家探しの話の続き。今回が78回目。
えーと、久しぶりに書いておくと「家探し」というのは「買う家を探す」のではなく「希望の家を(自らの手で)探し求めていく(つくる)」という意味合いでして、「お金を払って家の所有権を手に入れる」という意味の家探しは1年ほど前に終わっています。
お金を払ってハイ終わりということではなく、それはあくまで材木やコンクリートの素材を手に入れた状態に近い、という意味合いで、いまは自分の手で住みやすい家をつくっている最中です。
・・・と言っても、概念的にはそうでも実際にやってることといえばハウスクリーニングとかちょっとした造作くらいなんですが・・・
というわけでトイレをどうするか問題、続きます。
まずはこれまでの話から。
水圧が低いんじゃないか?問題
転居してかなり気になっていたのが水道の水圧。すべての水道の水圧が非常に低い印象を受けました。
冬になってシャワーの弱さも気になるし、実はトイレのリフォームで水圧って重要なんですよね。低いと便器の選択肢が狭まります。
マンションの上層階は圧が弱いという話は聞いたことがあるのでが、この最上階とはいえ中層マンションでそんなことってあるの?という感じでイマイチ納得感がないんですよね。
・・・みたいなことをグチグチ考えていたのですが、前回水圧の簡易測定をしてそれが低いことが判明したものの、どうやらマンション全体の問題にもなっているんじゃないかという説もあり・・・。
幸い、おおもとの(マンション全体の)増圧ポンプ交換まで数ヶ月と、いいタイミングで時期が迫っていることが判明した、、、というところで終わりました。
まったく意識してませんでしたが、内見のときに水圧のチェックもしたほうがよかったですね~。(水圧が低かったらその家を候補から除外するのか?というと、それだけで判断するのもアレだけど、その後の改修の参考にはなる)
さて、ポンプ更新までは何も手をつけずに放置することも考えたのですが、やはり毎日使うものなので汚れやニオイは気になります。
ということで、とりあえず手持ちの素材だけで掃除しておくことにしました。
全体の掃除
棚などの縦モノを掃除。まぁ結構汚れてます。ハウスクリーニングが入っていればこういうのはかなりキレイになっているはずなのですが、現状渡しなのでしかたありません。
床にこびり付いた黒い点
これ、何なのかわからないのですが、ゴムのようなこびり付いた黒いものが散在しています。
おそらく、飛散した尿にゴミが付着して固着したものではないかと思うのですが、、、厚みがあるので溶かすのもどれくらいかかるかわからないので、とりあえず剥がしていきます。
ちょうどハンドクリームを使い切ったところだったので、そのチューブのフタを使って掃除します。
別にヘラでもなんでもいいのですが、トイレの床なので使い終わった道具は衛生面の観点から捨てたいということで、ちょうど捨てる予定のやつを無駄にせず活用していきます。
トイレの床はクッションフロアという敷物で、それだけまるっと交換してしまうこともできるのですが、
1.便器の下に挟み込まれている部分がある
2.壁際の巾木の下に挟み込まれている部分がある
3.それらを避けて交換すると、カットした部分に隙間や段差ができてよくない
ということから、便器交換の際に一緒に交換することにしました。
サンポール漬け
ざっくりキレイになったところで、クイックルワイパー的なものでホコリを除去して、ぞうきんで水拭きをして薄い汚れを除去。
乾いたところでサンポールを散布して、ラップで浸け置きパックします。
ラップといっても・・・もったいないのでいつもどおりスーパーでもらった魚などを入れるビニール袋ですね、これをハサミで開いてラップの代わりに貼り付けます。
本当は再利用できる大きなビニル袋もあったのですが、使いかけで何がついているのかわからないので未使用のものを使いました。(サンポールは酸性で、仮に使いかけビニルに塩素系の洗剤が付着したままだと有毒ガスが発生して危険)
ラップは乾燥防止のためというのもありますが、サンポールをまんべんなく塗布するために使います。
