前回はこの20年モノ空気清浄機のナノイーユニットが壊れてしまったみたいで、
・修理をするかユニット交換するか考えたけど両方だめだった
というションボリした話でした。
今回はナノイーのない単なる空気清浄機(ホコリとり)として余生を過ごすための掃除をします。
分解清掃をしつつ、内部の断線などをチェックしてみる
空気清浄機は集塵するわけで、当然ながら本体まわりには結構ホコリがついてしまうのですが、これまで実生活で使ってきたなかで、フィルター以外もかなりマメに掃除をしていたのでヨゴレはそんなにないつもりでした。
ただ、考えてみたら掃除はしてたけど、分解はしたことなかったなぁということで、ナノイー周辺部のチェックがてら分解清掃を実施。
こんな感じでネジやツメを外してどんどん分解していきます。
この機械はざっくり、手前側と後ろ側(奥側)という2つに分解できるようです。
完全にバラバラにしてもよかったのですが、今回は主に手前側だけにします。
後ろ半分はモータなどがついているのですが、こちらについては掃除機で吸い取ったりクイックルワイパーでホコリを取るくらいにしておきます(後ろ半分というのは、上の写真で黒いファンがついている側)
といっても、後ろ半分は空気の通り道というか、カバーのような役割でシンプルな構造になっているので、手前側半分だけホコリ取りを行えばこの機械の大半のヨゴレは除去されます。
たとえば前面の操作パネルの裏側なんかもこのように基板にうっすらとホコリが乗った状態になっていますが、こんなのを外してホコリをとっていく感じ。
それにしても、ファンが回って空気を送っているモーターまわりのホコリはこのとおり
ヒドいですな・・・よくこんな状態でちゃんと動作するもんだと感心します。(というか、こんなにホコリが溜まってしまうような設計にしてるのが悪い?)
このへんのホコリはさすがにデカいので手で除去します。その上で掃除機で細かなホコリを吸い取り、さらに屋外で細かい凹みなどにエアダスターをあてて飛ばします。
あちこちデコボコした部分がありますが、凹み部分については
・汚れがひどく気になるところだけ濡らしたティッシュや綿棒などで汚れを取り除く
程度の作業。
こうして見ると、よくこんな埃まみれの機械が「空気清浄してます!」なんて言えたもんだよなぁという感じもするわけですが、逆に言うと此奴が部屋中のホコリを一身に引き受けてくれたおかげで空気中の埃が減って、自分のハウスダストアレルギーも多少軽減されていたのだともいえます。(この空気清浄機がなければ、このホコリは空気中を漂っていたわけです。)
ナノイーユニットの受け側はどうなっていたか
今回気になっていたナノイーユニットの受け側は、裏から見るとこんな感じ。
この写真の右下でぷら~んとしている小さな基板が、高電圧発生回路のようです。ガッチリと黒いプラスチックのカバーで覆われていて(というか元からそういう形状の一体化したパーツ?)どうなっているのかよくわかりません。
ケーブルや電気回路はとりあえず1回取り外してしまいます。
かなり汚れているので丸洗い掃除。
これ以外の部分も含めてプラスチック部品をまとめてお風呂場に持って行き、中性洗剤とスポンジ、ぬるま湯のシャワーを使って洗います。
凹みの部分など、多少汚れが落ちていないところはありますが上のに比べたら気にならないレベルのキレイさになりました。
(このヨゴレは、こびり付いているというほどではないものの、うっすらと張り付く感じに付着している。長年の堆積で、シャワーの流水をあてただけでは落ちず、軽くこすることでようやく落ちる、、、って感じの汚れ)
ナノイー接点のカビ
プラパーツはこんな感じで掃除することでヨシとして、ナノイー接点部分の金属(内側)はどうなっているでしょうか。
見るとこんな感じ。
断線はなさそうで一安心。
ただ、汚れはまぁいいとしても、面倒な青カビ?が発生しています。
カビに関してどうやって除去したらいいのか悩ましいところで、除去するのに何か道具を使えばカビが(道具のほうに)転移しそうだったりして、がん細胞に近いものを感じます。
結局、
・カビは使い捨てにできる紙やすりでゴリゴリ削っていく
・使った紙やすりは再利用せずすぐ捨てる
みたいな感じになりました。
分解清掃してもナノイーは復活せず
というような感じで、内部のリフレッシュ的な清掃を終えて、ナノイー周りの配線も問題なさそうだということを確認できたのですが、組み立ててもやっぱりナノイーは動きません。
まったく症状は変わらず。
相変わらず、水補給と点検ランプがつきっぱなしです。
もう少し電子回路に関する知識でもあれば、回路を追いかけて不良部品を見つけて交換する、といったこともできるのかもしれませんがそれでも前述の通りユニットは密閉されている感じなのでなかなか・・・
そろそろ買い換え時か・・・
基本的にこういう家電品は壊れるまで使うつもりなのですが、分解しているとどうしても各所の「素材としての劣化」も感じるんですよね。プラスチックがボロッとしているとか。
このネジなんかわかりやすいですが、いくら金属といっても劣化は免れず、いずれ動かなくなるときが来そうです。
ほかにも何カ所か、ネジが痛んでいる場所がありました。
今回はせっかく分解清掃もして中もキレイになったのですが、ナノイーユニットのほか実は集塵フィルターも手に入れづらくなっており(結構お高く5千円ほどする模様)ちょうど20年経過したこともあり新しい空気清浄機の購入を検討したいと思います。