【これまでのお話】
DIYリフォームがしたくて築20年以上の中古マンションを購入。あれこれ自分のペースでやっています。
ここでは自分でやった作業のうち、メモ的に残しておこうと思ったものを適当に書いています。
今回は閑話休題的に軽い話で、洗面所収納・・・いわゆる「洗面化粧台」「ドレッサー」などと言われているものの棚板づくりです。
棚板が足りない、どこにあるのか・・・?
中古住宅あるあるかもしれませんが、据付収納の棚板が足りませんでした。
具体的には洗面所の棚収納の小さな板が足りない・・・他はあるのにココだけが足りない・・・それも「1コ足りない」とかじゃなくて「1コしかない」という状態で、スペースがほぼ活用できない・・・

何か長いモップみたいなものでも置いてたのかなぁ・・・??
いっそこの収納まるごと撤去しようか?とも思ったのですが、なにぶん天井から床までビッチリ据え付けられているため、撤去する場合は天井の壁紙、フロア材の両方を交換または追加する必要がありそう。
というわけで、そのまま使うことにして、とりあえず簡単にできる作業としてこの棚板の(劣化)コピーを作ってお茶を濁すことにしました。
既存の棚板サイズはこのくらいです。小さいですね。もともと化粧品とか、小さなものを入れるスペースってことなんでしょう。

メラミン板の廃材と、アクリルの端材を適当にカットする
当初はダイソーで桐板を買ってきてカットすれば・・・と思っていたのですが、最寄りのダイソーに適したサイズのものがなく、遠くの店舗まで行くのが面倒なので、家にあった廃材をカットして加工しました。(遠くといっても3km程度ですが・・・)

まず、薄いメラミン板をカットします。
これはクズ板をノリでかためたモノに、表面にメラミンを貼って表面材として仕上げたモノです。以前家具かなにかを分解廃棄したときに「何かの下敷きにできるかも・・・」と思って残しておいたものです。
薄いため本来は今回のような土台として使うものではありません(薄すぎて強度がない)。ただ、加工が楽なのと、他のと組み合わせればなんとかなりそうなのと、ちょうど目の前にイイ感じのサイズのがあったので・・・(要するに適当)
裏の端に余計な板がついていたので取り外します・・・
最初はヒートガンで糊をあたためて取り外せるのでは?と思ってやってみたのですが、んかうまく取れません。

しかたないので無理矢理取り外し・・・「あっ」・・・という感じで端部が折れてしまったのですが、端の部分は廃棄して真ん中を上の既存棚板サイズにカットアウトします(写真省略)
カットアウトしたものがこれです。

あまりに適当過ぎて端がガタガタしていますねぇ。今回は棚板さえできればなんでもいい、というスタンスなので・・・
下の黒いのはアクリル板です。こちらは他の作業で余った端材で、廃材ではないのですが使い道がありませんでした。
こちらもカッターで切れ目をいれて、折り割っていきます。なかなか割れず、両側から同じ位置に切れ目を入れてなんとか割りました。
ただ、割り折ったところの端部が結構凸凹してしまった(キレイに折れなかった)のでヤスリで平らにしました。
今回使ったアクリル板の2mmという厚みは、加工が楽な薄さでもなく、強度の確保できる厚みでもなく、正直ちょっと微妙・・・
まぁ家にあった残り物の再利用なのでしかたありません。
というわけで、今回はこの両者を重ねて強度をもたせ、棚板にしたいと思います。
(メラミン板+アクリル板)x3セットができあがる
というわけで合計6枚切り出しました。
重ねてみると・・・

サイズがバラバラ
端がガッタガタですね。ひどい・・・
ただまぁ、今回はこだわりはなくて機能優先なので、片側だけ合わせて手前側とし、もう一方のガタガタ面は奥側に回すことで見た目の悪さをごまかします。
現地で仮設置してみると、サイズはピッタリで大丈夫そうです。

ただ、アクリル板のほうが白ではなく黒だったため、色がパンダになってしまってますね。
どうでもいいっていえばそうなのですが・・・補強の意味も含めて、これまた端材のクロス(壁紙)があるのでそれで覆います。
こうしてあらためて見ると、廃材だけあってメラミン化粧板の表面も結構凸凹が目立つんですよね。

化粧板とアクリル板の接着は両面テープを使いました。

それなりに上にモノが乗る(荷重がかかる)のでここはみっちり密着してなくてもいいかなと、適当固定です。
クロスも同様に端を両面テープで固定し、はみ出た部分をカッターで切りました。
とりあえずこんな感じで完成です。

正直、表面は凸凹のある壁紙ではなくてツルッとしたビニールシートのほうがよかったかもしれません(ダイノックシートみたいなヤツ。あいにく手持ちがなかったので・・・)
取り付けるとこんなふう。

元のアクリル化粧板の厚い板に比べると強度がおちる感じですが、横幅もなく全体スペースも狭いため元々そんなに重いものは乗せられない、という環境なので実用上は問題なしです。
棚ダボの受け部分に座繰り(窪み)をつけるほどの厚みがないため「ただダボの上に板が乗っているだけ」の状態になりましたが、壁紙を貼ったことで摩擦が強くなり前後にスルスル動いたりはしない、という状態になっています。
(もっともここの棚板、水平に動いて手前に出てきてしまうことはないんですけどね。というのも、開閉角度が限られている扉に端がぶつかってしまうので・・・)
これでヨシとしましょう。
無駄を減らす快楽のために投入する時間は消費的でありながら生産的でもある
というわけで、今回は
・家にあった要らないものを自分の手で加工するだけで、自分の必要なものを作り出す
という大変気持ちの良い体験ができて満足です。
ついでにいうと、これで新しい板を買いに行く手間も、廃材を捨てに行く手間も両方省けています。家から出たくないヒッキー性向の身としては喜ばしいことこの上なし。