ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

引ソロ家探し(その129 DIY日記 夏の窓の断熱 プチプチパネル編)

扱いに困る変な形状の窓を、プチプチシートで断熱してみた

暑くなってきた・・・というか、冬も夏もそうなのですが、この家、いまどきの構造になっていないため外の気温の影響を受けやすくて困っています。

 

以前の建物はLOW-Eガラスという、

・冬暖かく、夏の暑さは緩和される

という非常に良い窓が装備されていたのですが、いまの家にはありません。

 

このあたりで少し触れましたが、あのガラスはやっぱり優れものだったのだなぁと思います。

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このガラスを導入したからといってひんやり涼しくなる、といったものではないのですが、夏の場合

・突き刺すような暑さ、熱がかなり緩和される

というのはかなりデカいと思います。

 

これまでにやってきた対策(かなりテキトー)

というわけで、今の家、夏の室内が非常に暑いのでセルフで色々対策をしています。

 

こういうのとか、、、

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こういうのです。

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冬の寒さと違って夏の暑さは生命体としての危機感が生じるほどではないのですが、それでもアタマはボーッとするし、身体はだるいしで、生活しづらい。

 

暑さを緩和するため窓の断熱だけはしておこうと引き続き色々試行錯誤しています。

 

このあたりで、電気代との関係でパッシブな感じの温度管理をどうするか、みたいな話を少し書いてきました。

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具体的に

>エアコンの効きをよくするためにまずはリビングの窓の断熱をしていくのが最優先かな

などと書いています。

 

 

それで、今回は窓の内側の断熱のアイテムを2つ作ったので、サーモカメラのテストがてらその効果のほどを確認してみたいと思います。

 

四季(気温や湿度)に応じて不要(邪魔)になることもあるので、取り外しができるような構造にしています。

 

製作したアイテムは2種類で、最初に簡単なほうから。

 

フレーム付きプチプチシート(500円くらい)

ホワイトアングルで窓枠サイズのフレームを組んで、そこに3層プチプチシートを貼り(張り)込んだ簡素なものです。

こんなの。

枠がプラスチックなので貧弱

「窓のガラスにプチプチシートを貼る」というのはよくある例ですが、今回の窓って結構サッシが太くて、ガラスの割合が低いんですよね。となるとサッシにまで貼らなくては効果が薄そうで、そうすると凸凹があってかなり貼りづらい・・・ということで、貼るのではなく二重窓のような感じの「置くタイプ(はめ込む)」にしました。

 

フレームは角をL型金具+クロコダイルテープで固定しただけのもので、両手で引っ張ればバラバラになるレベルの貧弱な造りです。(とはいえ自重で自壊することはないレベルの強度はあります。取付、取り外しの際に丁寧に扱えばこの程度で大丈夫だろうという判断)

四隅は金属金具でテープ固定

当初はフレームに穴をあけてネジで固定することも考えていましたが、フレーム側が脆弱過ぎてネジ止め(穴あけ)した部分から崩壊しそうだったので、面で固定するほうが全体の強度は得られるかなと。

 

プチプチシート自体もフレームに両面テープで固定していますが、プチプチはフレームよりもさらに脆弱なので、貼って剥がせる両面テープにしてもあまり意味がない感じです。テープを剥がそうとするとプチプチが破れるので、結局プチプチは使い捨てにするしかなさそうです。

 

 

何かしら目安があった方がいいかなということでコストを挙げましたが、かなりざっくりです。

ホワイトアングルが200円、L型金具、プチプチシート、テープが各100円くらいかなという感じ。窓のサイズにもよりますが、だいぶ余るとは思います(余りをちゃんと活用できるなら実質コストはもっと下がるということ)。

窓に適したサイズのホワイトアングル、小さいL型金具の入手性がやや低いかも。特にアングルは100均にはなくてホームセンターに行かないと買えない可能性があります。(申し訳ないがヨドバシで・・・)

フレームはhikariのホワイトアングル321(1820mm)をカットして使用

このアングルは窓のサイズ、形状にあわせたものにすればいいと思いますが、

・幅が変わると素材の厚みが変わる(強度も変わる。サイズによっては厚みが共通のこともある)

点は気にした方がいいかも。

最初幅だけ見てたら結構価格差が大きいことに気付いて、よく見たら厚さも違うじゃん・・・という感じでした。

 

