ふれふり!

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キッチンのレンジ用ワイヤーラックを洗っていろいろ考えた

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前回、換気扇フィルター掃除をしていて、、、

2020free.com

 

終わってキレイになってスッキリしたところまではよかったのですが、ふと後ろを見ると・・・

電子レンジなどを収納するレンジ台が目に入りました。

 

そういえばこれもしばらく洗ってないし、そもそも上の空間がもったいないので何か置けるようにしたいと常々思ってたんですよね。

(しばらく洗ってないというのは、5年前と10年前くらいのタイミングで2回ほど、今回と同じようなやり方で洗った記憶がある)

 

というわけで、「アブラもの洗い」ついでにワイヤーラックも分解して洗い、組み立てなおすことにしました。

 

 

我が家のはルミナスラック

うちのラック、ドウシシャのルミナスというシリーズで、サイズは幅が60cm,奥行きが45cmくらい。

見た感じだとおそらくこれ。

買ったのは10年以上前の話なので、モデルチェンジしていてうちのは古いタイプのようです。(「フィール」なんていうブランド銘はついていなかった)

 

19mmのルミナスライトという規格のポールを使って、レンジ用に仕上げたラックです。

一般的に幅60cmの棚だと、奥行きは30cmくらいのことが多いようで、この60x45というサイズはルミナスのシリーズの中では異端的なポジションになります。(なので、棚を増やす場合の選択肢は少ない)

 

あらためて調べてみると・・・

奥行き45センチは一つしかない

選べるっていってもこの奥行きじゃ1種類しかないやん!!

 

まぁレンジのラックということで、通常のラックより奥行きを広くとっているのだと思いますが、それにしても一種類とはね・・・。

 

というわけでウチではここにオーブン2台、トースター2台を乗せて、下のほうにはその他よくわからない皿とかタジン鍋のような時々使う調理器具、スーパーの袋などが置かれている、、、という感じの使い方をしていました。

 

できればコーヒーメーカーも置いて、オーブンレンジも使いやすいように位置を変更したい。

それから前述のように、上の方のスペースがもったいないので、軽いものでいいから収納できるようにしていきたい。

 

というわけで、そういう目論見をぼんやり頭に浮かべつつ、掃除するためさっそくレンジなどの機材を撤去してラックを分解します。

 

いい湯だな~

分解したメタルラックは隅々までアブラを除去するため、湯を張ったお風呂に入れます。(棚板が大きすぎるのでキッチンシンクや桶などでは洗うのが難しい)

 

本当は過炭酸ナトリウムのほうがよいのでしょうが、家に在庫がないためセスキ炭酸ソーダを溶かした湯につけておき、しばらくたったらスポンジで洗います。(キッチンで使い終わったスポンジは風呂場で使う、という家庭内流通ルート)

ぶら下がっていた吊り下げフックなどもまとめて洗ってしまう

ポールと木製の棚板が映っていませんが、サビに敏感そうなねじ込み部のあるポールと集成材(というかMDF)で作られた板の両者は浸け置きせず、セスキ液をスポンジにつけて外側の平らな部分を軽く拭くだけにとどめておきました。

 

この作業、お湯を60度にしたこともあって風呂場内はムシムシしてきて、やっていると汗だくになってかなり大変でした。

人には勧められない作業ですが、自分のことなので無心になってひたすら作業を続けます。(テキトウに休息を挟みながら)

 

ラックは長期間の使用でゴミみたいなのも色々付着していたみたいで、アブラのほかいろんな汚れが落ちてスッキリしました。

湯に薄く色がついていて、アブラ分も落ちていることがわかる

 

ワイヤーラックを取り出したら、お湯の温度が下がらないうちにキッチンから五徳などを持ってきて入れておきます。

先日フィルター掃除のついでに多少洗ってはあるので、あまり汚れが落ちる気はしませんが、どうせあとは流して捨てるだけのお湯。ついでなので・・・

ごとく

しかし、いつも思うのですがこの「ごとく」ってやつはどうしてこんなに洗いづらい形状をしているんでしょうねぇ。

もう何十年も同じ形状のものが使われている気がするのですが、、、何か画期的にメンテナンスがしやすい形状のものが発明されないものかしら・・・

 

 

アブラ落とし後のワイヤーラックの処理

さて、引き続きワイヤーラックの作業ですが、シャワーでアルカリ分を洗い流し、中性洗剤をつけたスポンジでもう一度軽く汚れを落とし、振ったりタオル等を使って水分を切ったらドライヤーなどで乾かし、可動部など気になる部分には注油しておきます。

