家探しの話の続き。今回が59回目。
引き続き、ハウスクリーニングやリフォームで利用する脚立・・・というか踏み台の購入について。
前回、色々調べた結果
・70cm程度の高さ、3千円程度の価格で踏ん張りのききそうな踏み台
ということで、
・ENICY home ステップチェア
を買うことにしました。
検討時の話はこちら。
モノはこれですね。
検討段階では第二候補だったのですが、足場(ステップ)が広く、踏ん張って作業をするのに適してそうだ、というのが理由で最終的にこれを選択しました。
ENICY ブランドとは?
この商品、いったい何なのか?を販売サイトからたどっていくと、次のようなことがわかりました。
・ENICYステップチェアは主に「ロイヤル通販」という店が販売している
・ロイヤル通販は各通販サイトに出店しているオンラインストア(自社サイトなし)
・ロイヤル通販を運営しているのが「ENICY(エニシー)」という会社
・ステップアップチェアを含む「ENICY home」製品は自社ブランドの家庭用製品群
ということで、実質自社の公式通販的な店、ブランドと言っていいかと。
で、このエニシーなる会社は何なのかというと、独立系商社の中山福株式会社のグループ会社だそうで、ブランドこそ知名度が低い(自分も知らなかった)ですが、あやしげな有象無象のパチモン取扱会社ではなく、きちんとした会社のようです。(中山福自体は、東証賭場STDへの上場企業で公式サイトでもENICYへの言及があります)
なお、上で「自社の公式通販」と書きましたが、独占販売ではなく他店舗でも取り扱いがあり、今回はPREMOAが2980円と安かったのでそちらで購入しました。(安かったのはホワイトのみで他色は+1~2千円ほど)
製品外観など
到着したモノがこちら。
梱包サイズはソコソコありますが、厚さは全然感じないです。さすが収納時厚さ7.5cmです。
外箱のサイズですが、長辺は上の写真の通り105cm程度あり、短辺はこのように42cm程度です。
持った感じ、重量バランスがいいのか悪いのか、最初持ったときはあまり重さを感じなかったものの、開梱して家の中で運搬しているときにやや重いかな?と感じるときもありました。
こういう感覚って、持ち手の有無や形状によってだいぶ違ってくるのでなんともいえないですが・・・。
製品は実測だとしっかり5.2kgあり。
記載のサイズと実測との比較
前回、「サイズがわからん・・・アカンで」とグチグチ書いてしまったので、実測したものを書いておきます。
本来こういうのは公式サイトにちゃんと載せておいてもらえればわざわざ書かなくてもいいのですが・・・
まず支柱も含めた全体の横幅ですが、支柱外側同士で40cmほど。約41cmという公式説明どおりです。
高さも104cm程度でほぼ公式(105cm)通りでした(写真略)
畳んだ状態での奥行き(厚み)は本当に7cm程度で、コンパクトに折りたためる感があります。
角がRをかたどっているものの変に凸凹したり台形になったりしておらず、全体としてはスクエアな形状に近いので、収納時の「収まり」もよいです。
レビューにある「デザインが良い」という個人のロバ耳的な(正直どうでもいい)感想も、そう言う意味では当たっているといえます。
というわけで、全体の外側サイズっていうのは販売サイトに掲載があったとおりだったので、そのことを確認しただけになりました。
そういう点では、ちゃんとした普通の製品といっていいかなと。
ステップのサイズ等
続いて、記載のない内部・・・と言うかステップ(階段)のサイズや高さですが、、、
まず最初に、もっとも気になっていた高さからみていくと、このように床から最上段まで62-3cm程度と、前回引用したレビュー通りの数値になっていました。
3段ありますが、各ステップの間隔は21cm弱くらいになります。
21cmx3段だと63cmになりますが、前述の通り床から3段目まで直接計測したときには62cm強だったので、どこかズレているようです。
計測誤差も当然あるのでそれくらいの差は別に構わないのですが、せっかくなのでより詳しく測ってみると(自分の目視ですが)
床ー1段目上面=200mm
1段目上面ー2段目上面=212mm
