引っ張りだして、チカラをこめてカットしないとダメそう。
リベットの頭をテコの原理で手前に引っ張ったら・・・
というわけで取り出してきた金属製のヘラで少し浮かそうとしたところ・・・
「ペコン!」
・・・あれっ?
なんか、取れてしまいました。
劣化して錆びてたのかと思って他のもやってみたのですが、どれもペコンと同じように取れていきます。どうやらコレ、もとから取れる構造だったようです。
こんなにカンタンに取れてしまって問題ないんだろうか・・・
と思ったのですが、考えてみればネジで固定している間はリベットが壁の内側(奥側)に落ちることはないし、ネジで固定するまでの短時間であれば、こういう仮止めみたいな固定方法でも問題ないのかもしれません。(指で引っ張る程度では取れない、というくらいにはきちんと固定されていた)
ありがたいことに楽にペコペコ取れていくので、作業がはかどります。
残った芯の部分はさすがに手前には取れそうにないので、細いもので穴の奥を突いて壁の中に落としていきました。
どうせパテしていくのならそのまま残してもいいかなとは思ったのですが、そのうち錆びてきたりすると面倒だし・・・ということで。
抜くとこんな感じ。デカいのでパテうめを頑張らなくては・・・
面倒そうに見えるリベットもモノによっては簡単に除去できる
冒頭に書いたとおり世間で「頭をカットすべし」という話が出ていることから、すべてのリベットがこういうタイプではないのでしょうが、
・リベットでもモノによってはこんな風にペリッと簡単に頭が取れるものがある
ということは覚えておいてよさそう。
無駄なノコギリ作業が減る可能性がありますからね。
取り外した頭の部分の拡大写真はこんな感じです。
左右のくい込みツメや2つの丸穴が特徴的ですが、それ以外に特段の目印的なものはないため、どこのメーカーのどういうアンカーなのかよくわかりません。(ANCHORというメーカーがあるのかな? 今回まったく調べてません・・・)
なお、SUS304というのはステンレスでかなり硬質なので、最初にやったカット作業がほとんど無駄だったことにも納得がいきます。(芯のほうもステンレスだとすれば壁内に残してもあまり錆の心配はなさそうでしたね・・・)