ハイエンドヒッキーを自称(?)し引きこもりのエリートを目指している手前、家の中のあれこれを結構マメにメンテナンスしているほうだと思うのですが、ここしばらく明らかにサボっていたものがありました。
油周りです。具体的には換気扇フィルター。(グリル周りは多少掃除してた)
その昔、チャーハンとか野菜炒めとか、チタンの大鍋でガンガン炒める作業をしていた(そういうのが好きだった)時期があって、当時はかなりマメに掃除をしていました。何しろフィルターがベトベトしているのが目で見てわかる(なんかギトっとした光沢がある)ので気持ち悪かったのです。
しかし、ここのところは調理魂がおとなしく(?)なって煮物とかが増えてきて、あまり汚れてないかな~と(都合良く)思い込んでサボっておりました。
ただ、考えてみればそれでもタマネギを炒めたり卵を焼いたりポップコーンを作ったりという作業はあって、多少なりとアブラは使っているんですよね。
使えば汚れる。当たり前です。
というわけで、偉そうに言ってますが単に換気扇の定期検査で引っかかって「換気扇は故障などなく動いていますが、フィルターが汚れていてこれじゃ全然吸ってませんよ」と指摘されたので掃除したという次第です。
確かにご指摘の通りフィルターの状態はひどかった
うちの換気扇フィルターは左右二つに分かれていて、取り外すとこんな感じです。
確かにキタナくて、特に茶色のところは冒頭写真のようにこびりついたアブラにホコリがびっちりついてしまい、完全に目が詰まってしまっていました。
どアップにするとこんな感じです。
前述の通り、最近ではさほどアブラをガンガン使っていたわけではないので、アブラ成分が主因というよりは、薄く付いた油脂にホコリが吸着してしまって目詰まりした、みたいな状態になっているのがわかるかと思います。
ホコリだけであればこの通り、手で軽く触っただけでモソッと取れそうな感じの付着のしかた。
水分だけでどこまで落ちるか
というわけでこれを風呂場に持っていき、最初は薬剤を使わず60度のお湯(出せる最高温度)だけで洗ってみたのですが・・・
うーん、このとおり表面のホコリはそれなりに取れていくものの、原因となったアブラ分まではなかなか取れないようです。(流れるお湯にアブラの色がほとんどついていない)
やはりお湯だけでは無理か。
中性洗剤で洗う
いつもであれば油汚れに強いアルカリ洗剤(職人魂とか)を使うのですが、今回は「さほど汚れが強くない」という前提のもと、昔買って放置してあった中性洗剤で洗ってみました。
この洗剤、中性の割になぜか油汚れがスッキリ落ちるみたいなPRしてるんですよね。中性で油汚れって落ちるものなのかなぁ?と疑問。
当然というか案の定、これを使っても油汚れはあんまり落ちないんですよ。正直なところウチでは「買って失敗した」「どうしようコレ、使い道がないや」みたいな状態で長らく放置されていました。
なので今回は「あまり汚れていないから、この弱々な洗剤でも落ちるだろう」くらいの気持ちで使ってみました。
浸け置きっぽくするため、ビニル袋で覆って2~3時間放置。
ちゃんとキレイにする時は全面が覆われるように破れの少ないビニルを使って溶剤が隅々まで行き渡るように気を遣いますが、今回はテキトウなのでこんな感じで、、、
正直、端のほうを中心に細かく見ると汚れ落ちが甘い感じではあるのですが、全体的にはアブラの色がなくなってもとの金属フィルターっぽい色になったのでよしとします。
空気の通るフィルターの隙間もちゃんとあいたようで、たぶんこれで換気扇の役割を果たしてくれるでしょう。
本来なら換気扇のファン(回転する羽根のほう)も洗うべきなのでしょうが、今回は別に気になるところが出てきたのでやめておきます。
ついでなのでグリルを洗浄
最初はやるつもりなかったのですが、換気扇の周辺、具体的にはカバーやフレームなどにセスキ液(セスキ炭酸ソーダを溶かしたぬるま湯)を噴霧していたところ、ボタボタとグリルの上に垂れてきたので一緒に掃除することにしました。
といっても、今回グリルの掃除はついでだから手間をかけたくないので、垂れたセスキ液を紙に吸わせて、それでグリル周りを疑似浸け置き洗いするような感じにしました。
紙は通販などの際に梱包材として使われていた「くしゃくしゃにした紙」を使います。
これ、まず最初に食事のときの下敷きにして使うのですが(テーブルペーパー? ランチョンマット替わり?)それで使い終わった下敷きは折りたたんで紙袋に入れておきます。その後、今度は排水口の掃除や油汚れを取るのに取り出して使う、という感じの流れで再利用しています。
乾いたまま捨てるとかさばるし、このように適度に油脂を吸って小さくした状態で捨てるのがベストな気がしてます。
洗い終わったグリル周りはこんな感じ。
キレイになったなと満足して、ふと振り返ると・・・