ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

タルトを作ったけど、とっても面倒だった件(しかし味は良き)

端が崩れているけど味は良い



以前からスーパーなどで販売されているスイーツのタルト生地について、その土台のヘニョヘニョぶりに苦言を呈してきたところ。

 

たとえばこれとか。

2020free.com

 

いやね、わかってはいるんですよ。

時間経過とともに湿気でタルト生地がヘニョっとしてしまうことは、しかたないって。(かといってサクサク感を維持するために乾燥剤を入れるとたぶん乗ってる中身=フィリングからも水分が抜けてしまうので、クッキー系のタルト以外はそれも使えない)

だから、製造業者が悪いわけではなくて「そもそも、数日前に製造されたタルトをスーパーで買うのが間違っている」わけです。

 

じゃあどうすればいいの? というと、洋菓子店でその日つくられたものを買うか、自分でつくるしかなさそうです。

 

というわけで、今回は久しぶりにタルトを作ってみたという話です。

 

 

いや面倒くさい、面倒くさい

余談ですが、現代人は面倒くさいと言いすぎ。

面倒くさいと言って面倒なことを他人にやってもらうとゼニカネが必要になるし、思った通りにならないことが多いので、自分は面倒くさいとは言わないようにしています。

(よくゼニカネ不足が問題になるのは、面倒くさいなどと言って自分でやれることをやらない/できるように努力しないからなんじゃね? そのうち息するのも面倒くさくなるんじゃね? ・・・などと毒づいてみる・・・)

 

・・・というか、何事も好奇心や関心をもってやれば面倒くさいってことはなくなると思うんですけどねぇ。

(興味関心を持つこと自体にそれなりの能力が必要なんだ、と言われてしまうともう何も言えませんが・・・それこそ「ハイ小学校からやり直し」としか言えない←何も言えないと言いつつ、毒づく・・・)

 

しかし、そんな「面倒くさい」などと言うのが好きじゃないっていうタイプの自分でも面倒だなぁと感じてしまったのが今回のタルトづくりです。

正直、近所にまともな洋菓子屋さんがあれば、買った方がいいかもですね(苦笑

 

レシピ本「パティスリー:オーブンミトン」

こちらに掲載されていたレシピを使います。

 

ある程度は指示を守りつつ、一部は(怒られそうですが)適当で。

クリームチーズタルト

ちなみにこの方はいくつもレシピ本を出していますが、この本はかなり初期のもので家庭で再現するには結構手間なレシピが多い印象です。(後に出る本のほうが、家庭向けに配慮されている気がする)

 

 

タルトの土台をから焼きする

まず、土台のから焼き。

捏ねた生地を一晩寝かす、というのがまず面倒くさい。流れで一気呵成に作れんのかーぃ!と。

しかし、しかし、焼く前の生地をどうするかは大事なことなので素直に従って、粛々とやります。

他にもクッキーとか、一晩寝かすレシピは結構あるしね・・・

 

翌日、バターを塗ったカタに生地を敷いて、ホイルでフタをして、その上に重しを乗せます。

とりあえず生地に合わせて2台+余りを小型のカタに

生地はいつもどおり卵の重量にあわせて(比率を変えずに)製造したらかなり適当な量になったので、結果カタが2.5個くらいになりました。

 

※割った卵の重量にあわせて、他の材料を用意する。例えばレシピが卵50gで砂糖100gだとすれば、実際の卵を割ったとき58gなら砂糖を116gにするといった具合にリアルタイムに計算します(ボケ防止)

※ホイルがガタガタに見えるのは、ほかの作業で余った端材を捨てないで取っておいて、それらを組み合わせて乗せているから

 

タルトストーン(アルミの小石)を持っていないので、焼き芋用の石を使いました。

足りない分はそこらにあったクリップで対応。重くて燃えないものならなんでもいいでしょう。一回り小さいカタを載せるとか、底の平らな陶器の食器とか?

 

石は洗ってあるけど、クリップは洗ってないのでやや不安ですが・・・まぁ200度とかの高温で焼くので、多少の雑菌があっても死滅するかなと(意識低い系)

 

で、イイ感じに焼き上がり。

ピケった(チーズ用)のとしてないの(チョコ用)

レシピだと180度30分とありましたが、やや焼きが弱い感じがしたので3分追加、それでもな~んかまだ足りない感じがしてさらに5分追加しました。

その結果、小さいカタはかなり色付きが強くなり、焼きすぎ感が・・・。小さいのだけ先に取り出せば良かった・・・

 

自分は柔らかしっとりよりクッキーのような固めの生地が好きなので、いつも焼成は多めにしてしまうのですが、今回はちょっとやりすぎたかも。

実際、フィリングを投入後にもう一回焼くわけで、この段階では控えめのほうがよかったのかもしれません。

(このあたりは自分のオーブンのパワーやクセにあわせて加減する必要があるのでなんともいえない・・・。ちなみにうちのは今はなきSANYO EMO-1000Sです)

 

フィリングはチーズとチョコ+α

今回は手元に年末セールで買ったクリームチーズ(200g199円)と、チョコタルトの2種を製造。

(なんかやたらクッキー生地とチョコレートの組み合わせが食べたくなったので・・・)

 

上のレシピ本に両方載ってますが、焼成の時間が違うんですよね。チーズは150度15分、チョコは160度20分とかそんな感じ(土台のほうもサイズによって焼成時間が違うけど・・・)

左チーズ、右チョコ

チョコのほうはなんか同じ味だとチャーハン問題が起きて飽きそうだったので味変を仕込みました。

大きい方の半分にアーモンドをクラッシュしたものを、小さいほうにはそこらにあったバタピーを適当にぶち込み。(意識低い系)

 

かなり適当ですが、でもこれ、その場の思いつきではなく計画していたとおりで、一応フープロでちゃんと砕いておいたものです・・・

素焼きアーモンドをフープロで砕く

 

それにしてもクリームチーズって本当に粒子が粗くて、漉しても漉しても残ってしまうんですよね。扱いが難しい・・・(だいたいのレシピで漉すように指示があるので、こういう特性の素材なんだろうって気はするけど・・・)

ひたすらがんばって漉したが、これくらいは残ってしまう(安物だから?)

