ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

電気代節約! 17年ぶりの冷蔵庫買い換え 10 設置録3 冷蔵庫「横」の隙間収納を考える

12cm弱の冷蔵庫脇隙間にとりあえず備蓄水を配置してみた

冷蔵庫買い換え話の続き。

2020free.com

 

今回は冷蔵庫脇の隙間スペースの話。

 

あ、本題の前に・・・ほぼ無音レベルで静かだった三菱冷蔵庫ですが、気温の上昇とともにやや音が聞こえるようになってきました。

具体的には、開閉直後にコンプレッサーの動作音と思われる低音が発生し、その時間が長くなったという感じ。しばらくするとまた静かになって、開閉しなければ静かな状態が続きます・・・。気温25度前後の5月現在のお話です。

 

冷蔵庫周辺の隙間がもったいない

買い換えてすぐ、冷蔵庫の上に簡易的な棚をつくった、という話を書きました。

スペースもったいないですからね。

2020free.com

 

ここにはアイスなど冷凍品運搬用の発泡スチロール箱や、スーパーのミネラルウォーター専用ボトルなど、極めて軽いもの(ほぼ空気)を置いてあります。

この棚はローコストで簡単に作れてしかも役立つので、即作業をして即完了しました。オススメの作業です。

 

続いて、今回はちょっと手間のかかった冷蔵庫横の隙間ラックについて。

 

うちの冷蔵庫横には冒頭写真の通り幅12cmほどのスペースが生じており、ここに何かしら収納したいゾ、とうことです。

でもどうすればいいんだろう。

というわけで一応、狭い範囲ではありますが主夫(婦)の知り合いに聞いてみたのですが、活用している人がいませんでした。しかたなく今回のように色々調べることになった次第。

 

 

冷蔵庫横の隙間ラックの市販品

実はこういう狭い隙間には「隙間ラック」「隙間ワゴン」というものが売られています。

こんなの。

見た目は細い本棚のようなつくりで、下に車輪がついていて手前に引き出せるようになっているというものです。

ニッチであっても、きちんとニーズがあって商品も存在するんですね。

価格帯としては2千円から3万円くらいの間です。

ずいぶん価格差がありますが、用途は同じなのにモノとしてはだいぶ違いがあります。具体的には素材やサイズが違う。

 

上の引用例↑なんかは金属製のしっかりしたつくりで、お値段は1万円ちょっとです。かなり良さそうだったので最初はコレ買って終わりにするか~と思っていたのですが、せっかくなので少し検討してみることにしました。

 

冷蔵庫の脇ゆえの隙間ラックのスカスカ構造

隙間ラック、ずいぶんスカスカなデザインで、乗せたものがすぐに落ちてしまいそうでそれってどうなの?と思ったのですが、それには理由があります。

というのも、スカスカにしておかないと熱がこもってしまって冷蔵庫の寿命が短くなるのであえてこのような構造になっているのです。(たぶん)

 

以前みたとおり冷蔵庫の周囲のスペースとして、メーカーの設定した最小値は

・背面0mm

・上面50mm

・左右各5mm

となっています。

ただ、全部そのとおり荷物や壁を配置してしまうと、熱がこもってしまって廃熱しづらくなってきます。

最悪それでも大丈夫ってことでその数値になってるんだとは思いますが、温度が低いほど電子部品の故障率は下がるのでスペース空けるにこしたことはないと思います。

実際、うちに来た配送&設置の人は「左右1cmは空けるようにしている」と言っていました。

 

一方、キッチンは浮遊アブラが多くなるので、こういうスカスカの棚は(アブラが入り込むので)良くないのでは? という話も聞きました。

が、その点は割り切りと使い方かなって気がします。

ペットボトルのような使い捨て容器であれば汚れは気にする必要ないし、繰り返し使うものでもビニール袋に入れて保管するなどすれば、油汚れは回避できます。

(なにしろ、そうしょっちゅう出し入れをする性質のモノを置くべき場所ではないのでビニール袋保管でも問題ないはず。)

 

我が家の隙間ラックの条件等を整理する

もとの冷蔵庫スペースは家によって異なり、そこに設置する冷蔵庫サイズもバラバラなので、結果、各家庭の隙間の幅、奥行きはいろいろ。

うちの冷蔵庫脇の場合、上で見たとおり隙間は12cm弱くらい。

高さは180cmほど、奥行きは70cm強です。

自分の考えとしてはできるだけ収納スペースがたくさん欲しいので、ラックとしては

・幅10cm~11cm

・奥行き70cm弱

・高さはできるだけ高いもの(170cmくらいまで)

というギリギリサイズを想定しています。

 

実際に販売されている商品のなかで幅10cmのものは種類が少なく、高さも選択肢が少ないです。膝上くらいのものから、150cmくらいのものまで。

幅が狭いと安定感がなく、背の高いものは作りにくい、ということなのだと思います。

※幅8cmのものは見かけなかったので、幅10cmはこの類いの商品のなかでおそらく最も細いタイプ

 

幅10cm隙間ラックの製品例

というわけで実際の製品を見ていくと、上記で引用した田窪製の他には次のような候補に行き当たりました。

 

・不動技研 ライフナビ スマートワゴンFit W100 45cm4段F2571 /2千円強

小型のワゴンタイプです。

幅が10.5cm、奥行き45cmとやや小ぶりですが、販売店も多く、価格も安いです。

いくつかバリエーションがありますが、プラスチック製なので当然背の高いものは作れず、上記の88.5cmのものが最大。自分の用途だとやや小さいかなと。。。

ただ、価格が安いのは救いですね。仮に買ってみて失敗しても後悔は少ないので。

 

