ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

○○の支払いに手数料がかかります、ってどっかで聞いたよね(サギっぽいな?

 

5月。

気温があがってきて過ごしやすい・・・ハズなのですが、自動車税に加え、去年から固定資産税の支払いまで生じてきて自分の財布的にはなかなかシンドイ季節になります。

(毎月の家賃がなくなったので、銀行口座の減りはだいぶ緩和されたけど・・・)

 

今回はその税金、主に地方税ですが、どうやって払うかって話です。

 

昨今の税金の支払い方法、いろいろある

その昔、税金は現金もしくは引き落としでしか払えなかった記憶があるのですが、ここしばらくじょじょに増えてきて、今ではコンビニやら電子マネーやらカード払い、コード決済まで、ほぼすべての支払い手段で支払いができるようになりました。(税によって対応していないのもあるけど・・・)

おかげで家にいながら払える、銀行やコンビニまで行かなくてもいい、現金が手元になくても払える、というのは大変なメリットだと思います。

 

それだけでも十分と言えばそうなのですが、せっかくなのでお得に支払えないだろうか、というわけで色々試している次第。

 

コンビニでの電子マネーやQRコード決済、自宅でのQRコード決済はやったことあるのですが、クレジットカード払いはやったことがなく(マトモに検討したこともなく)、今年はこれを試してみることにしました。

 

いろいろあるけど、お得な税金の支払い方はほとんどない

ところで2025年現在、税金のお得な支払い方法は?といえば一般的には

・税金はQRコード決済で支払うと現金同様、支払い手数料がかからない

・QRコード決済ではもともとポイント還元は少ないが、税金関係はほぼポイント付与の対象外

・QRコードのチャージの際にポイントがつく事例が(一部)あるのでそれを活用する

・キャンペーンやイベントの対象となることがあるので、それを活用する

といった感じの話がメインのようです。

 

まぁあんまりお得じゃない。無理矢理お得感を醸し出しているけど、全然お得じゃない。

でも税金だからしょうがないねぇ~という感じではあります。

 

このうち、「チャージの際にポイントがつく」というのは魅力的に感じられますが、実は

・特定のカード(ゴールドとか・・・)を使った場合

・特定の条件(○万円以下とかオートチャージとか・・・)でチャージした場合

というパターンが多く、自分の手持ちだと条件に合うものがほとんどありません。(おまけに率がショボく0.5%くらいとか・・・)

 

これまでは

・「入会キャンペーンで○○円以上チャージすれば何ポイントつく」みたいなのがあれば、それを利用するのが最も無駄がないかな?

って感じだったのですが、そうそう毎年カードやら何やら新しく入会するものはなくて、今年は手持ちのタマがありません。

 

最後に挙げたちょっとしたイベントは、auのたぬきのナンチャラとか、以前自分もやってみたファミペイのくじなんかがよく挙げられる例ですね。

2020free.com

とはいえ、上のリンク先の結果でわかるとおり、イベント的な楽しみとしてはアリかもしれませんがコスト面の損得でいうと、ほぼゼロといえます。

 

税金のクレジットカード払いに手数料が発生するというアヤしさ・・・詐欺サイト?

一方、クレジットカード払いは納税者が税金プラスアルファで決済手数料を負担することになっているとのこと。

(一般的にクレジットカードの決済手数料は支払いする客側ではなく、受け取る事業者=加盟店が負担するのだけど・・・)

 

え、それじゃあお得どころか、損しちゃうじゃん・・・?

