ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

石と廃材でひとりぶんの焼き芋をつくる その1(失敗)

かなり昔に買った石焼き芋の石

 

先日、サツマイモをいただいたので、手持ちの石とそこらに転がっている廃材を利用して石焼き芋をつくれないかと試行錯誤してみました。

 

実は過去にいくつか試したものの、全部うまくいっていません。(ここには書いていませんが)

 

ざっくり書くとこんな感じ。

 

・グリルで石焼き

 ->固くなり、美味しくなかった(温度が高くなりすぎ?)

・圧力鍋で加圧

 ->柔らかくなるが、水分が多いため煮物のように・・・

・土鍋に石と一緒に入れて焼く

 ->必要時間がわからず、うまく加熱できなかった(未加熱っぽい)

 

焼き芋屋さんとか、お店の焼き芋機でつくったようには、なかなかうまくできませんでした。

モロモロの先人たちの研究で70℃~80℃くらいで加熱すると甘くなる、みたいな情報は手に入るのですが、そういう原理はわかってもそれを上手く実現するノウハウみたいなものがないんですよね(芋のサイズや状態は個々に違うので、それらにフィットするような加減もある?)

 

そんなわけで、家電or雑貨屋で販売されている3千円くらいの石焼き芋メーカーを横目で見つつ、焼き芋は店で買った方がいいんじゃないか? という結論に至っていました。

(焼き芋メーカーは買ってみたいけど、なにしろ他に一切の使い道のない「焼き芋を作るだけの専用器具」に、それなりのコストと保管場所を確保するのは難しいな、と・・・)

 

店にもよりますが、スーパーに行くと焼き芋って200円くらいで買えたりするんですよね・・・(ヨーカドー系は高くて300円くらいするが)

 

今回はそんな失敗経験から少し時期が過ぎ、住宅の断熱作業とその廃材にヒントを得て、低コスト/低エネルギー消費で石焼き芋を作れないか試してみた次第。

 

考え方

あちこちの焼き芋作りサイトを見ていると皆いろいろな方法で美味しい焼き芋を作っていてうらやましいのですが、残念ながら自分のように一人で、そんなに食べられないから一つでいいや、しかも省エネで作りたい、みたいなタイプの作例?がありませんでした。

2時間オーブンで焼くとか、6時間加熱し続けるとか・・・エネルギー投入しすぎじゃね?という感覚。

 

というわけで、焼き芋1個を省エネで作りたい、というのが基本的な考え方。

 

その結果イメージとしては

・石焼き芋の石を熱々に熱して、温度が下がらないように断熱材で閉じ込めたら、エネルギーの無駄なく焼き芋ができるんじゃね?

という考え(妄想)に至りました。

 

子供の頃は落ち葉とかを集めて道路の端でモクモクと燃やし、0円で美味な焼き芋を作っていた記憶があるのですが、いまどき市街地でそれをやると怒られそうなんですよね・・・世知辛い。

 

まぁこれに限らず、ひとりぶんの料理ってエネルギーの無駄が多いんですよね。わかっています。わかっているけど、一人しかいないんだもん、しょうないじゃん!

 

今回使ったもの

こんな感じ。

端材廃材大集合(右下の丸穴のあいた段ボールは今回使わなかった)

 

・発泡スチロールの箱

 アイスの箱を捨てないで取ってありました。フタがピッチリしまるので断熱には最適です。

 これは結構邪魔ですぐに捨ててしまう人も多いようですが、スーパーにアイスを買いに行くときに持っていったり、荷物発送の際にカットしてクッションとして使うといった活用法があります。

 

・アルミシート

 適当に余った廃材です。捨てるのももったいないなと思ってとってあったのですが、本当に他に使い道がなくて、いよいよ捨てるしかないか? とモヤモヤしていたところに役割が見つかり、今回は渡りに船という感じでした。

 

・石

 上の写真にはありませんが、石焼き芋の石です。

 うちのはこれです。数百円レベルです。

なければ、そこらの誰の土地でもないところから拾ってくればいいのではないでしょうか(0円ハウス的な・・・)

 

ちなみにこのキャプテンスタッグの石焼き芋用の石は中国製です。

テカって見えないがmadeinchina

日本sugoi!な感じでいくと、そこらで拾った石の方が美味しく焼ける、、、かもしれません。

(ただ、この天然石のように丸くなっていて、食材にキズをつけることが少なそうな石をセレクトするのは骨が折れそうですが)

 

・段ボール

熱した石が直接発泡スチロールに接触すると溶ける可能性があるので、その回避のため使います。

 

その他両面テープとかカッターとか。

 

 

二重の箱を作る

発泡スチロール箱の内側に、アルミを貼ります。

両面テープで貼り込み

アルミは輻射熱を反射するので、内側に熱源があると外に逃げにくくなります。二重三重になってもいいので、隙間が少なくなるように(多少)気をつけました。

今回は廃材のアルミを使いましたが、なければアルミホイルとか100均のやつでもいいんじゃないかと。

ただ、あんまり薄いヤツは隙間だらけだったりします・・・

 

なお、今回使った発泡スチロールは千本松牧場のミレピーニというアイスのギフト箱でサイズはこんな感じ。

内径で23x17cmほどのサイズ

関係ないですが、千本松牧場のアイスは本当に美味しいのでオススメです。

昨今の値上がりで仕入がかなり厳しいのか、最近はカタログギフトのリストから落ちてしまっていて、自分はなかなか手に入らない状況ですが・・・(この発泡スチロール箱は数年前のもの)

 

 