2段目上面ー3段目上面=212mm
=>
床ー3段目正面=624mm
という感じですね。
プラスチックの足(滑り止め?)が付いている分、最下段が一番高さあるのかな?と思っていたのですがそうではないみたい。
もっとも、レーザー墨出し器でステップが水平になっているかどうか見ると、、、
このようにステップそのものが結構ナナメっておりまして、前述の目視寸法もmm単位まで書いた割に実はかなりブレブレかと思います。ご了承くださいって感じです。
目視時点では片目つぶって結構ちゃんと見たつもりだったんですけどね・・・。
(乗る姿勢で正面から見ると、ステップ手前側が数ミリ程度低くなっている感じです)
踏み台(ステップ)のサイズは35cmx22cmほど
ステップそのもののサイズは幅35cm弱、奥行き21.5cmで、3段とも同サイズ。おそらく同じものが使われているかと。コストダウンするのなら当然の仕組み。
前回の製品選びで惜しくも次点になった奥行き8cmの三角踏み台からすれば、3倍とまではいかないまでも2.5倍程度の奥行きがあることで、足を乗せたときの安定感、安心感?はあります。
足のサイズが小さい人ならほぼ足全面が乗っている感覚が得られそう。
これらサイズをイラストに落とすとこんな感じになります。
元の黒字で書かれた数字って、だいたいのサイズ感を把握するためには必要なのかもしれませんが、自分としてはあまり重視してないんですよね。
なので、たとえば95cmと表示されている高さも実測だと93cmくらいでしたが、あえて(面倒なので)修正していません。
もっとも、そもそも「約」って書いてありますので公式値そのものがざっくりなんでしょうが・・・
プラ素材多用なので長期的には不安があるが価格を考えるとやむなし
残念ながら折りたたみ機構部分やステップの素材は金属ではなくプラ素材なので長期的には割れて壊れることが想定されます。
天板は決してペコペコではありませんが、かといって特段厚いわけでもなく、このように後ろから光をあてると格子が浮かびます。
もちろんこの格子構造が強度を担保しているわけで、自分の体重(55kg弱)であれば乗ってもペコペコする感じはまったくしないのでとりあえずはヨシという感じ。
それでもやや気になるのは金属パーツ(ポール等)の固定部ですね。ここもプラなので長期的にはこのあたりから割れてきそうで不安があります。
20年持ってくれればいいのですが、せいぜい10年くらいですかねぇ・・・。使わないときはできるだけ日の当たらないところに置いて、プラパーツの劣化を防いでいく必要がありそうです。
こういう点でいえば、アルミで作られた踏み台の方が圧倒的に有利です。
(とはいえ、滑り止めなどでプラやゴム素材が使われていて、そちらが早期に劣化することは当然あるので、製品としてどれだけ長期間使えるか?という点では大して変わらないかもしれない)
総評としては「アリ」
まだ使い始めたばかりなのでなんともいえませんが、人間、横移動は容易ですが縦移動はできないように(生物的に?)作られているので、踏み台があるとだいぶ活動範囲が広がり、さっそく毎日のように使っていて、非常に役立っています。
そう言う意味では、今回の買い物は良かったなと思います。
細かいところを気にし出すと色々ありますが、値段も値段ですし、お役立ち度からいうと非常にコスパの良い品だという印象。
静置した状態でグラグラするようであれば、踏み台という製品である以上問題ありですが(多少アソビはあるものの)グラつきというのは感じないです。
また、前述のステップのナナメっぷりですが、あの程度の傾斜というのは、折りたたみ式でプラスチックまで使われた製品であれば(そしてこの価格帯であれば)当然ありうるレベルで、許容すべき範囲だだろうと思っています。
デザインについては好みもありますが、パッケージを見る限り6種類の色があるようです。デザインで売っていくなら自社通販サイトくらいは6色全部揃えてくれた方が推しやすいかなって気がしますね。
あちこちのネットショップを見ているときに、ちょっとネイビー(紺色)に惹かれていたのですが、即納じゃなかったのと値段が高い店ばかりだったので諦めました・・・