って感じなんですが・・・ホントなんですかねこれ。

 

ちなみにこの地方税のカード払いに必要な決済手数料、2025年現在の額はこんな感じらしいです。

たまたま目についた愛知県庁公式サイトより

うーん、確かに県庁の公式サイトなんだけど、、、でもなぁ。

なんかアヤシイ。

 

なぜって「○○しなければなりません。○○に手数料がかかります」って、サギの常套句でよく聞く話じゃないですか。

 

なんで金払うのに手数料が要るの? って話です。

 

ちょっとお得に払おうとやってみたら全額詐欺られました、というのでは話にならないので、ちょっと調べてみましょう。(みみっちいスケベ心の対価と言われると反論しづらいが・・・)

 

収納事務を転嫁転嫁転嫁と、すべてを丸投げすることでアヤシサ倍増

クレジットカードを利用した納付、地方税共同機構という特殊な法人?が、全国の地方公共団体分をまとめて処理(代行?契約?)しているようです。

 

また、実際の収納実務は銀行などではなく、またJCBのようなブランドでもなく、株式会社エフレジという民間会社がやっています。

 

民間側の立場でいうと、ここがアクワイアラーという呼ばれる、ブランドとカード加盟店との中間の立場で暗躍(?)するポジションで、決済だけではなくサイトの運営から何から受託しているようです。(役所は直接サイト運営はできないと・・・)

 

今回の場合、「地方税共同機構」が加盟店ということになり、このようにちゃんとした(?)お店・・・ならぬサイトがあります。

税法規定による受託者らしい、株式会社エフレジ

手数料の額は上の愛知県庁のサイトもこの地方税共同機構のサイトも同額なので、間違いないなさそうです。

 

ただ、エフレジがどういう会社なのか、ググってもよくわからないんですよね。会社のサイトもちゃんとあって沿革なども見てみたのですが、、、資本関係がよくわからない(たいがい、親会社がどことか、主要株主がどことか書いてあるけど、ここはそれがない)

上の情報も住所がアヤシイんですよね。グランフロント大阪タワーAってありますが、オフィスとはいえ何階か、フロア数も書いてないとは・・・

(ちなみに、公式サイトも同じ表示。ただ、テナント情報から34階に入居している実在する会社だろう、ということはわかりました)

 

国税でもエフレジが採用された

国税のサイトを見ると、そちらでもちゃんとクレジットカード払いの受託者指定を受けているようです。

エフレジの指定

 

そして同じように、決済に手数料がかかる旨も明記されています。

nta.go.jpの正規サイトで表示されている

「○○が必要です」「それには手数料がかかります」という論法はアヤシイ感じはするものの、国税も含めてすべてそうなっているところを見ると、これはもはやエフレジを信じて支払うしかなさそうです。

 

手数料を払ってまで税金を納める、という仕組みに違和感がありますが、もしかすると

・法令上、税金の納付にかかる費用を行政が負担してはならないことになっている

のかもしれません。

 

なお、調べてみると国税は2025年から受託者が地方税と同じエフレジに変更になり、手数料が値上げされたとのことです。(従前はトヨタファイナンスが76円+税でやっていたところエフレジ90円+税に値上がり)

国のやることなので、おそらくトヨタが値上げして、入札でエフレジに負けたって形になってるんでしょうね。

こんなこと言ってもしょうがないのかもしれませんが、この詐欺横行のご時世に

・支払いに別途手数料がかかるという、詐欺師が乗っかりやすい仕組みにしておく

・支払いサイトのアドレスが変更される

とかって、どうなんですかね。

 

毎年入札するのはいいにしても、安いところに全部丸投げになると今後受託会社が変わるたびにサイトのアドレスが変わっていく、みたいなことになりそう。(上の国税支払いサイトのアドレスはkoukin.f-regi.comとなっており、仮に受託者が他社に変わった場合は変更されること必至)

そういう利用者のリスクよりもお役所の公平性担保優先ということなのか・・・(5年くらいの長期契約はしてるのかな?)

 

まぁ収納実務を投げるのはしかたないにしろ、せめてドメインくらい自分のところでキープすればいいのに・・・

 

ちなみに国税の場合の手数料が99円なのは1万円以下から同じで、このあたりは少額決済に配慮した地方税とは異なる扱いのようです。