ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

引ソロ家探し(その72 DIY日記 窓にアルミシートを貼り付けたら、こうかはばつぐんだ!)

家探しの話の続き。今回が72回目。

 

暑い。特に西日がキツい。前の家はこれほど暑くなかったのになぁ・・・などと思いつつも、環境にあわせてアメーバのように生き抜いていく所存。

 

というわけで、ここのところしばらく(というか実は春頃から)酷暑対策をしているのですが、色々やったなかで、手軽で効果の高かったアルミシートの貼り付けを紹介しておきます。

 

 

ダイソーアルミ保温シート100円90cmx180cm

材料はこれです。

アルミシート、本来は冬用らしいが夏場も店頭に在庫あり

これをテープで窓の外側に貼り付けます。

 

そんだけ。

 

テープは日東「再剥離可能強力両面テープ5000NS10」というものを使いました。

幅10mmx20mで200円ちょっとくらいでした。

これかな?

手軽な値段で、薄い割に強度はソコソコあるので、使いやすいテープです。

ただ、もともと屋外向けのテープではないので、今回のような用途で使った場合に経年劣化がどれくらいあるか、不安なところではあります。

 

 

ちなみにアルミシートのほうは結構つくりにバラツキがあるようです。

 

型番は同じで、パッケージデザインがモデルチェンジしているようなのですが、なぜか同じモデルで長さや重さが微妙に(だが一目でわかるレベルで)違うという・・・

4個のウチ1個だけ妙に長い

 

重さも結構バラバラ。一番重いのと軽いのとで1割以上の差がありました。

 

8gも違うが・・・1割程度の重量差は許容範囲なのか?

 

とはいえ、シビアな寸法が必要なものでもないし、このあたりは価格なりってことで気にしないことにします。(いつものクセで測ってしまった・・・)

 

ちなみにこのアルミシート、先日エアコンの室外機に簡易庇を作ったときに利用したものと同じものです。順序が逆になりましたが、実際はこの窓貼り作業のあと、余ったものを庇に再利用したのです。

2020free.com

 

 

さっそく作業をしていきます。

 

取り付け現場(屋外側)

こんな風に貼り付けていきます。

左から順番に貼り込んでいく(右側はこのあと貼る)

上と下の2箇所、横にビーッと両面テープで貼り付けて「張っていく」だけで済ます予定だったのですが、サッシのところをどうするかで悩みました。

 

というのも、サッシにだけ両面テープを貼り付けて「張る」と

・高温で両面テープが剥がれるのではないか?

・窓ガラスとの間に数ミリの空間ができて、虫の住処などにならないか?

という不安が生じてきました。

 

結局、上のようにサッシに貼り、段差に沿わせてガラスにも密着させて貼り、と二重固定することになり、両面テープの消費量が倍くらいになりました。(あと、端だけ縦に数カ所固定した)

多少手間ではありますが、ガラス側かサッシ側、どちらかのテープが将来的に劣化して取れてしまったとしても片方残る、というメリットもあるのでこれで良いのでは?という判断になりました。

(逆に強固にテープが固定されてしまった場合、倍になるので外すのが大変になるけど・・・「再剥離可能」と称する日東を信じましょう)

 

取り付け現場(屋内側)

内側はこんな感じになります。

裏側は発泡ポリエチレン構造になっている

青っぽいですが、光漏れです。

このアルミシート、非常に薄いので真っ暗にはならず、光が漏れてきます。

実は元々、遮光用にと思って買ったのですが、単体での遮光力はあまり高くありませんでガッカリしていたところ。

まさかアルミなのにここまで薄く、ここまで光を通すとは思っても見ませんでした。(真っ暗じゃなく薄明かりが欲しい、というニーズには適しているかもしれない)

 

ただ、光は通しても熱はかなり遮蔽してくれます。元々この写真の場所は昼頃から夕方にかけて、おそろしい暑さにクラクラする感じだったのが、だいぶ過ごしやすくなっています(ざっくり感覚ですが、40度が32度くらいに下がるイメージ)。

 