サンポールを使うのは、尿などの飛散物に適しているであろうというのが理由ですが、下地のクッションフロアを痛めないかどうかは未確認です。(前述の通り、もうすぐ交換する予定なので気にせず塗布した)
便器そのものをサンポール漬け
床のサンポール浸けを一晩したあと、今度は便座などを取り外して陶器の便器そのものもサンポール漬けします。
目視ではわからないのでブラックライトで確認しますが、このように目に見えない汚れが結構ついています。
サンポール漬けでこれが取れたかというと・・・実は全然取れませんでした。
なんかくやしいので他にも時間をおいてクエン酸とかカルシウム汚れ職人とか、色々やってみたのですが、全然ダメですね。
これは何の汚れかというと、尿素か水アカじゃないか?って話で、カルシウムの固着だったりすれば「汚れ」といっていいものかどうかもよくわかりませんが、、、いずれにしても今回はとりあえずの清掃であって、ガッツリ落としたいわけではないのであっさり諦めます。
(と書くとずいぶんあっさり諦めたようにみえますが、上の各種溶剤で浸けては洗い、を繰り返しているので3,4日はかかっています)
ちなみにブラックライトで見える汚れですが、意外に便器の内側にはほぼなくて上の写真のように外側と、フチの部分がほとんど。
あとは床のクッションフロアに点状の汚れが多少見られる、という感じでした。
これらの汚れは目視ではわかりませんが、ブラックライトがない場合は手で触ってみるとザラッした感じがして、何か付着しているのだな~とわかります。(もしかしたら表面素材が痛んでザラザラになっているのかもしれない)
掃除で視覚的には無問題になったが、嗅覚的には・・・
というわけでかなり激しく掃除をしてキレイにしたため、見た目はそこそこキレイになりました。また、元からあったトイレの臭気もだいぶ減りました(というか、数日は圧倒的なサンポール臭が残り、もとの臭気が消えたのかどうかわからない有り様・・・)。
が、残念ながら1週間ほど経過したところで、また元通りの臭気に・・・
困ったぞ・・・
毎週この規模の掃除をするわけにもいかないし、、、
どこから臭いは来てるんだろう?
あまり使わない手洗いの排水口とか色々疑わしきところはあるのですが(もちろん洗った)、全体的に漂っている感じがして自分の鼻の能力では「ココだ!」と原因箇所を特定することができませんでした。
しかたないので、とりあえずオゾン脱臭を試みます。
とりあえず20分ほど稼働・・・
オゾンがトイレ内の隅々まで行き渡り、ニオイが分解されるということなのですが・・・
結果、どうかというと・・・
すごい! トイレ独特の臭気がまったくなくなりました!
こうかはばつぐんといっていいです。
ただ・・・これまた翌々日あたりになるとじょじょにニオイが復活して、一週間後くらいには元通りって感じなんですよね~。
確かに空気中のニオイはものすごい勢いで分解、除去できるのですが、壁とか設備に付着した「ニオイの発生源の何か」までも分解しているわけではなさそう。
脱臭機を常設してしのぐことにした
というわけで、オゾン脱臭はかなり効くのですが効果が強い反面、稼働直後はキツいオゾン臭が狭いトイレの中に充満しており、入るとヤバい感じなので常時稼働は難しそうです。(身体にメチャクチャ悪いのを本能的に感じるため、数時間はトイレが使用禁止になってしまう)
というわけで、同じオゾンでもパワー弱めの富士通脱臭機プラジオンを設置。
これは空気清浄機も兼ねており、サイズも市販の空気清浄機としては小さめなのでトイレにも設置でき、なんとか常時稼働できそうです。
この脱臭機能ですが、効果のほどは・・・あります。
チキンな日本メーカーが市販にこぎつけるだけあってパワーは弱々ではありますが、それでもそれなりにありまして、常時稼働させていけばなんとかなりそう(稼働停止させると翌々日くらいにはまた臭気が・・・)。
とりあえず、リフォームまでの間はこれでトイレの臭気問題はしのいでいく予定です。