ユニットバスの天井裏を観察した話から・・・
浴室乾燥機(24時間換気システム)の汚れが気になって、結局まるごと交換することにしました。
さっそく製品選定を終えて注文。
というわけで、ダクト清掃をすることになりまして煙突ブラシを買ったまでの話が前回。
副吸い込み口の確認
ポチった煙突掃除キットが届くまでの間に、ダクト内の汚れの確認と、入り口付近のホコリの除去をしておきます。
本体は以前キッチリ洗ってあるので省略。ダクトの本体側は本体を取り外さなければ見ることができないので、先に
・洗面所とトイレにある空気の吸い込み口(副吸い込み口)だけをキレイに
します。
これです。
プラスチックのためすでに壁紙より黄変が激しく、目立つ色合いになっています。
できあがりは冒頭写真の通り、壁紙も副吸い込み口カバー(新品)も白くなっていますが、この時点ではどちらも黄色っぽい。
まずツメで固定されたプラスチックのカバーと、その内側にフィルターがあるので,取り外して洗います。
洗面所、トイレと順番にカバーを外してみると・・・
まず洗面所・・・
うぇ、ホコリがスゴい・・・20年ものかな? まったく掃除をしてなかったであろうことが想定されます。
プラスチックカバーを取り外して見ますと・・・
う、うーん、、、ホコリの固着力?でメッシュフィルターが穴に吸い付いたままになってしまっています。(固定するものはなにもなく、本来ならカバーを取ったら落下するはず)
ダクトの中はこんな感じです。
そこかしこにホコリがあるものの、全面的にベッタリ張り付いているという感じではないですね。
大半の汚れ(ホコリ)がフィルターのところでブロックされ、ダクト内部には細かいチリのようなものだけが入ってきた、それが長年かかって溜まった結果がこれだけの量、って感じかなぁと。
次にトイレ・・・同じようにカバーを外します。
こっちは洗面所に輪をかけてホコリが強烈です。
うわー、なにこれ。
セメントでも固まったの? という感じで、フィルター部のメッシュが完全に塞がってしまい、もはや固形物みたいになってます。
ダクト内はこんな感じです。洗面所よりホコリが多い感じ。
推測ですが、フィルターの目が完全に詰まってしまっていたので、カバーの脇とか本来メインで吸い込む場所じゃないところから空気が入って、こんな感じに汚れたのかなと。
フィルターも含めた汚れの違いは、トイレより洗面所のほうが広いので感覚的にはホコリも多そうですが、実際はトイレのほうが湿度が低いためホコリが舞いやすく、(床に落ちずに)天井にある吸い込み口にホコリが入り込みやすい、ということなのかもしれません。
いずれにしろ、20年モノと考えればそんなにヒドい感じはしません。
もちろんホコリの堆積はあるのですが、キッチン換気扇まわりのように油+ホコリがベチョッと固着したものや、ゴムの中に根を張ったカビなんかに比べれば、この程度はカワイイものです。
フィルター類を洗っておき、ダクト内部の掃除機がけ
取り外したフィルター、カバーは洗剤で洗っておきます。
新品に交換するのに古い方をわざわざ洗わなくても・・・というのもあるのですが、なにぶんやったことがない作業。
実際の交換完了までにどれくらい日数がかかるかわからず、その間の仮設使用が想定されること、あまりにホコリまみれだと取り外し等の作業中に周囲が汚れる、といったことから洗っておきました。
水洗いして干しておくくらいで、これくらいにはキレイになります。
実際、このあと、ついでなので壁紙交換と天井点検口の設置、壁木部の塗装、ガチャ柱の取り付けといった作業を並行して行うことになったので、しばらくこの古いフィルターを使う期間がありました。
余談ですが、こうして見ると浴室乾燥機を交換するわけじゃなくても、定期的にこういうフィルターはチェックして洗っておくとよさそうですね。別に毎年じゃなくても2~3年に1回とかでもだいぶ効果ありそうです。
ダクトの内側も手の届く範囲で掃除しておく
ダクトの入り口付近からホースが届く範囲のホコリを、バキュームクリーナー(掃除機)で吸い取っておきました。
入り口付近のふんわりしたホコリは結構取れてますね。
枠の黒いプラスチックにうっすらとついた白い汚れや、ダクトの凹みに入った小さい汚れは取れない感じです。まぁしょうがないです。
また、トイレのほうは多少吸えてキレイになったものの、洗面所はあまりキレイにならず(写真撮り忘れました)。
これは
・乾燥したトイレと、湿気が混ざったホコリが舞っている洗面所との違い
かな??? これもまぁこんなもんで終わり。
なお、奥の方は通常の掃除機ホースではなかなか届かないわけですが、写真をとるとこんな感じです。
やっぱり結構ホコリ溜まってますね。
上でみたとおり、入り口から掃除機が届く範囲のホコリを除去するだけでもだいぶスッキリするのですが、こういうのが気になる人はやっぱり煙突ブラシで洗ったほうがいいよねってことで。
なお、今回のダクトのように曲がった物体の奥のほうは、このような「ファイバースコープ」と呼ばれるカメラで撮影しています。
うちのは1万円くらいの液晶なし(スマホで代替する)タイプですが、ハンドルを回すことで先端が180度屈曲するようになっています。
数千円の安い(雑貨みたいな扱いの)タイプにはこの機能はついていないですが、これは絶対あったほうがいい機能だと思います。
このファイバースコープはかなり発展途上の製品で、今回の製品も
・先端の上下左右がよくわからない(自動で切り替わったりしないし目印もない)
・スコープ部は全体的に自立せず(針金などが入っていないので)垂れ下がってしまう
・バッテリーがかなり早くなくなる(もとの容量が少ない割にLEDが煌々と光る)
・LEDで照らしているところと撮影先が上手く合わず真っ暗になる時もある(なぜ?)
・アプリがうさんくさい
・そもそも画質が悪い
という感じで、かゆいところがいっぱいです。現状、多少のリスク/不具合を受け入れた上での利用となるかなと。
それでも壁内の状況確認などにはなくてはならないものなので、助かってはいるんですけどね・・・
こういうやつです。
話が横道に逸れましたが、次回はブラシでダクトを掃除する予定です。