ふれふり!

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待機電力を減らせば電気代はどれくらい減るのか?(追補:カタログ値と洗濯機の待機電力)

 

先日、エアコン代確認からの流れで、家にあるほかの家電製品についてもコンセントを抜くことで多少の節約ができるのではないかと思い、待機電力について取説(カタログ値)を確認してみました。

2020free.com

 

そのなかで、

・各製品の取説(カタログ値)に記載されている待機電力値はアテになるのか?

という疑問が出てきました。

 

というわけでちょっと確認してみます。

 

 

実測したダイキンエアコンでカタログ値と実測を比較

待機電力というのは制御用マイコン基板の、変化のない状態での消費電力なので、実測値でも非常に安定しています。

 

再掲になりますが、ダイキンエアコンの2025年5月6月のまったくエアコンを使わなかった2ヶ月間の待機電力になります。(グラフの金額は30円単価で算出された累積)

 

この両月の1日あたりの数値を出すと

 右側 5月 1.24kWh/31日=0.04kWh

 左側 6月 1.22kWh/30日=0.0406・・・ ≒0.04kWh

ということで、ほぼ0.04kWh/日の消費であることがわかります。

 

一方、カタログ値は1ワット。

 

常時1ワットのものを1日24時間みっちり使う(差しっぱなしなので)として、上の実測値とあわせるためkWhになおすと1W/1000*24H=0.024kWhとなります。

 

仮にカタログ値そのままが実機で実現されていれば、一ヶ月の待機消費電力は

0.024kWhx30日=0.72kWh

0.72kWhx30円=21.6円

となるはずです。

 

しかし実際はそうはなっておらず、実測は月間1.22~1.24kWhだし、金額になおすと30円台となっていました。

 

あれれ? どゆこと? という話になります。

 

カタログ値からの乖離は約1.7倍と誤差が大きい

実測とカタログ値、両者の比率を出すと

0.04/0.024=1.6666....

となります。

 

カタログ値の待機消費電力が1ワットのため、この1.66・・という数値は、そのまま実測値ベースの消費電力、つまり1.66・・・ワットといえます。

 

つまり、実測値が正しいのであれば、こういうふうに書いた方が正確じゃないですかね? って話になってきます。

1.7ワット近い

カタログ値の表記は「1ワット」となっているので、1ワットピッタリでなくてもしかたないところですが、さすがに1.7倍というのは・・・。

 

とはいえ、待機電力が1ワットか1.7ワットかを考慮して製品を選択する、というお客はほぼいないと思うので、ダイキンが売らんがために意図的に少なく表示している、という可能性は低そうです。

 

可能性としては

・誰も気にしてないから適当な・・・というかザックリした表示をしている

・決められた計測方法でやると、どうしてもこれくらいの差が生じてしまう

のどっちかじゃなかろーかと。(※待機電力について何らか計測方法の決めごとがあるのかどうかは未確認)

 

冷蔵庫の定格表示と同じで、誤差が大きい計測方法になってしまっている、というのが現実かなと思います。(とはいえ、消費電力が実測よりカタログ値のほうが大きい事例を見たことがないので、公平性よりも言い訳がましさを強く感じるところではある・・・)

 

カタログ値を盲信すると待機電力の削減額を少なく誤認する可能性がある

前回のモロモロの削減額算出は実測ベースで1ワットあたり年間500円(1.7倍になった額)という単価を出して計算したため、あれでいいのかとは思いますが、仮に実測を一切せずにカタログ値だけで計算すると、実際の削減額を少なく誤認する可能性があるので注意が必要そうです。

 

具体的には、ダイキンエアコンの待機電力=1ワットをそのまま信じると

 1日あたり0.024kWhx365日=8.76kWh(年間)

 8.76kWhx30円=約263円(年間12ヶ月) ≒130円(春秋の6ヶ月)

・・・となり「130円くらいなら差しっぱなしでいいや」と判断する可能性があるということです。

 

まぁ今回はあくまでたった1機種1個体だけの例に過ぎず、他メーカー、他機材の実測はしてないので、もしかしたら1.7倍とかではなく、カタログ値に近い待機電力のものもあるのかもしれませんが・・・

 

洗濯機の待機電力はゼロらしい・・

余談ですが、前回みたなかで気になっていたのが洗濯機です。

これ、消費電力は大きく、実際の使用時間は短いという性質があるので、待機電力の節減に期待ができそうです。

とはいえ、年間を通して恒常的に使用しており、その頻度も高いのでコンセントの抜き差しは手間ではないか・・・とも感じられるのですが、実のところ洗濯は毎回の準備や片付けがかなりの手間なので、毎回コンセントを抜くくらいは(相対的に)たいした手間ではありません。

 

というわけで、さっそくウチの洗濯機、日立ビッグドラムの仕様を見てみると・・・

 

表内にも、欄外にも待機電力の表示なし

欄外も含め、待機電力の表示がありません。

 

あれっ? と思って調べてみると、日立のサイトに「待機時に消費電力はかかりません。」との説明がありました。

 

パナも日立もゼロらしい

パナソニックも同様で待機電力ゼロと明記しています。

 

うーん、洗濯機はスイッチの形状からして、制御用のマイコンが常時動いてそうな気がしてたんですけどね・・・

動物的、嗅覚的な判断としても、プラグを差したときに高周波の発生などが感じられないので、おそらく本当にゼロなのでしょう。

(カロリー表示のように、一定以下はゼロと表示してもいい、みたいなインチキくさいルールじゃないことを祈りたい)

 

ちなみに日立の洗濯機では、電源プラグは原則抜かない前提のようです。

プラグを抜くのは「お手入れの際や長期間ご使用にならないとき」

待機電力がゼロなら、これも納得がいきます。