2024年初めに冷蔵庫の買い換えをしました。
その1から
その11まで
11回もあーだこーだと書いて、もう終わりと言ったものの、季節モノなので、今現在2024年の8月、暑い時期を迎えてどうなっているかという話を少し。
騒音が出る時間が多く、長くなった
設置当初は「ほとんど無音じゃないか、すごい」と思っていたのですが、さすがにそれは真冬の話で、8月になるとコンプレッサーの音が目立つようになってきました。
といっても、通常時に音がするというよりは、
・ドアを開けて室内の温度が上がったとき、再度冷やすためにコンプレッサーが稼動する
という割合が増えたということです。少したつと庫内は冷えるようで、また音がしなくなります。
真冬は部屋の中の温度も低いため、多少ドアを開けても庫内の温度はあまり上昇しなかったのでしょう。
というわけで音が出るようになったなという印象はあるのですが、夏場は窓を開けることも多く、また扇風機やエアコンなど音のするモノが稼動していることが多いので、それらに埋もれてしまって実際は冷蔵庫の音が気になることはまったくありません。
電気代はどうなったか?
一番の関心事だった電気代ですが・・・ログが取れないタイプの電力計なので細かい情報はありませんが、積算の消費電力と時間は次の通り。
久しぶりにワットチェッカーを見ると
140.37kwh/3404時間
となっていました。
まず最初に、単純にこれまでの電気代を出してみると、、、購入直後に試算したときは27円と36円の2パターン出していたので同じようにやってみます・・・
140.37x27円=3,789円
140.37x36円=5,053円
となります。
ちょっと高い? どうだろう・・・
続いて1年間の電気代の推計をしてみます。
この3404時間というのは24時間で割り返すと約142日です。1年365日に対する割合、というか進捗率は約39%。
それに対応する累積電気使用量が140.37kwhということになります。
これをもとに1年間の見込みを試算するので、進捗率39%で割り返します。すると
消費電力
140.37kwh/0.39=360kwh
電気代
27円単価の場合 3,789円/0.39=9,715円
36円単価の場合 5,053円/0.39=12,956円
となります。
うーん、これだけ見ると高いのか安いのか判断がつきませんが、例えば高い方の1万3千円を12ヶ月で割ると、ひと月あたり千円ちょっとです。
そう考えると、冷蔵庫の果たしている役割に対して「じゅうぶん安い」と思えます。
ちなみに前回、購入直後の5日間という超短期間の実測値をベースに試算してみたのがこちら。
(再掲)
三菱冷蔵庫 MR-WZ61J(2023年3月発売2024年3月設置)
カタログ値
273kwh/年
7,371円/年(27円単価)
実測値(12ヶ月推計、18ヶ月推計)
230kWh/年、345kWh/年
6,210円/年、9,315円/年
前回同様、今回の試算もカタログ値とは結構乖離が出そうですね。これは仕方ないか(カタログ値の出し方が・・・)。
一方、実測値の18ヶ月試算(345kwh)と今回の39%割り返し試算(360kwh)とでは、かなり近い数字です。
まだ来年の2月まで半年以上あり、今後の数値を積み上げていかないとわかりませんが「冬の実測値を元に18ヶ月分で試算してみる」というのは結構いいセンいっていたようです。
高い方の360kWhとしても、旧モデルの18ヶ月試算値789kwh(上記リンク先参照)からすれば半分以下になっているので、消費電力の割合としては見込み通り半減していそうです。
野菜の長寿命化は効果不明
野菜の寿命が延びるLEDナンチャラは、あまり野菜室を使っていないのでハッキリとはわかりません。(大半の野菜は冷蔵する前に調理、加工して冷凍してしまうため)
トマトやキュウリなど生のままいただくことが多いものは、だいたい一週間ほど違和感なく食べられているので、それが他の冷蔵庫より長いんだとすれば、長寿命になっているのでしょう。(もっとも、これも実は店で買った時点の鮮度の影響が大きいので、なんともいえないんですが)
冷凍しないで長期間保管する氷点下ストッカーはイケる
冷蔵庫の最下段にある氷点下ストッカーは役立っています。
過冷凍というしくみで
・氷点下でありながら凍らない状態で保管する
らしいです(普通の冷蔵より長持ちする)。
実際、ぶりの切り身を入れたときは翌々日になっても色が変わらない状態でした。以前の冷蔵庫では翌日にはもう黒ずんでいたので、これは効果あるんだなと実感できました。
この、下側のグレーのトレイ内が氷点下ストッカーです。
これ、「ただの引き出し式のトレー」なんですよね。パッキンなどで密閉するわけでもないし、閉め方が下手だと上の写真のように隙間があいた状態のまま、ってこともあります。こんなんで「氷点下ストッカー」なるものがどうやって効果を生んでいるのか(通常の冷蔵室ときちんと役割分担ができているのか)不思議なところです。
あと、次の瞬冷凍との違いがよくわからない・・・
瞬冷凍は使いこなせず、ハイパーチラー替わりになってしまっている
冷蔵庫中段、製氷機の右側にあるミニトレイは瞬冷凍という「凍らない(カチカチにならない)冷凍」らしいのですが、うまく使いこなせていません。
通常の冷凍庫よりは温度が高いらしく、当初は違いが良くわからないままここにアイスを入れておいたらドロッとなってしまい焦りました。(アイスは-18度とかが必要らしいがこの瞬冷凍室は-7度)
というわけで、イマイチ自分の食生活でどのように活用できるのか戸惑っている感はありまして、今はこのように「コップを冷やしておく場所」になっています。
この暑い時期、冷たい飲み物もすぐにぬるくなってしまうわけですが、コップをこのように冷やしておくことで多少ヌルくなるまでの時間が稼げるかなと。(コップが氷の代替になって、薄まらずに冷やせる)
この写真ではコップだけですが、冷製スープやサラダなど、冷たい料理を作ったときの皿をあらかじめ冷やしておく、というのもアリかもしれません。
三菱の冷蔵庫は全室独立構造になっているため、コップに野菜や魚など別室のニオイがつくこともなく、こういう使い方は適していますね。(三菱自身は「ニオイ移りもしにくい」と表現していて、「移らない」とは言っていない)
ちなみにこのコップを冷やすアイディアはハイパーチラーという製品として製品化されています。
これは保冷剤が入っていて熱いものを冷やせるくらい本格的なもので、上のただコップを冷凍庫に入れておいただけというのとは全然レベルが違いますが。(当然ながら、ただの冷やしたコップに熱い珈琲を入れた程度ではアイスコーヒーにはならない)
冷蔵庫はやはり大きめが良いと思う
サイズアップで色々なものが入るようになって、前回の給水ボトル事件でも書いたとおり、4Lのボトルをそのまま入れても全然余裕があります。
また、毎年夏にやっている冷茶づくりでも、大きい冷蔵庫だと余裕をもって水出し作業ができます。(今年は、安い上に苦みが少ない棒茶で水出ししている)
そういえば、上のハイパーチラーも実は数年前に購入したものの以前の冷蔵庫には入れる余裕がなく、未開封状態で保管されていたんですよね。これも開封して活用できそうです。(ハイパーチラーは結構サイズがデカいのです)
おそらく冬になるとこれほどまでに活用する機会はないかと思いますが、夏場はこのように色々活用できて使い勝手は大変よくなったと思います。