前回はプチプチシートで窓の断熱を試みたものの、ほとんど効果がなかったんじゃね? みたいな残念なお話でした。
実はアレ以外にもプチプチでの試作はいくつかしていたので、そのあたりをまとめておこうかと思ったのですが、その前にだいぶマシな(自分の中での)後継機であるスタイロパネルについて書いておきます。
スタイロパネル(2千円/個くらい)
こういうのを作りました。

これは40mm厚のスタイロフォームに養生パネル、アルミシートを貼り込んだものです。
養生パネルはスタイロ(貧弱な割に結構いい値段する)を物理的に保護するために取り付けます。
こんなやつですね。
※Amazonでいくつか見てみたのですが、かなり評判が悪いみたいなのでリンクは避けておきます(配送中の傷や汚れ、痛みなどがみられるとの評価。ただ、そもそも養生用のモノなので脆弱だし、梱包などなくむき出しなので傷汚れがあるのはやむを得ないかと。これを他人にキレイな状態で運んでもらう、というのは難しいと思う。自分は近所のホームセンターで購入し、軽トラを借りて持ち帰りましたが、それなりに丁寧に扱ってもやはり端部に折れなどが生じました。どうしてもピカピカの状態で入手したい場合は、自分で段ボールなどを持参して角を保護して持ち帰る、といった工夫が必要です。店頭では大量積みしてあるので、その時点では痛みも少なくキレイです)

通常、スタイロは人の手の触れないところ(床下など)に施工することが多いのでこうした配慮がされることはないのですが、今回は取り外し式で結構動かすので、まるっと覆いました。
また、スタイロは紫外線にも弱いようなので、紫外線対策の役割もあります。
まぁ養生パネル自体もポリプロピレン製で紫外線には弱いのですが・・・
一つ上のグレードで「プラダン」というのもあるので、それでもよかったのですが・・・。単純に価格で、ウチの近所だと1枚800円くらいしたんですよね・・・。素材が紫外線に強ければ価値あると思うのですが、同じポリプロピレンなら単価1/5くらいの養生パネルでいいや・・・と。
さて、上の完成したパネルですが、中身はこんな感じで、スタイロパネルを乳白色の養生パネルで覆い、両面テープで固定したものです。(コレは中身も白っぽく見えますが、カネカの同等品カネライトで、別の場所で使ったものです)

上の写真の丸いヤツは、エアコン(配管保護)用のビニールテープです。端部や隙間などを覆う、というか固定するのに使用。エアコン用を使ったのは、おそらく通常のテープより紫外線に強いものになっているだろう、という判断です。
ここに輻射熱対策のアルミシートを回しかけて、同じくテープで固定します。
スタイロフォームを断熱に使うといっても、熱の伝わりを遅らせる(遅らせて稼いだ時間で拡散させる?)だけなのでガンガンに熱を与え続ければ、熱は伝わってしまいます。
そこで、そもそもの熱(赤外線、輻射熱)を減らす(跳ね返す)ために、アルミシートは必須と。こちらも紫外線対策にもなります。
ちゃんとした窓掛け用のアルミシートは結構いい値段しますね。
今回は素材として使うので、家にあった薄いアルミシートを使いました(買ったのが昔過ぎて型番等は不明)。
ざっくりスタイロが1500円、養生パネルが200円、アルミシートが300円といった感じでしょうか。スタイロを20mmとか薄手のものにすれば価格はだいぶ抑えられます。
(とはいえ、30mmくらいまでならいいけど20mmまで薄くすると強度がかなり不安なレベルまで落ちると思う)
この辺の製作記みたいなのはそのうちまた書きたいと思います。。。。
スタイロパネルの効果のほどは?
前回のプチプチと同様にサーマルカメラで確認してみます。
この日は
・ベランダの温度計36℃
・この室内の温度計33℃弱
って感じの環境でしたが・・・こんな感じになりました。

うーん、窓熱すぎますね。最高で39.8度って・・・
まぁアルミの温度って異常に高くなるから、屋外の気温が36℃なら、このサッシ部の屋内側がこの温度でもしかたないかなってレベルなんですが・・・
このときに見たアルミサッシの屋外側温度なんて60℃超えてましたからね。
続いて、今回のスタイロパネルをはめ込んだときの状態です。

どこで判断したらいいのかよくわからないので、とりあえずR1/R2のAvgで見ると
・なし37.9℃->スタイロあり35.5℃
という感じで2.4℃ほど低下していることがわかります。
色の分布で判断するなら、スタイロパネルありの窓部分が青や緑の色なのに対して、それ以外の部分(壁の部分)のほうが温度が高くなってしまっています(赤や黄色の部分)
カーテンに対する所感と、組み合わせの効果
プチプチの時と同様、カーテンを閉めてみたところ・・・

ほぼ変化なしですね。
気持ち、全体的に下がっているようにも見えますが、プチプチのときのような大きな違いは感じません。
スタイロパネル単体でじゅうぶん窓の断熱ができている、それ以上は下げようがない、といえそうです。(室内の気温33℃弱)
これらの数値の変化は、肌感覚にも近いです。実際、手を当ててみてもスタイロパネルの表面はほとんど熱を感じないので、計測結果は妥当なんじゃないかと思います。(ほんのり暖かいかも?程度の感じはある)
この状態であれば、場合によってはカーテンを撤去してもいいかもしれません。
カーテンにはカーテンの価値がある?
などと思ったのですが、、、
よく見ると窓以外の部分はカーテンの効果ありそうなんですよね。
たとえば窓の上の赤い色の部分なんか、カーテンをすることで緑に近づいている、みたいな変化は感じられます(数値で言うとR1のMAXがスタイロ37.8℃->スタイロ+カーテン36.9℃と少し下がっている)。
確かに今回のスタイロパネル、窓の遮熱、断熱にはそれなりに効果あったのだと思いますが、それ以外の部分にはまったく影響ないですからね。そのあたりをカバーできるカーテンというのは汎用性が高く、優秀なのか・・・と。
(あれ? もしかしたら、窓のない部分もカーテンでカバーする、みたいな設計って装飾的な意味合いだけでなく、熱対策としてもアリ?)
まぁ、何にしてもDIYで断熱するのって結構手間だし、たいへんだと感じました。
いっそ、ハウスinハウスみたいな感じの、スタイロフォームで覆われたテントみたいなのを作ってしまえばいいのかもしれない・・・(窒息しそうなので潜水マスクみたいなので呼吸する???)
