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引ソロ家探し(その96 DIY日記 メモ:壁内の柱(下地)はダイソーのネオジム磁石で見つけるのが楽)

ネオジム磁石で壁裏の柱をサクサク見つける



家探しの話の続き。理想の家を追い求めていくぞって話です。(そんな大げさな話でもないんだけど)

 

今回は作業の中で気付いたコト。小話。

 

裏なんて見えないのに壁裏の柱を見つけろと言われて困ってます・・・

ビスを使って壁に固定する棚やフックなどが売られていますが、取り付け説明書には「下地(柱)を見つけてそこに打て」みたいなことが書いてあったりします。

ただ、どうやって下地を見つけるかは書いてなくて、無責任この上ない話だな~と思います。(まぁそんなところまで責任負えないから、あえて書いてないんでしょうけど)

 

※こちら↓でもみたとおり、壁って石膏ボードという強くて弱い(?)素材でできているので、普通に棚とかフックとかをビスで固定しても強度が確保できません。なので「壁ではなく壁の後ろにある木や金属でできた柱に(長めのビスで)固定してね」ということです。

2020free.com

 

実は以前、「壁裏センサー」というモノを買って色々試したことがありました。

まだ賃貸住まいだったので「ラブリコを突っ張る場所を探したい」という内容でしたが、壁裏の柱を探したいという目的は同じです。

2020free.com

 

このときの結論は、ひとことで言うと

・センサー自体は動作しているが、実際には操作(コントロール)の難易度が高くて信頼できる結果を出すのが難しい

というものでした。

 

その後もいろいろDIY作業はしているわけですが、そのときにも柱を見つける必要って結構あって、じゃあ今どうしているかというのが今回の話。

 

大小2つのネオジム磁石で柱の位置を見つける

と、書いてしまうとひとことで終わってしまうのですが・・・一応理屈を説明しておくと

・柱を直接見つけるのではなく、柱を固定しているビス(釘)を見つける

・ビスを見つけるのにネオジム磁石を使う

という感じです。

 

具体的な作業手順としては

1.大きめのネオジム磁石で壁表面をなぞり、反応する場所を見つける

2.反応した場所付近を小さめのネオジム磁石でなぞって、ビスの具体的な位置を特定する

という流れです。

 

これで今のところ、失敗なく壁裏の柱を発見できています。

 

磁石で柱を見つけられる理屈と、そのメリット

どうしてこんな方法がとれるのかというと

・ほとんどのビスは磁石でくっつく

・ビスが壁やパテのなかに埋まっていても、強いネオジム磁石であれば吸着する

という理屈です。また

・ビスはほとんどの場合、強度を確保するために柱の中央付近に打ち込まれる

ため、ビスを見つけることで柱の位置もほぼ特定できます。

こんな感じで、真ん中あたりにビス打ちされている例が多い(まれに左右もあるが・・・)



なお、柱を見つけるのではなくビス位置を見つけておくメリットとして

・ビスとビスとの直線上であれば、新しくビスを打ち込む場所として適当(強度確保が可能)なハズ

・(確率が低いとはいえ)ビスのうえにビスを打ち込んで「ンン?」となることが避けられる

という点も挙げられます。

 

こういう書き方をしてみて気付いたのですが、このやり方だともはや

・柱の位置自体もたいした問題ではない、といっても過言ではない

かもしれません。(そもそも、元々は強固に固定できるビス打ち場所を見つけるのが目的であって、柱そのものをどうこうしたいということではないのだから)

 

 

なぜ2種類の磁石を使って2段階の作業にするのか

これは絶対的な理由はないのですが

・大きい磁石だと探すのが楽だが、ビス付近で大雑把に固定される(ビス頭より磁石のほうが大きいので)

・小さい磁石だと壁をチマチマなぞることになってかなり時間がかかる

という効率上の理由です。

 

実は最初、冒頭写真にあるような小さい磁石だけでやっていたのですが、なかなかなぞるのに時間がかかったので大きなやつを買ってきた、という経緯があります。(しかし大きなものだけではビス位置が厳密に特定できなかったので、結果併用するかたちになった)

 

なお、壁(石膏ボード)固定用のビス頭は直径3.5mmのものが多いようですので参考まで。

※「石膏ボード施工マニュアル」(石膏ボード工業会発行)を見てみたのですが、ビスの長さや設置間隔についてはガイドがあるものの、ビス頭の直径までは規定されていないようです。ただ、店頭で軽天ビスを見るとほとんどが3.5mmか3.2mmくらいになっていたのでそんな感じかと。

 

 

紐付きネオジム磁石がメチャクチャ役立つ

自分が買ったパッケージ写真がどっか行ってしまったので公式から借用しますが、買った大きい方の磁石はたぶんこれです。

1個入りで100円だが格段に役立つ

 

実際の運用はこんな感じにヒモをつけて使っています。

フックなのでヒモがつけられる

 

ヒモがあると取り外すときにヒモを引っ張れば取れて楽なのと、目立つので紛失するリスクが少ない、というメリットがあります。(上の写真で左に豆粒みたいに映ってる小さいネオジム磁石は紛失しがち)

 

また、実は狭いところに何か金属製のものを落下させてしまったときなどにこの紐付きネオジム磁石で吸着して引っ張り上げることができて、メチャクチャ役立っています。

 

 

ビス(釘)を打ち込むために壁裏の柱を探したいならセンサーより磁石のほうが

というわけで、センサーを使うなんていうハイテクな方式に比べてかなり原始的な手法ではありますが、これまでのところ2千円のセンサーよりも1/10の価格のネオジム磁石2個200円のほうが格段に役立っています。

センサー買ってしまった身としてはガッカリといえばガッカリなのですが、まぁしょうがないか。

これから買おうと思っている人は先にこの磁石方式を試してからでも遅くないのでは?という話です。