ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

待機電力を減らせば電気代はどれくらい減るのか?

 

前回、夏場のエアコン電気代を確認したところ。

2020free.com

 

その際に、ワットチェッカーの過去の記録のうち、まったく使ってない月の待機電力の情報も目についたので書いておきたいと思います。

 

2025年5月と6月の待機電力は40円弱/月

というわけで確認した2025年の5月6月の記録です。

一月分の消費電力が1.2kWhで40円弱

この時期は1秒もエアコンの電源を入れていないため、純粋にそれぞれの月の待機電力がどれくらいだったかという数字です。

毎日ひたすら同じだけ待機電力を消費し、積み上がっています。

 

合計すると、見ての通り1.2kWhで40円弱になります。

 

30円単価だと36円、36円単価だと43円強って感じですかね。

 

1年続くと500円弱くらい。

 

これを多いとみるか少ないとみるか。

 

ガリガリ君がコンビニで6本くらい買えそうです(ELP的なスーパーなら10本くらい?)

 

ただ、エアコンの場合は季節変動があって、夏場と冬場は毎日使うと考えると、実際にコンセントを抜いてしまってしばらく使わないというのは春秋だけ。ざっくり半年くらいと考えると250円くらいになります。

 

250円かぁ・・・

 

とはいえ、例えばいま鞄から財布を出した瞬間に250円がポロッと落ちて、道路側溝の穴に吸い込まれてしまったと考えると、その悔しさたるや!!

 

というわけで、

・使わない季節はエアコンのコンセントを抜いておくと良さげ

というのを基本姿勢にしていきます。

 

家全体でどれくらい節約できるか? を妄想してみる

とはいえ年額250円ではやや寂しいので、もう少しなんとかならないか考えてみます。

エアコンが多数あるうちや、他の滅多に使わない家電のコンセントを差しっぱなしにしているうちでは、根こそぎコンセントを抜けばそれなりの節約になりそうです。

 

例えばエアコンが4台あれば、年間の待機電力だけで250円x4台=千円・・・意味もなくこれだけの額を無駄に使っていることになります。

 

たいしたことないと思うかもしれませんが、千円札が財布からポロッと・・・(略

 

他にもテレビやら何やら、差しっぱなしで待機電力を無駄に消費しているものがあるかもしれません。

そういうのを徹底的にコンセント抜きしていくと、もしかしたら年額で万単位の節約ができるかもしれません。

 

カタログ等からエアコンの待機電力=節約金額を考える

ところで今回のエアコン、ダイキン製なのですが仕様ではどうなっているのか、取説を見てみたところ・・・

ダイキンエアコン2017年頃のモデル 約1ワットとの説明

罫線で仕切られた仕様表内には表示がなかったのですが、その下部、欄外に1ワットの待機電力消費であることが記載されていました。

 

ウチには4台エアコンがあり、2台目のダイキンも見てみたところ・・・

ダイキンエアコン2019年頃のモデル やはり1ワット

同じように1ワットになっていました。

 

続いて3台目は別メーカー、シャープです。取説があったので見てみると、、、

シャープは0.2Wだが、丁寧に省エネのためコンセントを抜けと注意書きが・・・(2013年モデル)

 

シャープも同じく待機電力は欄外に表示されていたのですが、数字は0.2Wとなっています。ダイキンの1/5です。少ないですね。

 

となると、、、ご丁寧にも使用しないときは「電源プラグを抜いてください。」とあるものの、実際に半年コンセントを抜いてもダイキン250円の1/5である50円しか電気代の節約はできないことになります。

(貴重なエネルギーなんだから金額の問題ではないだろ! と怒られるかもしれませんがここではさておき・・・)

 

4台目もシャープ。こちらは0.3ワットとなっています。

こちらは0.3W(2010年モデル)

 

2010年モデルが0.3ワットで2013年モデルが0.2ワットなので、この3年間、シャープはマイコンの消費電力削減の努力をしたのかもしれません。

 

というわけで、うちのエアコンではダイキン2台で250円x2=500円、シャープ2010年75円、シャープ2013年50円という感じで、トータル600円/年くらいの節約ができそうだというのが試算結果となります。

 

家にある家電もろもろの待機電力を確認してみる

ついでなので、そのへんにあるコンセント差しっぱなしの家電連中をみてみましょう。

わかりやすいようにざっくり1Wあたり500円/年という計算で、カタログ値をもとに無駄に待機消費している年間の電気代を算出してみます。

 

・NEC複合機 PRL200F待機電力代1000円

これはFAX/スキャナなどの複合機レーザープリンタですが、ディープスリープモードで2.1Wとなっています。

NEC複合レーザープリンタL200F

ディープスリープモードじゃない通常のスリープモードはどうなんだ? という点は気になるところですが・・・(※後日取説の応用編で確認したところ、一定時間で自動的にディープスリープモードになるらしいので、この数値で計算して良さげ・・・)

