ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

引ソロ家探し(その38 HC日記 ソロもんが食洗機を使ってみて今後どうするか考えた)

国土交通省サイトより(加工済)


家探しの話の続き。今回が38回目。

 

(今回は時系列的には飛んで、少しあとの話になります。。。)

 

引っ越ししてしばらく経つわけですが、

・避難所生活的な段ボール生活をメインにしつつも、じょじょに(部分的に)ルーチン的な生活を取り入れ

つつあります。

 

今回は前回書いた

・転居の時に家電を更新しなかった話

の中で先送りとした食洗機の話です。

2020free.com

 

※HCはハウスクリーニングの略として使用

 

動作不良の食洗機を修理?する

新居のシステムキッチンには古い食洗機が設置されていました。

一応、売主からの情報では壊れている、動かないという話で引き継ぎました(契約の特記事項に記載済)。

契約書の特記事項より

そのため、時間ができたら撤去するつもりでいました。

ただ、電源を入れてみたところ一応なんか多少は動く様子。とりあえず「予洗い」という名前の洗浄モードのような、カラ洗いするモードがあったので、それで動かしてみたところ、水やお湯は一応出るっぽい。

実際には機能的な障害があるというよりは、

・あまり使っていなかった影響で水分由来の汚れ等が固着して、しっかり水が出ない

という状況だったようです。そのため、クエン酸洗浄などを併用しつつ何度も繰り返し「予洗い」掃除をすることで徐々に稼動するようになってきました。

こういうのはなんというか、時間を置きつつもこまめに清掃を繰り返して水通し湯通しをして、少しずつ元の稼動状態に戻していくしかないのかな・・・

 

せっかくなので、食洗機の裏側、、、というか下側?

食洗機の電源部分

解体予定だったため、どのような構造になっているのか調べるため床下の点検口から出してみたのですが、中空配線のコンセントがあり、普通にACケーブルが刺さっているという状態でした。
抜けばそのまま稼動停止状態になりそうです。

それだけで解体できるかというと(給排水があるので)そうはいかないのですが。。。

 

食洗機専用の洗剤の必要性

食洗機なるもの、生まれてこのかた一度も触ったことがなくてよくわからなかったのですが、どうやら通常の食器用洗剤だと泡が出すぎて食洗機が誤作動することがあるらしく、泡の少ないものが食洗機専用として開発されて販売されているようです。

というわけで、せっかくなので買ってみました。

ついでなのでリンス(仕上げ剤)も買ってしまった

ちょっとビックリするほどいい値段しました。2セットで3,500円くらいです。普通の洗剤として考えると、信じられません。

今から思い返すと、どうして買ってしまったのか?という感じがしますが、そのときは「これを買わなくては食洗機の動作チェックすらままならない」「このままでは作業を先に進められない」という脅迫観念的なものにとらわれていたように思います。

よく考えたら洗剤なしで動作チェックすればいいだけの話だったんですけどね。アホと罵られてもしかたない草々

 

食洗機を使うほどの食器がない問題

で、準備は整ったわけですが、最初に困ったのは、食洗機に入れるほど汚れた食器が製造(?)できないということです。

自分の場合、基本的には1日一食くらいしか食べないのと、食べるときも最近は紙皿(といってもパーティー用などとして売られているものではなく、そこらにあるチラシ紙の上にキッチンペーパーを敷いた紙皿モドキ)を使うことが多く、陶器の食器は汁物くらいしか使うことがありません。

そんなわけでまったく使う機会がなかったのですが、ここまで準備しておいてそれはないだろうと、3日分の食器を洗わずにためておいて、一気に食洗機で洗ってみることにしました。

 

参考

自己流紙皿モドキ写真

転居後しばらくは机も出せないので、こういう浅い段ボール箱の中に簡易食卓(兼紙皿)をつくり、それを膝の上に乗せて食事をしていた

 

食洗機対応の食器とそうでない食器の見分けスキルがない問題

これまで食洗機など使ったことがないため、果たしてどのようなものが食洗機で洗えて、どのようなものが洗えないのかサッパリわかりません。

普通の陶器や金属製の食器、スプーンなどは大丈夫のはずですが、キッチンには様々なものがあります。

たとえば二重構造になっているダブルウォールマグやガラス容器にプラスチック取っ手が付いているようなコーヒーサーバ、セラミックの包丁、タッパー型のジップロックなど、よくわからないものがあり、それぞれ個別に調べる必要がありました。

 

