ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

地方税のお得な納付方法を探る(少しでいいから得するユルい方法はある?)

前書き

5月。

気温があがってきて過ごしやすい・・・ハズなのですが、自動車税に加え、去年から固定資産税の支払いまで生じてきて自分の財布的にはなかなかシンドイ季節になります。

(毎月の家賃がなくなったので、銀行口座の減りはだいぶ緩和されたけど・・・)

 

さて、当初

・お得な支払い方としてクレジットカード払いはどうだろうか?

という話だったのですが、脱線しまくった挙げ句、最後は

・お得と言ってもショボい水準だし、カードによっては損するよね~

みたいな悲しい結果になりました。

 

前回のこれ。

2020free.com

 

甘い話が「いつもいつまでも」あるわけないっていえばそうなんですよね。

 

というわけで、今回は派生バージョンというか残飯的な話で、いろいろな支払い方やキャンペーンなどでチョビッと得する方法ってないんですかーっ?って話をメモ的に。

 

最初に結論を書いておくと、全部イマイチでした。それでも選択肢として知っておくのはありかなと。

 

なお、そんなにカンバる気力が無いので、頑張らないでなんとかならないか・・・という他力本願寺的なユルい与太話になってます。なので、もしかしたら頑張ればまだ何かあるのかもしれないけど、そういうのを追求する感じの話ではありません・・・(頑張るのを諦めている人の話です)

 

クレジットカードの納税キャンペーンとかないの? ポイントアップないの?

前回だったか、少し触れましたが、カード会社にとって納税は普通のお買い物の決済と同様の扱いのようです、と。

それならば、普通のお買い物と同様に「納税に使ってもらうためにポイントアップキャンペーンなどがあってもよさそう」と思わなくもないのですが・・・実際にやっている例は聞いたことないんですよね。(抽選キャンペーンは結構ある)

 

どうしてかなぁ?と思って少し計算してみますと・・・

 

まず、還元するには原資が必要で、それは今回の例でいうと手数料です。

一般の消費取引で、事業者(加盟店)がカード会社に支払っている手数料というのが一般に2.5~5%程度といわれており、現状でざっくりそのうち2割くらいを利用者にポイントで還元していることになります。(2.5%の2割で0.5%、5%の2割なら1%)

 

モロモロの決済基盤の運営コストや会社の利益を考えると、これぐらいの還元なら続けられる、というのが長期的な落ち着きどころだったのかなと。(全体としてあまりに儲けすぎでは?という指摘はあるようですが・・・まぁ顧客も事業者も怠惰で国内は競争が生じないってことでしょうねぇ)

 

これ、税金の場合、仮にこれまで見てきたとおり行政が1円も負担しておらず、納税者の負担する手数料(0.37~0.75%)がすべてだとすれば・・・そもそも還元しようにも原資がないということになります。赤字でもやるのか? 何のために? 他の利益を回してまでやるのか? という話になってきます。

 

当初から単体では赤字覚悟の入会キャンペーンのような瞬間的なものや抽選ならいざしらず、恒常的にはやらないでしょう。

(エフレジが仮に利用者から得る手数料以上に上納していれば別でしょうが・・・)

 

 

というわけで、税を普通にクレジットカード払いして高ポイントが得られる機会というのは期待薄かなという感じです。

 

ちなみに、逆に税を税を含めた公共料金支払い時のポイント還元だけを引き下げたカードならあります。

以前、国民年金支払いの件で少し触れましたが、、、楽天カードです。

これはなかなかにヒドすぎた・・・

500円につき1ポイント(1円)というのは0.2%に相当しますので、このカードでエフレジ手数料を負担しつつ税金を支払うと、大幅な超過負担になってしまいます。

(このカードは電気ガス等も同じ扱いにしているところが、なかなかに思い切ったなと・・・おそらく大衆の「切り替えるの面倒くさい」という怠惰な心理を使用したものだと思いますが・・・)

 

楽天に恨みがあるわけではないのですが、気付かずにそのまま楽天カードで公共料金を払っている人は、さっさと切り替えた方がいい気がします。

 

電子マネーでの税金の支払いも還元率0.5%くらい

ところで、0.5%というのは

・クレジットカードによる電子マネー等へのチャージで得られるポイントの目安

のようです。(100/100.5を特定桁数で四捨五入するとプラス分がゼロになるのでお目こぼし、的な建て付けでもあるのかな?)

前回までみてきたエフレジの税金決済手数料は、これ(電子マネーでの支払い)を競合とみなして設定された可能性があります。偶然かもしれませんが・・・。

 

WAONオートチャージで0.7%相当のポイント

手持ちのものだと、イオンカードセレクトがWAONへのオートチャージ時に0.5%ポイントがつく模様。(チャージしたWAONでの公金支払時にはポイントなし)

WAONPOINTならウエルシア1.5倍デーがあるので、0.5%のポイントが0.75%相当として利用でき、恒常的に使えるワザとしてはこれが一番還元率いいかもしれないですね。(ウエルシアって全般的に割高なので実質的には0.6~0.7%相当くらいかな?)