 

季節でガンガン使う/使わないということもないので、これは平時電源抜いておいて良さそうですね。(使用形態としてFAXなど電話線接続が不要な場合)

 

2.1Wということで待機電力の値はダイキンエアコン2台分になります。しかも使うのは年間数時間~数十時間というレベルなのでほぼゼロ。

これ1台で1000円/年の節約が見込め、結構デカいです。

 

 

・DELL ゲーミングモニタAW5520QF 待機電力代150円

一方、物理的なサイズがデカい割に待機電力の消費が微小だったのがPC用モニタ。

 

DELL52インチ?モニタAW5220

これはサイズがPC用としては巨大な50インチくらいの大型モニタで、稼働時は82.5W-390Wと電気食いですが、オフ/スタンバイ時の消費電力は0.3Wと上のNECプリンタの1/7で、シャープのエアコン並に少ないです。

 

ちょっと古いので待機電力高いかなと思っていたのですが、そうでもありませんでした。

これは・・・そのままでもいいかなぁ。

 

 

・SANYO 電子レンジEMO-1000S 待機電力代0円!

続いて以前から気になっていた電子レンジです。

これ、古いうえに電源スイッチもなく、常時電源が入っているような気配があるので・・・そして稼働時はかなりの電気食いです。

 

取説の仕様欄には待機電力の表示はなく、機能説明の中にありました。

すばらしい! 今は亡きSANYO EMO-1000S!

 

待機電力ゼロ!! すごい! なんだこれ!

 

元々マイコンの稼働なのでたいした消費電力ではないのでしょうけど、それにしてもゼロというのはなかなかすごい。

 

どうやって実現しているのかというと、上の写真の赤下線のとおりドアの開け閉めが物理スイッチを兼ねているようです。なるほど、、、

というわけで、これは差しっぱなしでよさそうです。

 

 

・クリナップ食洗機(どこかのOEM) 待機電力代500円

続いて以前修理?したビルトイン食洗機です。

メーカー不明(販売はクリナップ)の食洗機

こちらも欄外に説明があり、待機電力は1Wとのことです。

この食洗機はフロントに押込式の物理スイッチがあるので(それをOFFにしたときは)ゼロかと思っていたのですが、この書きぶりからするとそのスイッチとは関係なくコンセントを差した状態で待機電力消費しているようです。

 

以前掃除をして使えるようになったものの、結局、冬場のひどい油汚れなどの際に多少使うくらいで、ふだんは滅多に使わないのでこれはコンセントを抜いておいたほうがよさそうです。500円ゲットだぜ!!

2020free.com

 

 

・ツインバードコーヒーメーカー CM-D457 待機電力代おそらく0円

愛用のコーヒーメーカーです。

が、こちら仕様欄からは待機電力値は不明。

取説を見ても待機電力は書かれていない

 

えーどうして書いてないの? と思ったのですが、よく考えたらこの機種、本体の横に物理スイッチがついていました。

だったらおそらく待機電力は0でしょう。(上の食洗機みたいな例もあるので断定はできないけど・・・)

 

・ボダム コーヒーグラインダー 10903-3 待機電力たぶん0円!

最後にコーヒーグラインダーです。

ボダム コーヒーグラインダー

こちらも書いてないですね。

アブラの出る国の人は我々輸入国と違ってセコセコと待機電力のことなんて気にしないのか・・・と思ったのですが、よく考えてみたらこれも上のコーヒーメーカー同様に、脇に物理スイッチがついていました。そりゃ待機電力ゼロですね。

 

その他の未確認機材

ほかにうちで常時コンセントにつながっているのは

・デスクトップPC

・ノートPC

・ルータ等のネットワーク機器

・アンプなどのオーディオ機器

・洗濯機

・留守番電話機(FAX)

・24時間換気システム(浴室乾燥機)

・冷蔵庫

・ガス給湯器(コンセントではなく直結?)

くらいでしょうか。

下の4つは抜くわけにはいかないのですが、それ以外については折を見て確認していきたいと思います。

 

カタログ値はアテになるのか?

個々に待機電力を実測していくのはかなり面倒そうだなということで、カタログ値を信じて計算してみましたが・・・実際このカタログ値ってアテになるものなんですかね。

そもそも

・仕様欄に記載された定格消費電力ですら、現実の消費電力や電気代とはかなり乖離があるよね

というのは以前冷蔵庫の電気代を試算したときにみたとおりです。

2020free.com

 

そんな状態なので、表内ですらなく、欄外に記載されているような情報がどれくらいアテになるんですかね・・・という話です。

 

長くなったのでこのあたりはまたの機会に。