ふれふり!

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引ソロ家探し(その89 DIY日記 WIC5 復旧作業3 壁紙貼り)

家探しの話の続き。

 

「不要なウォークインクローゼットを倉庫にしよう」って話で、壁の中を見たものの、抜本的な改良は難しそう、そのままもとに戻すか・・・という感じで終わりました。

 

2020free.com

 

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とりあえず練習を兼ねて新しい壁紙を貼っていきます。。。

前回は壁紙を貼る前のパテ塗りまでやりました。

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ちなみに、「壁をどうするか」については以前色々考えたのですが「とりあえず既存の20年モノ壁紙をはがして新しい壁紙を貼る、というのを最初にやっておく」って考えに落ち着きました。その後どうするかは数年単位のタームでまた考える、ということで。

 

※色々っていうのは、ペンキを塗るとか、珪藻土やタイルといった「壁紙以外の選択肢」も考えたってコトです。

 

のり(糊)付き壁紙を通販で購入

あらかじめ糊が塗布された壁紙を通販で購入しました。これはメーカーから仕入れた壁紙の裏に販売店が(機械で)糊付け作業をし、乾かないようにラップして配送してくれるというものです。

この店は糊付きを10m以上買うと送料込みになる

手間がかかっているぶん相応のコストがかかりますが、自分で糊を塗る手間を考えると悪くない選択肢かなと思います。

必要数量を計測したところ20mほどだったので注文したところ費用は1万円弱ほど。

WICとはいえ以前みたとおり結構凸凹の多い構造になっているため、壁の面積は大きく、壁紙の必要数も多くなってしまいます。

 

重量を測ると約10Kg(500g/m)ということで、持つとズッシリ。

届いた20mをそのまま体重計で計測

ビニールと紙に加え、糊(水分)までついているのでこんなもんでしょう。

 

通販壁紙にはミミありとミミなしの2種類がある

元々、メーカーから出荷される壁紙には両脇に数センチのミミ(使わない部分)がついていて、それをカットして販売されているものと、そのままの状態で販売されているものの2パターンがあるようです。

店や商品によってはどちらか選べることもあるようですが、今回はセール品だったためかミミありのものが届きました。(注文の際によく確認してなかっただけで本当は選べたのかもしれない)

端の1cmは真っ白、その内側1cmも色が薄い気がする

このように端部は色(模様)がついておらず普通に使うことはできないので、貼り付ける際にはカットする必要があります。

製品としての保証値は幅92cmとなっていますが、このように物理的には実測97cmほどあり、左右2cmずつカットしても93cmほど使える計算になります。1cmお得ですね、という話です。

貧乏クサい・・・

とはいえ、壁の幅サイズによってはこの1cmがギリギリ大事だったりするので、そういう場合はミミなしに賭けてみるのもアリかもしれません。(誰も何も保証しないが・・・)

 

左右は多少ベタついているのでカットの際には養生必須

糊面につけられたフィルムラップはそれなりに大きめになっていますが、端には保護テープがあり、厚めに塗布された糊が荷重で多少ははみ出ていることもあって、端はベタつきを感じます。

なので、広げる際は床に汚れが付かないように要養生です。

養生をしてから広げる

養生は、相手が糊だけに紙は不適で、このようにビニール素材を使わざるを得ません。(ふだん、養生には廃棄予定の不要紙ばかり使っている・・・)

 

このようにレーザー距離計を使い、端に木材(端材)を立てて長さをはかり、カットしていきます。

裏のフィルムには5cm単位のメモリがついているので、それも参考になる

 

うちのレーザー距離計はコレ↓で、計測機器としては極めて安いものですが、このような用途ではじゅうぶんに役立ちます。

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巻き尺だと2mちょっとしか測れないことが多いですが、これであれば2.5mの壁紙もしっかり計測できるので非常に助かります。

買ったときには精度がどうなのか?みたいなことを気にしていましたが、2m以上の長い距離を計測できるという意味で、今やなくてはならない道具になっています。

 

普通に貼っていく

あとは普通に貼っていきます。

貼り方は省略。

色々動画サイトにあるので、そっちを見た方がいいでしょう。

プロの人たちは精確なうえ手際が良くて本当にすごいなと思います。そして、あれを見ただけで同じようにやれる人たちもすごい。(自分は何度見ても同じようにはできない・・・)

 

そんなわけで、今回は作業中に気になったことだけ書いておきます。

 

裏紙がちぎれるように残ってしまう(重ね断ちが難しい)

上で「ミミありの壁紙」だったという話を書きましたが、その場合、壁紙の左右のつなぎ目は一度重なるように貼って、その状態でカット(重ね断ち)することでピッタリつながるようにします。

この重ね断ちというのがかなり難しい。

 

下手すぎるとこうなります。

わかりやすいように左右の壁紙を壁から一時的にはがしてみた

このように、裏紙が毛羽立ちのように残ってしまうことが多々あります。

 

もしかしたら糊付きの壁紙にしてしまった影響で、(糊の湿気が裏紙に長期間染みこんだおかげで)グズグズになってしまってうまく切れなくなっているのでは? 糊付き壁紙が良くないのでは? という疑惑が生じました。(単に自分が不器用すぎるだけなんだけど・・・)

 

実際には裏紙も繊維が崩壊するレベルまでグズグズにはなっていないようですが、弱くなっているのは間違いないようなので、

・重ね断ちの際はよく切れるカッターで、キッチリした角度で切っていく必要

がありそう。(カッターの刃はしつこいくらい頻繁に折っていく)

 

時間がかかるので余裕を持って行う(5枚貼り付けで7時間かかった)

