家探しの話の続き。
以前、コンセントを3個口(トリプル)にする話を書きましたが、電気つながりということで照明についても似たような感じで利便性向上の作業をしたので書いておきます。
ちなみにコンセントの話はこちら。直接今回の件とは関係がありませんが、ネジなど細かなパーツの話など、共通する点もあります。
旧居にあったパナソニックの照明センサー「かってにスイッチ」が便利だった
旧居で非常に便利だと思っていたのが、
・玄関の照明を自動で点灯してくれる人感センサー
です。
人間の熱を感知して自動的に照明を点灯し、設定時間が過ぎたら勝手に消灯するというもの。
モノとしてはこういうやつで、玄関の照明スイッチの一部と交換する感じで設置します。(照明自体は一般的なものが使えるので専用品的なものは不要)
たとえば、買い物帰りなどで荷物を持って帰宅したとき、鞄をゴソゴソやって何とか鍵を見つけて玄関をあけ、室内に入ったとします。
ここで夜なら暗いので照明をつけるわけですが、両手が荷物などで塞がっていると大変です。
なにしろ、足元が暗いなかで照明のスイッチの位置まで移動しなければならないし、荷物を持ったままスイッチを押さなくてはなりません。(古いスイッチだと、スイッチにランプがついてなくて、ボタンの位置がわからなかったりする)
が、人感センサーがついていれば、玄関から入った段階で勝手に照明が点灯します。
これはひとり身には非常にありがたい。(一緒に行動する家族がいれば手の空いている誰かが点灯してくれるかもしれないけど、ソロもんはその可能性がゼロ)
便利な電気製品は他にも多数ありますが、その中でも明らかな不便をサッと解消してくれたという意味で上位にくる製品だと思います。
「かってにスイッチ」に対する所感
旧居で取り付けられていた照明用人感センサーは上記パナソニックのものでした。
結構長いこと使っていましたが(四季の気温変動にかかわらず)1年を通して動作は極めて安定しており、誤検知もなくて「モノとしてのクオリティ」は文句がありませんでした。
自分で調整をしたのは検知範囲(どの角度で反応してほしいか)くらいで、これは好みの問題だし、調整作業もカバーの位置をスライドさせてずらすというシンプルなものでした。
問題があるとすれば設置に電気工事が必要なこと、単機能にしてはサイズがやや大きめなことと、価格が高いことですかね。
とはいえ、操作パネルを兼ねていることを考えるとあまり小さいと調整しづらく、サイズについてはやむを得ないかなって気がします。
かってにスイッチの選び方
我が家のコンセント/スイッチの「コスモシリーズワイド21」に対応した「かってにスイッチ」で、2024年現在手に入るものとしては
WTK1411WK
WTK1811WK
の2種類がありました。(あとはそれらの亜種でオプションが付いていたり色が違ったり・・・)
見た目がほぼ同じでWTK1911というのが安く売られていますが、これは1411と組み合わせて使う子機で、単体では使えないので間違って買わないように注意が必要です。(何度か「セール品見つけた!?」と誤認してポチりかけた・・・)
1411は単体でも使えるし、子機と組み合わせても親機として使えるシロモノで、将来の拡張性を考えたらこっちのほうがいいんじゃね?という感じもしたのですが、これは別途電源配線が必要とのことで、既存配線のままリフォームしたい人向けのWTK1811を選びました。
なお、1411/1911の親子連動については一見良さげですが
ご注意点として、親器にのみ明るさセンサが入っているため、
親器の周囲が明るい時はセンサが働かないので、
子器周辺が暗い場合に子器で検知しても照明器具が点灯しません。
したがって、親器は周囲の明るさを検知させたい場所に取り付けてください。
などとややこしい注意書きがあるので、留意が必要です。
「かってにスイッチ」の買い方
ホームセンターのお値段はこんな感じ。
これでもメーカー希望価格からは値引きが入っています。
通販サイトではこの2/3くらいですかね。箱汚れなどの訳ありだと半額くらいで、中古だとそれより2-3割安いって感じ。
モノがモノだけに、年末になるとセールで安くなるとか、日が経つと値段が下がっていくといったこともなさそうで安定した価格という印象です。
(現場での施工変更、リフォーム時の取り外し品などで新古、中古の出物はそれなりにあるようです)
自分としてはネットの新品価格6~7千円であれば(製品の機能、クオリティ的に)購入OKと判断していましたが、たまたまリフォーム外しの出物があったのでそれを入手。安かったのですがやや古めの個体だったため、分解清掃ののち既存枠に取り付けました。
WTK1811はモデルチェンジで、だいぶ違うシロモノに
古めだった、というのはWTK1811WKの一つ前のWTK1811W型(最後にKがつかない。2019年生産終了)で、WKとの違いは
・LED専用ではなく蛍光灯にも対応している(LED普及前の設計だったため?)