 

焼き上がったらケーキクーラー(の代替のコンロの「ごとく」)の上で冷まします。

ケーキクーラーなんて要らんかったんや!
(なお後ろにあるのは割れてしまった湯飲み・・・今回の作業とは関係ありません)

 

チョコのほうはイメージ通りですが、チーズのほうはユルい感じの焼き上がりです。

表面は固まってますが、なんだろう、牛乳をあたためたときに表面に膜ができる、あれに似たような感じで、締まりのない固まりかたになっています。

チーズは焼きがユルい

自分の好みだともっとしっかり火が通って硬くなった(水分が少ない)フィリングなのですが、本のニュアンスだとこのレシピはこういう感じの仕上がりでいいみたいなので、今回は追い焼きはしないでこのまま冷まします。(「くれぐれも焼きすぎないように」という注意書きがある)

 

カタから抜けない! 敷紙をすべきだった!

今回一つ失敗だったのがこれ。カタが底抜けしないタイプだったこともあって、取り出すのに苦労しました。

中央に見える竹串で隙間をつくっていく

左のチーズタルトのほうは、厚手のカタだったこともあってあまり曲がらず、このように外周に何カ所か竹串を刺して隙間をつくってから取り外しました。

チョコのほうはエンボス付きのカイザーカタ(薄い)だったので取り出しやすかったのですが。

 

全面は不要でも、十字状にでも敷紙をしておけばよかったです(敷紙の端をベロみたいに出しておいて、そこを引っ張ってカタから取り出すイメージ)

 

クリームチーズタルトを保存、食す・・・満足度は高い!!

チーズ生地は、、、なんか半生状態ですね。冷やし固めても、このように表面の生地がビニールに付着してしまうくらいにはユルいです。

保存用のビニル袋に表面のチーズが付着する

 

実際にカットしてみると・・・

断面から、半生っぽい様子がわかる

このように、内側はややトロっとした状態になっています。

レシピ本の作例にある断面写真がよくわからないので確証はありませんが、これはこういう造りなのかなって気がします。(「中がやわらかいので」という説明がある)

 

一方、チョコレートはどうかというと・・・

適当にそこらのナイフでカットしたのでフチが崩れた・・・

しっかり固まっていて、イイ感じです。

こっちは、中の水分が飛ぶほどではないものの、それなりに火が通って水気が少ない感じに仕上がっていました。

適当に入れたアーモンドもチョコレートのとの相性は非常によいため、味変効果も抜群です。

 

いずれも素材配合、作業はレシピ通りなので風味は非常に良く、満足度は高かったです。

 

自作でサクサクのタルト生地を堪能~だが量大杉! 何日持つの??

冒頭で書いたとおり、タルトの魅力は土台(生地)のサクッとした触感(歯ごたえ)と、中身(フィリング)との対比というか、違う食感の組み合わせだと思います。

自作してすぐに食すことで土台がサクサク状態で食すことができ、その魅力をあまさず堪能することができます。

 

ところで、今回は製作効率の都合から一気に3つも作ってしまったわけですが・・・ソロもんなのでひとりで全部自分で食べることになり、、、糖尿病になりそう・・・

 

そんなわけで、一気に全部食べるわけにもいかず、数日にわけていだたくことになりました。

 

実際、どのくらいまで生地(土台)がヘナッとせずにサクサクだったかというと

・チョコレートタルトのほうは4日目以降もサクサクしていた(6日目には食べきった)

・チーズタルトは3日目あたりで急激に湿気って柔らかくなっていた

という感じで、明確に違いが出ました。(真冬に冷蔵庫保管)

 

上で見たとおり、チーズのほうはかなりしっとりしてトロッとした焼き上がりだったのに対して、チョコレートのほうはソコソコ固めに仕上がっていた(水分が少なかった)という違いがあります。

 

その後も両者同じ環境での保存だったので、おそらく

・タルト生地(土台)は周囲の(空気中の)水分を吸って湿気るのではなく、主に中身(フィリング)の水分を吸って湿気る

のだと思われます。

 

スーパーのタルト生地の食感が良く(美味しく)なるといいのにな~

そうだとすると、

・市販のタルトは製造から日数がたつことで湿気ってしっとりしてしまう

という想定は、環境によるものではなく

・フィリングが水っぽいヤツか、クッキー系のカタいヤツか?

によって違うのかもしれません。

 

となると、市販品でもタルト生地をサクサクのまま口まで運ぶことができるかもしれません。

たとえば、コンビニのおむすびの海苔のように、製造~販売までは中身の水分が移るのを防止しつつ、食べるときはワンタッチで一体化できる、みたいなギミックがあればいいわけです。

(ただ、自分の経験上、スーパーのやつは中身の水分が少ないやつでもタルト生地がヘナってた気がするので、こうした単純な話ではない=土台の作り方が違う、のかもしれません・・・。市販品の土台はコストダウンのためか、やたら薄っすいですし・・・)

 

 

今回冒頭から愚痴ってみたとおり、タルトは最低限のものをつくるだけでもかなり面倒くさいです。

(決して段取りが多いわけでもないのだけど、技術的に高度なことをせず、最低限のものをつくるだけでやたら手間がかかる、という意味)

 

なので、できれば手軽に買えるスーパーのタルトがもう少しタルトらしくなってくれるとありがたいのですが・・・