ちなみに冒頭写真の状態で1年ほど使用していたのですが、いまのところホワイトアングルもプチプチも、劣化はみられません。よく紫外線での劣化の話は聞くんですけど・・・

とはいえ、数年経過して突然ボロボロッと崩れる、みたいなのはよくある話なのでそこは覚悟のうえって感じですかね。

(ガラスはすりガラス。反射光での採光はあるものの直射日光はあたっていない状態)

 

寿命を考えるなら、枠はアルミにしてプチプチだけ数年ごとに貼り替える、みたいな使い方の方がいいかもしれません。

角の加工が多少手間ですが、かわりにL型金具のコストやその固定の手間が省けます。

イメージ的にはこんな感じです。

曲げ加工のイメージ

この写真は同じホワイトアングルをカット&加熱曲げしたものです。

適当にやったので角が丸くなってしまい、断熱用途にはイマイチなデキになってしまいました。

カタ当てなどをしてもっと鋭角に曲げるべきでした。(そう考えると、アルミは曲げではなくカットしたほうがいいのかもしれない・・・悶々・・・)

 

プチプチパネルの効果のほどは?

温度を計測するサーマルカメラで、このプチプチシートの有無で表面温度がどれくらい変化しているかを調べてみます。

 

まずは何もない状態から。

窓単体むき出し状態

赤いあたりが今回のターゲットである縦長の窓です。

右側の青いところなどは、色々室内のモノが積まれた状態。(移動させている余裕がなくそのまま撮影・・・)

 

イメージ的には赤い色が熱そうですが、黄色とか白が温度高いという色分けのようです(サーマルカメラ初心者でよくわかっていない)。

 

そこにプチプチをはめ込んだ状態がこちら。

プチプチ

なんかあんまり温度下がってない感じですね。なんだろうこれ。

あ、でも黄色より赤のほうが温度低いので、窓全体のうち赤っぽい部分が増えているのは下がっているってことなのかな???

 

プチプチをはめ込んだまま、カーテンを閉めたらこの状態。

R1=選択範囲外側の四角、R2=選択範囲内側の四角

窓がカーテンに隠れてしまったのでざっくりエリア指定をしてみましたが、緑や青になっているので温度は下がっているといえそうです。

 

こうして比べてみると、単純に表面温度だけ考えると

・プチプチシートよりカーテンの方がまだ効果がある

とイメージできそうです。

(今回のカーテンは厚手ではあるものの遮光性はないタイプなので、それほど温度は下がっていないけど、裏地のしっかりしたものであればもっと効果ありそう)

 

※これだと科学的には「断熱しようとしているものの、遮熱はしようとしていない」、あるいは「断熱したあとで遮熱しようとしている」・・・ということなのか???

 

カーテンに対する所感と、組み合わせの効果

とはいうものの・・・カーテンの場合は、

・開閉が容易で、汎用性が高い(一般住宅にあってもおかしくない)

・入手性が高く、設置も容易

・ホコリの吸着など他の効用も得られる

・裏地によっては遮光性(遮熱性?)のあるタイプの選択が可能

というメリットがある一方で、繊維であるがゆえの

・隙間だらけで断熱力は低そう

という疑念がぬぐいきれないんですよね。

 

(なんかこう、端を壁にピタッと貼り付けて目張りみたいにするギミックでもあればいいのかな・・・???)

 

夏の暑さもですが、冬の寒さがカーテンの隙間から猛烈な勢いで入ってきそう・・・って考えると非常にリアリティがあります。

窓ガラスに熱対策してもサッシがアルミなら効果がだいぶスポイルされてしまう、といわれているのと同じです。

 

というわけで、今回の例をまとめると(主観ではありますが)

・プチプチだけで夏場の暑さを防ぐ、というのは効果が弱く現実的ではなさそう

・カーテンと組み合わせることで、相乗効果である程度の効果はありそう

・相乗効果と自称しているが、その効果のほどは正直かなりアヤシイ

という感じの結論で、プチプチはイマイチだなぁ~と。

 

もしかしたら1枚だけだと薄すぎて、2枚重ね3枚重ねにすればそれなりに効果があるのかもしれないけど、、、

 

冬の寒さに効果はあるのか?

イマイチだといったそばからアレですが、冬の寒さに対してはプチプチシートでピッタリ隙間なく窓を埋めれば、それなりに効果はありそうな気はするんですよね。気がするだけかもしれないけど、、、

なんというか、、薄い服でも1枚増やせばだいぶ体感温度が改善される、みたいな・・・

 

まぁ仮にそうだったとしても、冬はコレ、夏はコッチって対策を変えるのも難しいのでなんとか夏冬兼用できそうな次の対策へ・・・