結果的には、熱に弱いプラスチックや木材など明らかにダメそうなのを除けば、セラミック包丁なども含め

・自分で判断のつかないものも、実際はだいたい食洗機OK

という結果になりました。

ただ、なかにはこのコーヒーサーバのように説明書を見ると食洗機NGと明記されているものもあり、やはりコワイので初めて使うものは個別に確認が必要そうだなぁと思いました。

ガラスサーバは壊すと3300円・・・結構痛い

 

食器を入れるのが手間だよね問題

次に困ったのが、食洗機に食器を並べるのが面倒だということです。

こういう凸凹したワイヤーの間に食器を積み込んでいくのですが、、、

あまり無造作に(たとえば積み重ねるように)放り込むと、洗浄シャワーが行き渡らず、せっかくの洗浄作業が無駄になりかねません。

小さいものは専用のスペースに置かないとワイヤーの隙間から落下してしまいます。

プラスチックの蓋のように軽いものは、噴水の勢いで飛ばされてしまうことがあるらしく、重しのように何かを上に乗せる必要があるそうです。

軽いものは飛ばないように陶器の皿をかぶせるように並べなければならない

「こんな風に考えながらアレコレ並べ替えたりしている間に、普通にスポンジで手洗いすればほとんど終わっているのでは・・・」という考えが何度も頭をよぎりました。

 

洗うのに時間がかかりすぎる問題

自動でやってくれるから問題ないといえばそうなのですが、電源を入れて自動モードで稼動させておいたところ、洗浄、すすぎ、乾燥のフルコースで1時間以上かかっていました。

「自分の手でやれば10分もかからずに終わるのに・・・」と、なんだかオカシなことをしているような気分になってきました。

トシをとると肌が弱くなり、冬場は手荒れやアカギレの問題があるので、水にあまり触らなくていいという点では確かに助かるのですが・・・

 

仕上がりにムラがある問題

実際に仕上がったものを見たところ

・浅めの皿、マグカップなどの単純な構造のものはほぼそのまま食器棚にしまえるレベルに仕上がる

・凸凹の多い(深い)ものは乾燥しきれずに水が残っていて、水を拭いてから別途乾燥させないと収納不可

・凸凹の少ないものでも、入れ方によっては水が残っていた

・金属には水の斑点が残っているものもあった

という感じでした。

凹みのところに水が残っている

金属には水分の斑点が・・・

もちろん良いところもあって

・高温で洗うだけあってアブラ感がまったく残っておらず、スッキリと清潔感のある仕上がり

・箸のような(細い、小さいetc)形状のものでも、一般的なものであればちゃんと洗える

・急須のような多少複雑な形状のものでも、水残りはあるものの、洗浄自体はちゃんとできていた

・一連の作業で自動的に乾燥させてくれるのは(多少水残りはあるにしても)非常にありがたく感じた

というのが素直な感想。

 

なお、確かに水は残っていたもののあくまで透明な水で、衛生面では問題なさそう。

さすがに長い時間、洗浄とすすぎを繰り返しているだけあって、今回の洗い作業では汚れ残し、汚染水のようなものの付着は見られませんでした。(それにしても時間が長すぎる・・・)

 

油ギトギトのものとかには使いたいが・・・

というわけでメリットは感じるものの、実使用では問題だらけな状態。うーん、今後も積極的に使うかというとかなり微妙な感じです。

とにかく並べるのが手間なのと、稼動時間の長さが気になります。慣れてくればササッと上手に並べられるようになるんだろうか・・・???

 

結論としては、今のところ

・キッチンのスペースが不足してくるようであれば、撤去していくことも考えていきたい

というレベル。

ただ、現実問題としては撤去するにしても時間と手間がかかるし、仮に撤去したからといって巨大なスペースが確保できる・・・というほどのサイズ感でもないのが悩ましいところなんですよね。もっとデカくて邪魔ならさっさと撤去するのですが。

当面はほかにやるべき作業が多く、優先順位は低いのでしばらくこのままかなぁ。

 

その間の使い道を考えると、

・製菓など、油脂分の多いものを大量に使った際にまとめて道具を放り込んで洗っておいてもらう

・来客時など食器を多めに使ってしまい1回で洗いきれない(干しきれない)場合に洗ってもらう

みたいな感じはアリかな?と思っています。

 

いずれにしても胃袋の少ないソロもんの場合、食洗機は日常遣いというよりは、特別なときに使う感じになりそうかなと。