以前のガラス用フィルムと異なり、測るまでもなく明らかに遮熱できていることが実感できます。

 

 

大事なのは窓の外側、サッシも含めて覆うこと

アルミシート取付の注意点としては、できればサッシも含めて覆うことです。

というのも、アルミサッシの温度がスゴいことになっているからです。

熱を吸収するのか茶色のアルミサッシが爆熱

南西の夕方、直射日光が注いでいるという悪条件の場所とはいえ、まさかの60度超えです。

ここ、実際に手で触ってみたところヤケドしそうなレベルで熱く、一瞬で手を離しました。60度超えという数値は、温度計の誤作動じゃないと思います。

 

作業的にはガラスだけに貼るほうが楽だし、将来的な取り外しも楽そうで良いのですが、こういう数字を見てしまうと、やはりサッシ部分も覆っておきたいところです。(むしろ、サッシだけでもこういうシートで覆っておいたほうがいいんじゃね?って感じがする)

以前貼った窓ガラス用のフィルムも、アルミサッシまでは覆えませんから、そこもアドバンテージがあります。

 

問題点は柔軟性のなさと寿命の短さ

当たり前ですが、窓を覆ってしまうと景色が見えなくなります。加えて、光が漏れるとはいってもだいぶ暗くなり、ライトなしで本を読むのは難しいレベルです。

また今回のようにテープで固定してしまった場合、採光したいと思っても無理、ということになってしまいます。(両面テープではなく、マジックテープ等で固定すれば取り外しできるけど、シートよりマジックテープのほうが高くなりそう・・・)

 

脱着を希望するなら、固定方法のアイディアとして、こういうものを窓枠の上下に取り付けて、アルミシートの端を挟み込んで装着、取り外し、交換できるようにする、というのもアリかなと思います。(ガラスとの密着はできなくなりますが)

 

家の中で試しに挟んでみたところ、なんとか装着はできそうでした。

アルミシートに格子模様が入っているのでまっすぐ装着しやすそうだけど・・・

ただ、もともとこのモールは隙間に何かを挟むために設計されたものではないので、この厚み1mmほどあるアルミシートをキレイに挟み込むのは結構骨が折れそうです。

 

それから、屋外側に設置したことで、どれくらい紫外線や風雨に耐えて日持ちするか、定かではありません。

どうせ紫外線で劣化するだろう、という見込みの元で屋外側に貼り付けましたが、少しでも寿命を延ばしたければ屋内側に設置するのもアリかもしれません(少なくとも風雨は防げるので。サッシ部だけは屋内では意味がないので、そこだけ屋外にするって感じかな・・・)

まぁこのように色々工夫していくと設置の手間が増えていくってのもあるので、今回はテープでのべた貼りになったわけです。

 

そうそう、もろにアルミのテカテカした見た目なので、屋外からの視線を気にするなら、戸建や低層階の場合はやりづらいってのもあるかもしれませんね。

 

なお、今のところ、、、といってもまだ設置一ヶ月ですが、その段階ではテープの剥がれ、アルミの劣化などは見られていません。

自分の見立てとしては「2年(夏2回、冬2回)持てばいいかな・・・」と思っていますが、果たして・・・

(上の写真はFIX窓ですが、可動窓に貼り付けて開け閉めをした場合は物理的な意味でも劣化が進みそう)

 

メリットは手軽さと低コスト、そして高い効果

効果の高いDIY断熱は他にもあるのですが、材料の入手性が極めて高く、作業の手間が少なく、ハッキリわかるレベルで効果があるのがこの方法のよいところです。

両面テープでの取付はかなり乱暴な方法だとは思いますが、特別な道具も技術もほとんど不要で、コストも安いんですよね。シートは今のところ1枚100円で販売されており、サイズも大きい。むしろ両面テープのほうが割高なのでは?ってくらいです。

 

これをやったからといってエアコンの電気代が数千円安くなる、というところまではいかないと思いますが、うちのように

「暑いけど、なんか西日のキツさは気温だけじゃない(肌を刺すような照射な)気がする」

みたいなヒトにはオススメです。(紫外線対策とか)