というものです。
実は我が家の玄関照明は「天井のダウンライトと足元の蛍光灯とを1つのスイッチで同時に点灯する」という妙な構成になっており、WKだとそのまま使えない可能性があったので旧型のほうが望ましいと考えていました。(新型を買った場合は、蛍光灯はランプを抜いて運用感じかなと思っていた。足元の蛍光灯は実はそれほど必要性は高くなかったので・・・)
ただ、実際には「蛍光灯を自動スイッチで短時間にオンオフすると寿命が極端に短くなるので使うべきじゃない」とされているので、これはあまりメリットとはいえないかもしれません。
また、現行品のWKになって
・レンズ性能が上がってセンサーの反応が良くなっている
との話もあるので、これから買うならWKのほうがいいかと思います。
公式の比較表だと違いは蛍光灯対応の有無と価格差くらいしかわからないですけど、カタログの商品説明ページには検知範囲&密度が高くなった旨のPRがあります。
ちなみにパナソニックは古いカタログも閲覧ができて、、、
2割くらい価格アップしてるんですかね。
実売価格との差がありすぎて希望小売価格が上がっても、何がどう影響してくるのかわからず、その数字に意味を感じられないんですけどね(逆にいうと、そういうステルス値上げ的なやり方でしか値上げを許さない業界なのか、国民性なのか・・・という)
「かってにスイッチ」の取り付け方(と勘違いして少し失敗した話)
今回は新設ではなくリフォームなので、既存のスイッチを取り外して、かってにスイッチと交換します。
ココにかってにスイッチをハメこみます。
作業自体は淡々とやるだけなのですが、2点ほど課題もありました。
・「かってにスイッチ」は通常のスイッチの2枠分を使う
これによって、既存のスイッチがパツンパツンに使われていて余裕がない場合は取付ができません。
ただ、うちのように2連4スイッチの場合は2スイッチ分まだ余裕があるので、1枠分増えても(=2枠マイナス元の1枠)まだ一つ余裕があります。
・「かってにスイッチ」の最上段1枠は通常のスイッチが使えるハズだが、ハンドルの取り付け方がわからず挫折した
えーと、何を言っているのかよくわからないかもしれませんが・・・これです。
この赤丸で囲ったところ、緑ランプは左奥と同じスイッチを取り付けたもので、スイッチ自体は普通に取り付けできました。ですが、ハンドル(プラスチックのボタン部分をそう呼びます)を当ててみたところ、ランプの穴の位置が明らかにズレてたんですよね。
これじゃあちゃんと取り付けできないじゃん!?と思って諦めて、結局こうなりました。
スイッチを左の穴の真ん中に移動して、右の最上段はブランクという状態。
ただね、、、これ、このとおり↓
左側の3連を見ても、
・スイッチ本体のランプ位置と、ハンドルのランプ穴の位置を合わせるとこうなっちゃう
んですよね。真ん中のハンドルが狭くて入らない。
ハンドル自体は3つ用の、縦が短いタイプを新たに購入してきたんですけどね。一瞬、間違って大きいやつを買ってしまったのかと思いました。
正しい取り付け位置はこうでした。
ハンドルは1/4ほど上下にズラして取り付けられる構造になっていて、上段下段のものをそのとおりズラして取り付ければピッタリです。(というか、そうしないと入らない)
前述の「かってにスイッチ」最上段のやつも、ランプ位置がずれた状態でそのままハンドルを取り付ければそれで良かった、というわけです。
ハンドルの説明書もかってにスイッチの説明書も読まず、照明用のスイッチ自体も実は取り付け/取り外しは今回が初めてだったため、このような誤認をしてしまいました。
お恥ずかしい。。。
という感じで、多少のトラブルはあったものの、取り付け作業は完了して無事に使えています。
やはり買い物帰りに照明が自動で点灯してくれるというのはありがたいと感じます。