あ、あとで見たところ多少高くなるものの、奥行き55cmのタイプもあるようです。

 

 

・山善 ワゴン キャスター付き  スマートワゴン  FSW-10T/2千円台

上記の不動技研のと類似していますが、サイズが違うのでOEMではなさそう。こちらは新しい製品なのか、あまり取扱店がありません。

幅10.5×奥行55×高さ98cmと、上の不動技研より一回り大きなサイズです。その割に価格帯もほぼ同じなので、プラスチックタイプを買うならこっちの方がよさそう。

 

 

ニトリをいろいろ見る

ニトリ公式サイトを見ると隙間ラックは他に比べて種類が多く、(ここで買うかどうかはともかくとして)探している人は一度見ておいたほうがよい感じです。

製品そのものは自社製ではなく、各社のOEMのようです。金属のやつは田窪工業所で、プラのやつは不動技研、といった具合。木製のはよくわかりません・・・

 

プラのものは店頭に見に行ってきて、製造=不動技研と表記されているのを確認済です。

価格なりの質感で、店頭展示品も倒れないように中央に支え横棒が・・・

実物を手に取ってみたところ、、、正直、チープ感はぬぐえないです。

 

このタイプのプラスチック製の背の低いワゴン、安いし

・2個購入して2段重ねにすれば小さい(背が低い)問題は解決するのでは?

と思い店頭まで見に行ったのですが、実際に見た限り強度の観点からヤバそうなのでそのアイディアはボツにしました。

(見てみると、同形状のパーツをいくつか上下に連結させてワゴンにしているみたいで、構造的には連結できそうな気はするんですよね。上のほうにごくごく軽いものしか乗せなければイケるかも・・・)

 

 

余談ですが、お金をかけてもいいなら、こんなのも。

隙間ラックの最高峰?

幅11cm、奥行き55cm、高さ180cmとサイズは最大クラス。

さらに、なんと5年保証です。こういうラックで何が保証されるのかわかりませんが・・・

なかなか売れるものではないためか「受注生産」になっています。

 

唯一、素材がプリント化粧板なのが残念で、自分なら冒頭で挙げた田窪の金属製を選ぶかなと(やや高さが低いですが)。

総耐荷重も90kgとなっており、かなりガッシリしてそうなのはよいのですが、製品そのものの重量が22kgもあって取り回しがしんどそうだな・・・と。

 

アイリスオーヤマはどうなのか見る

上のニトリのゴツいやつより、もう少しローコストで標準的な木製ラックの代表として挙げておきます。(似たようなのを出しているところは他にもベルメゾンとか・・・色々あります)

寸法がしっかり明記されているのがよい

木製で、プラスチック製よりはだいぶ強度が高いため、181cmと背の高いラックになっています。

重量は10cm幅のモノで約10kgとのこと。ほぼ同サイズのニトリのごついヤツの半分ですね。

 

総耐荷重として固定棚15kg、可動棚15kgと表示されているのですが、固定と可動で同じということは考えにくいため、これは固定棚2つ合計15kg、可動棚6つ合計15kgってことでしょうね。耐荷重合計30kgだとすれば、ニトリのごついヤツの1/3になります。

 

 

ホームセンター店頭はどうなのか・・・買うのは難しそう

一応、ホームセンターも行ってみたのですが、汎用度の高い幅広の(20cmとかの)展示しかなく、希望する10cm幅のものは見つけられませんでした。展示スペースの限られてくる店頭では隙間ラックのようなニッチ品を扱うのは難しいようです。

隙間収納といっても20cm前後の固定タイプ(引き出しタイプ)しかなかったカインズ

 

前述の通り各家庭の隙間のサイズも千差万別で、しかもその微妙なサイズ差が結構大事になってくる(1mmでもオーバーすると入らない)ため、ラックの幅は10cm、12cm、14cm・・・といった感じで小刻みに設定されており、それらを全部在庫し、しかも展示していくのは難しいのでしょう。

 

見れば見るほど金属製隙間ラックの圧倒的優位性を感じる

こうしてみていくと、やはり冒頭で挙げた田窪工業所の隙間ラック「NWH-100」が実にバランスが良いことがわかります。

 

仕様はこんな感じ。

・サイズ 幅106×奥行577×高さ1654mm 6.09kg

・耐荷重 50kg(全体)

 

この耐荷重50kgがどれくらいかというと、2Lのペットボトルで25本分となります。

2Lのペットボトルは幅10cm強、高さが30cmほどありますので、横に5本(1.5m)、上下に5本(50cm)並べるとちょうどこのラックの内側をほぼ完全に満たすレベルです。

水より比重が大きいものというはそうそうないので、事実上もうこれ以上の耐荷重は不要といっていいレベル。さすが金属製だと感じます。

 

金属なので素材の厚みもさほどない(ハズだ)し、ということは内寸(荷物を置ける場所の広さ)と外寸(カタログ値のサイズ)との差も少ないはず。

さらに重さも6kgと比較的軽いので、設置を含めた取り回しも良さそう。

金属製なので、マグネットが取り付けできます。

 

例として挙げてしまったアイリスをdisるわけではありませんが、耐荷重30kgしかない10kgの木製ラックを買う必要性をまったく感じません。

 

というわけで、やはりこれを買うのがベストかなーと思ったのですが・・・ふと見ると家の中に端材(木材)が。。。というわけで、一度それで作ってみることにします。

買うのはいつでもできるしね・・・。

 

自分のDIYは魔改造が多いのですが、珍しくフルスクラッチで組み立ててみることにしました。

 

次回はその話です。