家探しの話の続き。今回が52回目。
今回はお風呂の配管をチェックし、過炭酸ナトリウムとジャバで洗ったけど汚れが全然出てこなくて・・・みたいな話です。
給湯器の配管の汚れは誰にもわからないが汚れていることは間違いない?
風呂の配管といっても、見えないところなのでどんな状態なのか確認することはできません。
今回の新居の場合、どんな使い方をされていたのか知るよしもないのですが、建物の他の箇所の状態から想像される前所有者の使用スタイルは
・ハードな使い方はしていない(使用頻度は低い)が、一方でマメなメンテナンス(掃除)もしていない
という感じです。
(前所有者は高齢のひとり暮らしだったので、全体的に設備の使用頻度が低い)
というわけで、配管の掃除なんてマメにやっていたようには思えないので、一応洗っておくことにします。
といっても、配管を取り外して物理的に洗うのは難しいため、溶剤で洗い流すだけって感じですが。
先日、ジョンソンのキャンペーンに乗って購入したジャバもあるのですが、そのときはあまり深く考えず1個しか買わなかった(1回で使いきり仕様)のため、事前に露払い的な意味合いで過炭酸ナトリウムで洗浄してからジャバを利用した掃除に取りかかります。
1つ穴配管であっても、内部に管は2つある
作業の前に、設備の確認です。
風呂の給水管(の給水口)は、1つ穴のタイプと2つ穴のタイプがあるそうです。
とはいえ両者は見た目(穴が1つか2つか)の違いだけで、やっていることはほぼ同じ。ヌルいお湯を浴槽から取り入れ給湯器に運び、加熱して浴槽に戻すというだけです。
実は、1つ穴タイプも内部で管が2つ(細い管が2つある)になっているそうです。
確認のためカバーを外してみると・・・
正面からはこう。
なるほど、確かに水が流れそうな穴が2つあります。
ただ、後ろ側がどうなっているのかまったく見えないですね。どういう構造になっているんだろう?
3つのネジを外すと、この丸いグレーの丸いヤツ(名称不明のため以下「グレ丸」と呼称)がスポッと取れたりする感じなんですかね?
・・・と思って色々試してみたのですが、このグレ丸、全然取れません。
素手はもちろん、ゴム手袋をして回したり、こういうテコの原理を利用した道具で動かそうとしたのですが、ビクともしません。
一応、これくらいの隙間があくところまではいくのですが、そこから先がダメ。
いろいろ試行錯誤したものの「取れそうな気配がまったく感じられない固さ」のため、今回はココを外すのは諦めてネジを元通りしめて確認作業は終了としました。
ネット情報だと、引っ張れば取れるみたいなのを見かけて信じていたのですが、なんかそんな次元ではない固さだったんですよね~。
(もっとも、同じ形状のもので取れている情報は見つけられなかったんですが。一方、他のモデルでは取れるらしき情報も・・・メーカーやモデルによって違う?)
ちなみにユニットバスの裏側、グレ丸のあるあたりはこんな風になっています。
今回、引っ張ったり回したりとグレ丸に対してかなりの力をかけていじってしまったので、何か緩んだり破れたりしてないか不安があります。
そこで次項の追い焚きの際にしばらく目視チェックしていたのですが、幸いこの部分からの水漏れはまったくありませんでした。一安心です。
過炭酸ナトリウムで浸け置き洗い
給水管の洗い方は
・水を張って過炭酸ナトリウム400gを溶かす
・50℃設定の追い焚きをする
・一晩浸け置き
というもの。
追い焚きの段階で、ナトリウム液が配管内をぐるっと流れてまるっと洗浄される、という仕組みです。
できるだけ配管内をお湯が流れるよう、
・お湯からではなく水からスタートする
・設定(目標)温度はできるだけ高温にする
のが良いそうです。(加熱する時間が長くなり、配管内を流れる水のトータルの量が増える)
※上の写真を見る限り、給湯管には銅管(?)が使われているようなのですが、ナトリウム大丈夫なんですかね? どこを見ても「過炭酸ナトリウムで浸け置き洗い」みたいに書かれているので今回は何も考えずにやってしまったのですが・・・
1回目の洗浄後、ゴミあり
一晩浸け置き後の様子を見ると、お湯を張った状態では目立ったゴミがあるようには見えません。
思ったよりキレイに管理されていた?
それとも逆に「あまりに掃除をしてなかったので汚れが配管にこびり付きすぎて、1回程度の追い焚きでは汚れが落ちない」的な状態?
というわけで、後者の可能性があるかも? ともう一度追い焚きをかけようかと思ったのですが、初回ということもあって念のため一般的な掃除の説明通り1回水を抜いてみました。
その状態で浴槽底面を観察してみると、こんな感じでツブツブのゴミが結構残っていました。
なるほど、見えなかっただけで、ゴミはあったのね。
このゴミをシャワーで洗い流してからもう一度同じサイクルを実行。
2回目の洗浄後
ゴミの確認・・・は省略し、お湯を抜かず,再度追い焚きをしてみます。
・・・と思ったのですが、なぜか風呂フタを開けると風呂の水が完全に抜けていました。
あれ?そういう機能あったっけ?という感じなのですが、当然そんな機能はありません。風呂の栓に何らかの不具合で隙間ができてしまったのか、そこから水が抜けたようです。
このとき、風呂下面にゴミはほとんど落ちておらず。
3回目の洗浄後、ゴミほぼなし
3回目の追い焚き洗浄後、今回もほぼゴミなし。
ジャバを使って配管を洗う
合計3回も回したので、あらかた取れるゴミは取れたのかな?という感じはするのですが、せっかく買ったのでここで本職のジャバさんにご登場いただきます。
果たして過炭酸ナトリウムでは落としきれなかったゴミをジャバさんが落としてくれるのか、実験してみたいと思います。
さすがそれっぽく(洗ってる感を醸し出すため?)、泡がたくさん出ます。
ただ、見ての通り茶色いゴミが派手に浮いてくる気配はありません。見えるのは白い泡の渦ばかり。
洗浄作業が終わってしばらくしてから確認してもこのとおり。
残念ながら(?)この水を抜いてもゴミはほぼナシでした。
何の成果も!! 得られませんでした!!
いやー、一応やれることをやったはやったのですが、なんか目立ったゴミ、汚れが見つけられずに成果が得られなかった感が半端ないです。
事前に他の人の様子をパラパラ見ていたので、茶色いゴミがワサワサとわいてくる、みたいな、ピロピロワカメ的な「やった感」があるのでは?と勝手に期待していたのですが・・・
「給水管はそんなに汚れてませんでした!」「少しあった汚れは掃除してキレイになりました!」みたいな結果でヨシとすべきか。(「本当はスゴく汚れてるんだけどやり方が下手で汚れが全然落ちませんでした」みたいなパターンは想定したくない)
というわけで、今回は300円くらいコストをかけて「汚れていないことを確認した」みたいな話になりました。自分の作業労力的にはほぼゼロなので、まぁこういう結果でもヨシかな、という感じです。