うちではモリブデングリスというのを使っています。

こんなやつ。

滑りの悪くなった金属部などに使えて、一つ持っておくとかなり便利です。

そんなにガンガン大量に使うものでもないので結構長期間使えてます。(うちのは2018年に買ったものだけど2023年現在、まだまだ問題なく使えている)

 

アブラっぽい汚れが落ちたワイヤーラックは15年モノとは思えないほどピカピカです。

テッテレ~

こうやってキレイにしてしまう(できてしまう)からなかなか新しいのに買い換えられないんですよね・・・

買ってはいけないラックを買ってしまったようだ・・・

「無心で」などといいつつも、そんなに出来た人間でもないので作業中に「うわ大変だなぁ~」「なんで自分はこんな面倒なことしてるんだろ?」など悶々といろいろ考えてしまったのですが、冷静になって考えてみたら

・アブラが飛び散るのが宿命であるキッチンという場所に、飛散したアブラが入り込んで掃除がしにくい凹みの多い構造のラックを置くのはそもそも根本から間違っていたのでは?

・色々あるスチールラックの中でもワイヤーで構成されたラックは凸凹が異常に多くて、アブラの飛び散る場所には相性最悪・・・というか極悪なんじゃね?

・天板がフラットだったら仮に油汚れがついてもサッと汚れ落としがしやすいのに

ということで、考えれば考えるほど

「なんで自分はこんな面倒なラックを使っていて、手間のかかるアブラ落とし作業してるんだっけ・・・?」

となんか絶望的な気分になってきましたよ。

 

当時(10年以上前)はこんなふうに使い勝手やアブラの飛散などを考えることもなく「レンジ用として売られているのだからその用途に適しているんだろう」と買ってしまったのですが、今こうして考えるといやーほんと愚かだった(というか何も考えていなかった)としか思えません。

 

まぁ現実を知りましたよね、ということで次買う時はこのような失敗はしないようにしよう! と心に誓ったのでした。

 

こういうタイプのラックにしておけば良かったのでは?という振り返り

じゃあラックにするならどんなのにしておけばよかったかというと、こういうフラットな感じのやつかなと。

この製品がいい、というわけではありません。あくまでこんな感じのやつ、というイメージ。

これだと幅が120もあるので、広いキッチンならいいけど一般的なキッチンではどうなんだろう?という感じです。

ただねぇ。

この品は高さが183cmありますが、幅60cmくらいのラックだと低いものしか見あたらないんですよね。120cmとか、腰くらいまでの高さのやつが多いようです。強度や安定性の問題があるんでしょうか。何か良さげな商品があれば引用しようと思ってたのですが。

あまりガッツリと調べたわけではないのですが、もし本当に背の高いものが存在しないとなると、天井近くのスペースが無駄になってしまうので選択しづらい感じではあります。(安定性はテンションポールなどを使えばなんとかなるのでは?って感じがするんだけど・・・)

 

キッチンのラックは重さに気をつける必要がありそう

もう一つ、気をつけなければならないなと思ったことがあります。

一般的にキッチンは汚れが落としやすく、落とした食器などが割れにくいように柔らかめのビニールクッションフロアが敷かれていることが多いです。

そうすると下部(4カ所の支柱)に局所的に大きな重量負荷のかかる構造は良くないかもしれません。(あまり鋭利だとクッションフロアを破りかねない)

 

ゼニーがあるなら棚のほうがよいのかな? ・・・と思ったが万能ではない

「ラックにするなら」と書きましたが、ゼニカネに余裕があるなら背の高い扉付きの収納棚が一番いいかもしれません。

イメージ的にはこんなの。

ネットで拾った画像

これで、中央にある「オープン収納」エリアについても扉がついていたり、カーテンなどでアブラを防ぐことができるようになっていればなお良いかなと。

ただ、どうしてもこういうのは既製品になってしまうのでサイズに制限が出てくるんですよね。調整ができても限界があって、どういう結果になるかというと収納効率が落ちます。

(メタルラックは2.5cm単位で棚の高さを調整できるし、棚の数も増減できる)

さらにゼニカネがあるならオーダーで自分の使いたい機材にあわせた収納棚をつくってもらえばいいのでしょうが、機材を買い換えると棚が合わなくなる可能性があり、なかなか難しいです(オーダー家具を作るくらいの人は機材を買い換えたら家具も新しくするのかもしれないけど)

 

 

というわけで、アブラ落としをしながら色々考えて絶望的な気分になってきたのですが、かといって今のラックを捨てて新しいのを買うのもなぁ・・・もう洗っちゃったし・・・というわけで

・とりあえず洗ったラックを再組み立てする

・高さをかせぐために延長ポールを追加して棚の位置を再検討する

・アブラ汚れが付着しにくいような対策を別途考える

ということにしました。