かかりすぎだろ?と笑われそうですが・・・天井を除いた壁の壁紙貼りだけでほぼ半日かかりました。

1面ベタ貼りは非常に楽ですぐに終わりましたが、狭いクローゼット内の凸凹の多い部分なので非常に難易度が高かったんですよね。だいぶ位置調整をして貼ってから、一度ぜんぶ剥がしてやり直し、みたいなこともありました。

 

下地の凸凹が目立つ

こんな感じで凸凹が目立つ場所ができてしまいました。

壁紙が薄い(1000番クロスな)のも理由だが・・・

ここは下地がコンクリートなのでやむを得ないところではあるのですが、凸凹があるとかなり目立ちますね。

こういうの気になる人は

・あらかじめ(目視だけでなく)手で触って凸凹の確認をして、パテ処理をしておいたほうがいい

かなと思います。

 

入り隅だからといって下地調整をきちんとやらないとヒドい目に遭う

凹んだところ(入り隅)の壁紙貼り、ピッタリうまくやれるとこうなるのですが、、、

シュッとした感じで凹角が出ている

 

失敗するとこのように・・・

角にピッタリ壁紙が張り付かず、丸まった感じになってしまう

角が丸まって、内側が浮いたような状態に仕上がってしまいます。

貼り付ける際に奥までピッチリ押し込めればいいのですが、実はコレ下地処理の問題でして、それを適当に済ませてしまうと「ピッチリ押し込もうとしても、下地の凹角がまっすぐじゃなくて凸凹のまま」「そのため壁紙も凸凹のまま」ということになります。

で、仮にその凸凹したところに無理やりに合わせてピッチリ壁紙を貼り付けようとすると、今度は壁紙の垂直がきちんととれずに歪んだりしてしまうのです。

なので、どうしても「ピッチリ奥まで壁紙を押しつけることができない部分」が出てきてしまい、その結果がコレということです。

 

入り隅の部分は最初の壁紙貼りの際にジョイントコーク処理をされていることが多く、壁紙を剥がすときには同時にそのジョイントコークをどうするのか、ハッキリ方針を決めて処理しておく必要がありそうです。(結構ピッチリ接着している部分とそうでない部分が分かれていたのを、今回は軽く取れるところだけ除去して、ピッタリついたところはそのままに、という半端な処理をしたのが敗因。)

 

ソロもんに天井は難しい(仮貼りしたものが端から剥がれて落ちてくる)

壁紙貼りの作業って、まず糊を使ってだいたいの位置に仮止めして、それから端の部分を位置合わせしていく感じになります。

ここで天井の何が難しいかというと、仮止めの固定力が壁ほどは働かないので、気を抜くとすぐ端から糊がはがれて壁紙が落ちてきてしまうんですよね。

位置調整の際にはできるだけ広い面積を壁から剥がしたほうがやりやすいのですが、広く剥がせば剥がすほど壁紙が落ちてきやすくなるジレンマ。

もう一人、助手的な人がいれば落ちないように押さえておいてもらうことができるんですけどねぇ。

 

色々考えたのですが、この狭いWIC内でうまいこと仮止めを補助する方法が思いつかず、

・メタルラックの上に潰した段ボール(板状になったもの)を載せ、壁紙が端から剥がれて落ちてきてもそこで支えられるようにする

・落ちてきた壁紙はセリア棒miniなどで、速やかに天井に貼り直す

という方法でなんとか貼り終えました。(貼る位置をあまり綿密に調整できず、重ね断ちでなんとかごまかした・・・)

右側にあるのが19mmのメタルラック、上端部にサカイの段ボールを潰したモノ

この落下防止台?は、19mmスチール柱にかぶせるように段ボール筒を差し、その上端部に段ボール板を載せてテープで固定しました。(段ボール筒は以前貼った窓用フィルムの芯92cmを再利用)

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アイディア自体は悪くなく、多少は役にも立ったのですが、なんか地味で画期的っていうほどのものでもなかったのがモヤモヤするところ・・・

 

倉庫(元クローゼット)の壁紙貼りが完了

とりあえず終了・・・(右の壁のミミズ腫れが目立ってヒドい)

こんな感じで壁紙貼りは一通りできあがりです。

 

次は地面に近いところをどうするか、色々道具や内装材を運び込んで検討しているところ・・・

 

色味の違うジョイントコークで台無しに・・・

ところで、上で書いたとおり重ね断ちが下手すぎて、壁紙同士のつなぎ目(ジョイント部)が目立つ場所がいくつかありました。

最初は遠くから見たらわからないしそのままでいいかとも思っていたのですが、あとあと隙間部分から剥がれが出てきても嫌だし・・・

ということで、隙間を埋め、目立たなくするためにジョイントコークというものを薄く塗っていったのですが・・・

 

いやー、コレはヒドいw

赤矢印のところが特に目立つ

ジョイントコークの色が壁紙(やや黄色みのあるベージュ系?)より明らかに白く、塗ったところがメチャクチャ目立ちますね。

ジョイントコークはいくつも色があるので、似たような色合いのものを買えばここまで目立つことはなかったのでしょうが、多少の違いなら気にならないでしょ!? わざわざクローゼットのために新しいジョイントコーク買うのも無駄だよね・・・と甘く見たのが失敗のもとでした。まさかここまで目立つとは・・・

白以外の壁紙を使うとこういうところでもコストがかかるんだなぁと実感・・・

 

道具の助けを借りてやる

プロと違ってこちらは素人なので、能力が足りない分を道具とかで補いながら進めていきます。

上の落下防止台やセリア棒もそうですが、ほかにもたとえば壁紙を垂直(縦にまっすぐ)に貼りたいというとき、レーザー墨出し器が使えたりします。

プロはこんな面倒くさいことをしなくても経験でまっすぐに貼れる(らしい)