ふれふり!

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お風呂のフタ更新その4(桧のフタは自作するより買った方が良さげ・・・)

新居にあった(前の居住者の使っていた)風呂フタ

転居して風呂のサイズが変わったため、所有していたお風呂のフタが使えなくなりました。

それでどうするか、、、という話なのですが、いろいろ調べたり考えたりしたのでその話を書いてます。

 

前回のがこれ。

2020free.com

 

よく考えたら集成材は熱に弱くて風呂の蓋には向いていないような・・・

店頭で見ているときは気にしていなかったのですが、こうした桧材は集成材という種類の製品で、カットしたときに出る余りを接着剤でくっつけたものでした。

集成材は反りが少ないとかコストが安いとかムダに廃棄する部分を活用できでエコだといったメリットがあるらしく、よく使われているものの、考えたらお湯周りには最悪の原材料のような気がしてきました(接着剤は熱に弱い)

記憶をたぐってみると、温泉などで使われている桧の浴槽とかフタとかって、集成材だったことないんですよね。そういうところで使われているのは年輪がキレイに見える、1枚板。無垢材と言われるものです。

 

というわけで、集成材はやめて無垢材を探してみます。

 

 

近所のホームセンターには無垢材の取扱がなかった

思い返してみると、店頭で販売されている木の板って、桧に限らずほとんどが集成材なんですよね。

そういう意識(集成材か無垢材か?)で探したことがなかったので、前回書いた畳サイズくらいの大きな板がいくらくらいか?というのも含めて、近所のホームセンターで改めて探してみました。

 

が、桧の無垢材はどこも取扱なし。

 

というか、無垢材というものは他の木種も含めてほとんど見あたりませんでした。(角材とかで、表面の目の粗いやつは明らかに無垢材っぽかったけど・・・)

 

一応、コーナンではお店の人に聞いて調べてもらったのですが、他店も含めて扱いがないとのこと。

また、大きいサイズも取扱なし(集成材も含めて)。

 

通販で1820x910みたいな大きなサイズの板を買うのは難しい(配送手段やそのコスト面から)ので、店頭で手に入らなければ諦めるしかなさそうです。

 

 

桧の風呂フタなら既製品のほうがよさげ

まったく想定してなかったのですが、桧の風呂フタを使うというのは家庭でも結構一般的なようで、実は製品として販売されていました。

 

こういうのです。

 

 

これはめいじ屋っていう栃木県の会社が出しているらしいです。

www.meijiya.ne.jp

 

公式サイトを見ると、木材を扱う専門の会社で、自社で色々な木材製品を扱っているようです。(伐採から自社で手がけているかどうかはちょっと見た範囲ではわからなかった)

直販のオンラインショップもあるのですが、全商品を扱っているわけではないようで、残念ながら風呂のふたは見あたらず。(すのこベッドが良さげ)

 

Amazonとかでは1枚あたり1500円~2000円くらいで売られているようです。

 

必要部分のみ抜粋(2024年9月現在の情報)

「国産のひのきの一枚板」とあるので、接着剤は使われておらず原木からカットして切り出した1枚の板だと思われます。

 

前回見た感じだと、ホームセンターの集成材はこのサイズよりやや大きいとはいえお値段は大きく変わらないので、原材料扱いの集成材を買ってカットするよりこの無垢材のほうがよさそうです。

 

ちなみに上の例の70x20x1.5cmの板だと、うちの浴槽だと7枚(20cmx7枚=140cm)必要で、

1600円x7枚=11,200円(+送料)

って感じになります。

集成材で8-9千円だったことを考えると、差額は誤差の範囲内です。

(ちょっと7枚だと多いかな?って感じがしますが、、、あまり1枚が大きいと重くなるので、これくらいが落としどころなのか・・・)

 

レビューを見たところ製品自体もしっかり作られているようで、評判も良いです。

 

気になったのは自分が気にしているカビの問題より

・かなり反る

という点ですかね。

 

反りの問題は板の厚みを増やせばある程度緩和できると思いますが、風呂のフタをまな板みたいに厚くするってわけにもいかないでしょうし(重く、高くなりすぎる)、難しいところ。

 

スチレンボード、ダンプラなどの検討は逃げ腰対応・・・

反るで思い出したのですが、ビニル/プラスチック系のフタも候補にしておいたんでした。すっかり忘れてました。

 

こっちもかなり熱に弱いので、安いやつはフニャフニャになりそう。

店頭に並んでいる段階で既にベロンベロンに反っている

また、ダンプラは軽くて安い(1820x910で千円以下。ただしポリカ製は3-4千円する)ので非常に活用の範囲が広いのですが、中空構造(中間に隙間がある)になっているので、湿気の多い浴室では隙間に湿気が入り込んでカビだらけになる、ということが容易に想像できます。

中空構造のメリットが訴求されているが、まさにそこがカビやすいと思われる

 

また、スチレンボードは中空とは逆にかなり高密度に詰まっているのでアリかなと思ったのですが、アレもやっぱり反るみたいなのと、価格がかなり高いんですよね。

真ん中あたりの中途半端な厚みのモノは店頭展示段階で既に反っている

スタイロ(デュポン)の情報を見ると耐熱は80度以下が目安らしいので、湯温くらいでは問題なさそうですが、表面がかなりザラザラ(というかツブツブ?)しているので、水が流れにくく、水アカなどの汚れが付着しやすいのでは?という不安があります。(ゴミ袋などでまるっと包んでしまえばいいのかな?)

もともと水回りで使うことはまったく想定されていなさそうなので、風呂の蓋としてそのまま使うには向いていなさそう。

 

魔法びん浴槽みたいなやつと組み合わせるのなら、極めて断熱性の高いスチレンを選んでみる(リスクを取る)ことも考えられるのですが、

・ソロもんの場合は保温性能はまったく不要では?

というのは以前整理したとおり。

2020free.com

 

というわけで、

・桧なら既製品を買う

・プラ系の自作は諦める

ということで仮置きして、他の方法がないか考えてみます。