続いて内側の箱を段ボールで作ります。というか探します。

自分の記憶の中では、湯飲みが入っていた桐箱、みたいなやつが良さそうだったのですが、探したところあいにく以前別の作業で解体、利用、廃棄してしまったんですよね。

ここに150℃くらいの石が直接触れるので、それが溶けなければ何でもいいんじゃないかと。

 

ただ、サイズが小さすぎて芋が入らないと話にならないし、大きすぎると今度は発泡スチロール箱に収納できません。隙間が大きいと、中に入れた石が落ちてしまいます。

家の中から適当なサイズのものを探すのに手間取りました。

芋のサイズにフィットした廃棄予定の箱

結果、ちょうどあったのがマキタ互換バッテリーの箱で、それを使いました。

 

なお、重い石をゴロゴロ入れるのには強度に不安を感じるので、内側に厚めの段ボールで貼り込みをしました。

矢印のが補強用の内張

 

余熱と準備

続いて実際の焼き芋づくりに入ります。

まず、コンロのグリル部分に石を入れて加熱。庫内はたぶん200℃超えてくるので、石は数分で150℃くらいまではあがります。

石は160度くらいまであがる・・・

温度が上がっていることが確認できたら、一度かきまぜてまた数分。

 

石を加熱しているあいだ、グリル排気口から出る余熱で芋を加熱しておきました。

グリル内に入れたらいいんじゃない?って感じもするのですが、確か以前どこかで高温で熱し過ぎると固くなって二度と元に戻らない、みたいな説明を見たような・・・(うろ覚え)、ということで軽く熱する程度にとどめました。

 

熱した石を発泡スチロール内に芋と一緒に入れて加熱する

熱した石を半分くらい段ボールにいれ、焼き芋本体を入れ,またその上から石を入れていきます。芋はアルミホイルでくるんでおきます。

全体を覆うには石が足りない

・・・んんん、、、チと石がたりませんね。

実は半分くらいで十分かと思ってあまり加熱しなかったのですが・・・やはり3kg全部やったほうがよかったみたいです。

お店のように石を下から加熱し続ける、みたいな構造だったらいいのですが、今回は完全に火力ゼロにして保温するスタイルなので、できるだけ蓄熱量が多いほうがいいです。

とりあえず、、、あいたスペースに試しに卵を入れて、残った隙間には新聞紙を詰め込みました。

 

一度フタをして発泡スチロールに入れて温度が下がりにくいようにします。

この段ボール箱内に芋と石が入っている

残った石を追加で加熱。温度があがったら、その石を追加投入しました。

 

投入30分後の内部温度は70度強。

センサー部を内部に入れた温度計

これは発泡スチロール内の空気の温度なので、石はもっと高温だし、中はかなりミチミチの状態なので、おそらく焼き芋は70度~くらいになっていて、イイ感じの加熱状態にあるはずです。

 

 

甘くはなったけど、硬さも残っていた

というわけで、箱の中で3時間ほど放置し、石によるパッシブな加熱を行いました。

 

外から串を刺してみると多少の抵抗は感じるもののスッと入っていき、中まで火は通っているようなので、ホイルを開いていただくことに。

もともと、洗った後に水分を拭き取ってからアルミホイルに包んだ

 

なんか、結構蜜のようなものが出ていて、これは期待できそう!

 

 

・・・と勇んで折ってみたところ・・・

 

アーッッ!!??

色はいいが太い部分(左側)は加熱が足りないのか中が白っぽい

ど、どうなんだこれ・・・? 

 

見た目の時点でもう、店で売ってるヤツとは違う感じがする・・・

 

なんか元の芋の繊維が残っているような・・・折ってみた感触も実は少し固め。

 

見た目の色はいいんですけどねぇ。

 

 

さっそくこの状態で実食してみたのですが、やはり全体的にカタい仕上がりになっていました。

 

外周部はじゅうぶん柔らかく、甘みもかなり強いのですが、中央部がかなりカタい状態。

生みたいに(食べられないほど)カタい! ってわけじゃないのですが、かなり歯ごたえが強い状態です。

 

外周部は柔らかさで繊維質を感じなかったのですが、内部は内部で別の理由(カチカチすぎる)で繊維質を感じませんでした。

 

蜜みたいになっている店の焼き芋でもスジというか、繊維っぽいのが残っていることはよくあるので、繊維質と甘さは関係ないのかもしれないですが・・・

 

 

「断熱で石焼き芋」作戦は失敗!!

 

今回のを正直にひとことで言うと、

 

美味しくない!!

 

です。

 

ジャガイモ的なホクホク感もないし、蜜イモのような甘~いトロトロ感もありません。

 

これでは「次回もまたこれで作ってみよう」とはまったく思えない。。。

 

無念ですが、どう考えても失敗です。

 

うーん、何が悪いんだ~

 

 

失敗原因の推測

一般論として、

・焼き芋は低温で長時間加熱すべし

ということだったので、自分のイメージとしては

・70℃~80℃くらいを目安に、2~3時間程度

という感じで加熱してみたつもりです。

 

ただ、これでは圧倒的に熱量が足りないのかもしれない・・・。

なにぶん、他の人が「オーブンで160度120分」とか言っているところ、「石をグリルで10分熱しただけ」の圧倒的な省エネモードですからねぇ。

 

まぁ今回のをスタート地点として、もう少し試していきたいな、という感じです。

 

たぶん、その2に続きます。。。(しばらく時間があくかと思いますが)。

 

 

 

ちなみに今回入れたゆで卵のうち一つはこのとおり、火が通っておりしっかり茹でられておりました。

色のついたところは石が直接当たって焦げたのかな?

ただ、2個目の卵は半熟のままでした。(写真なし)

ということは、段ボール内部の温度は思ったよりも均一ではなく、ムラがあるってことなのかな・・・