たいした話ではないのですが、コーヒー豆を挽く機械(グラインダー)とハンディドリッパーの話。
といっても味がどうこうではなく、我が家で使用している
bodum BISTRO 電気式コーヒーグラインダーにピッタリ合うじゃん
という品があったのでその紹介です。
グラインダー自体は以前から使っているもので、ベタついたゴムをこそぎ落とす、という作業を書いたことがあります。
あれから2年ほど経過しますが、壊れたりせずにまだ快調に使えています。(週に3回くらいのサイクルで使用している)
表面のベタつきも再発していません。どうもあの、多少の高級感(?)を出すための表面の素材が原因だったようで、それをアルコールで除去してツルテカになったことで、再発はしないようです。
ロングセラーなんですかね、まだ売られているようです。
10種までは使ってませんが、過去5台以上の単体グラインダーを使ってきた身としては価格、性能のバランスから結構オススメできます。(単機能なので「機能比で場所を取りすぎじゃね?」という点は否定できませんが、趣味の品なので・・・)
さて、このグラインダーは見ての通り
・挽いたあとの粉をガラスのカップに一度出して、そのカップから各自使用しているドリッパーに移す、という作業
が必要になります。
一応、
・静電気の生じやすいプラスチックではなくガラス製のカップが採用されていること
と、
・ゴムのフタがついていてコーヒーの粉が飛び散らないように工夫されている
という点が目に見える工夫点で、ガラスのおかげで移し替えそのものはさほどストレスなくできています。
ただ、少ないとはいっても細かい粉はガラスについたままなので、キッチンペーパーで拭いたり、ときどき食器と一緒に水洗いしているんですよね。
ふと思ってやってみたら、このガラスカップを使わず、その移し替え作業自体をスキップできることがわかったので、そのときに使った具体的な製品をあげてみます。
ひとり用のペーパーレスドリッパー
一つ目がこちら。
ブルーノコーヒードリッパーひとり用。
実はこれ、少し前にいただいたもので、我が家では新参ドリッパーなのですが、全体としてうまくまとまっていて、扱いやすくて結構活用しています。
こちら、上の写真のステンレスフィルター(三角形に見える銀色のやつ)を上下逆にセットし、このように、グラインダーのガラスカップのあったところにそのまま置くとスポッと収まります。
この状態で豆を挽けばフィルターの上に直接粉が入り、わざわざ一度専用ガラスコップに入れてから移す、という作業がスキップできる、というわけです。
そのあと、お湯を注ぐ前にこんな感じで再組み立てします。
※目の粗い金属フィルターなのでしかたないのですが、実際に粗挽きにしてこのように透過型のいれかたをすると、できあがったコーヒー液(?)は薄めに仕上がります。なのでこの黒い枠をひっくり返して浸透型で出したほうがよいかも・・・。(そういう使い方もできるようになっていて、なかなか工夫された製品だと思います)
一応書いておくと、スポッと収まるといっても隙間は多少あります。このとおりで、見た感じざっくり5mmくらいですかね。
前述の通り元のガラスカップの特徴は、
・ゴムのフタでピッタリ塞ぐことで挽いた粉が飛び散らないようにしてある
ということなので、果たしてこんなに隙間があっても大丈夫なの? どうなんだろう?という点が、わたし、気になります、と。
試してみたところ
・金属フィルター用の粗めの挽き具合だとほとんど飛び散らない
・ペーパーフィルター用の細かい挽きだとかなり飛び散る
という感じでした。
粗いと一粒の重さがそれなりにあってほぼ直下に落ちるのに対して、細かい粉になると軽いので一瞬、やや舞う感じになってしまう(そのときに隙間から外に出てしまう)、ということなのかなと。
ゴールドフィルターワンカップ用(ソロフィルター)
2つ目はこれです。ひとり用の金属フィルター内蔵ドリッパー。
以前少し触れましたが、たぶんこれ、もともとゴールドフィルターという名称でelfo社が出していたものと同じじゃなかろーかと。
スタバのブランドタグがついた割にさほどお値段変わらずまぁ今でもアリかな・・・
などと思っていたのですが、いま見たら結構値上がりしてますね。3千円+税って感じかぁ・・・(2千円そこそこかと思っていた)
参考までに古い方のパッケージを。
しかしカタカナで「ワンカップ」というネーミングセンスがなかなか笑えます。(自分は酒飲みではないのだけど、それでもすぐに出てくるのが「大関」なのは古い人間だから?)
ボダムに装着するとこんな感じです。
フィット感は上のブルーノのやつよりさらに良いです。見ての通り隙間はほぼゼロです。
ブルーノは径こそピッタリでしたが、高さはやや不足していて隙間がありました。こちらは径こそはみ出し気味ではあるものの、高さは「実は純正オプションなんじゃね?」ってくらいジャストフィットしています。(底部のフィルターが湾曲しているおかげかもしれない)
当然、コーヒー粉の飛散もなく非常に使いやすいです。
粗挽きはこれでいいが
このように、ボダムのコーヒーグラインダーに2つのコーヒードリッパーがジャストフィットするという話でした。
(もしかしたら実は一般的なコーヒーカップのサイズがこれで、ほかの製品でもすっぽりいくのかもしれませんが・・・)
洗い物も減るし、今後はこうやって豆を挽いていく予定です。
あとは、ペーパーフィルターを使うときに同じようにジャストフィットするドリッパーがあるといいんですけどね、どうしてもペーパー用は(自分が買うのは)サイズが大きくなってしまって、このグラインダーの隙間に入るものは手持ちの中にはなさそうでした。(100均とかのプラスチックのやつならイケるかな・・・しばらく使ってなくてどこにしまったか・・・)
ペーパーフィルター用の細挽きだと、粉が結構飛び散るので求められるフィット感はさらに高くないと・・・
ちなみにブルーノのほう、粉が飛び散るのが嫌な場合は、
・挽いている間だけカップを手で持ち上げて隙間をなくしてやればOK
です。(せいぜい数秒から20秒くらいなので手間ではない)
とはいえ、グラインダー本体がプラスチックなので、どのようにやっても多少は周囲に粉が散ってしまうのは諦めるしかないかな、という感じです。(帯電防止のスプレーを塗布して静電気を防止している人もいるようです。)