 

注意点は、電子マネーWAONで税金支払い可能なコンビニはイオン傘下のミニストップのみということ。ここは業界第4位とはいえ、上位3社には圧倒的な差をつけられており、店舗数も非常に限られています。地域によっては絶望的です。(WAON自体はファミマでも使えるけど、現状ファミマではWAONを使った請求書類の支払いに非対応)

 

また、ミニストップにおけるWAON請求書支払いもすべてOKではなく、できるものとできないものがあるようです。

こんな感じ。

かなり紆余曲折があって、現在はじょじょに拡大しているフェーズ?

このWAONで支払える/支払えないはどういうルールで選ばれているかというと、それぞれの納付書の収納を担っている会社の判断によるみたいです。(金融機関のCVS料金収納代行サービスで使われる「収納企業コード」で判別。ミニストップの場合はそのコードだけを列挙している)

 

コンビニと言えば、ファミペイでも特定日のPOSAカード購入で1.5%還元というのがありますが、残念ながら楽天ペイのような公金決済に使えるものは対象外になってしまったようです。

普通にやって0.5%なのと、1.5%だとだいぶ違いますからねぇ。惜しいことをしました。(まだAmazonPayなら使えるのかな??? ・・・と思って調べてみたら、国税は対応しているけど地方税は非対応らしいです)

 

電子マネーやQRを介したクレジットカード払いと還元率(今昔)

昔はEdyなどの電子マネーにクレジットカードからチャージする際に通常どおりのポイント付与があり、それを使ってコンビニで支払うことで実質手数料ゼロのクレジットカード払いができていました。

その後、コンビニ窓口での請求書払いに電子マネーが対応しなくなったり、チャージができなくなったり、ポイントがつかなくなったり、一部の組み合わせだけ解禁されたりと紆余曲折があり、今では

・電子マネーチャージへのポイント付与は制限多し(原則しない、もしくは微額)

・電子マネーで支払える公金とそうでない公金がまだ混在している

という状況です。

 

上で挙げたWAONのほか、モバイルsuicaへのチャージでポイントがつくとか、nanacoへのチャージでポイントがつくとかの記事を見かけましたのでざっと見てみたのですが・・・

自分が使えそうなワザをメモ的にまとめておくと次のような感じ。

 

【モバイルsuica】

色々なカードでチャージができてポイントがつくらしいですが、今のところ残高上限が2万円で納税使用には厳しい。

 

【nanaco】

残高上限5万円(+サーバ保管分5万円)で複数合算払いができるものの、今となってはチャージそのものが可能なカードがセブン系列のものに限定。(囲い込み。ポイントは0.5%らしい)

 

【auPay】

Masterを中心に一部カードでチャージ可能で、一部はポイントも付与、ただしチャージ上限月額5万円、自社ゴールドカードのみ上限25万円でポイント付与アリ(囲い込み)とか・・・

 

・・・うーん、なんか良さげなのが見あたりませんね。

最初auがいいかと思ったのですが、月額上限5万円というのは税金の支払いには少なすぎます。還元率の高いカードでチョビチョビとチャージを続けていく感じなんですかねぇ。Paypayカードで1%とか・・・? これなんかau->SBの資金流出なので早晩なくなりそうですが・・・(逆のauPayカード->Paypayはチャージ自体ができないらしい)

 

いずれにせよ、還元率の高いカードはチャージができないとか、できてもポイント付与の対象外とか、ポイント付与に低めの上限設定アリとか、制約が非常に多いんですよね・・・あとは「相当額をチャージして準備万端」というタイミングで突然ルールの変更があって公金決済ができなくなる、といったことも(過去の電子マネーのアレコレを考えると)じゅうぶん有り得るのがコワイところ。

 

こういうののプロというか、セミプロ?的な(記事で稼いでいる)人たちは、いろんなPAYやらポインヨを組み合わせたり変換したりして還元率を上げているようですが・・・かなり手間がかかりそうです。

(そういうサイトで紹介されている高還元率の方法は、(高還元率ゆえに)すでに廃止されてたり、ポイントアップ対象外のものをあたかも対象かのようにしれっと紹介していたりすることがあるので、ちゃんと自分で確認してからやらねばならず・・・)

 

 

ちなみにnanacoは機械を使ったチャージでも0.5%つくらしいです。ショボい・・・

nanacoは機械でチャージすると0.5%(2022年頃から続いているキャンペーン)

8のつく日は月に3回あるので、月6万円までということになります。

いやしかし・・・毎日セブンイレブンの前を通っている人であっても、100pのために8のつく日に毎回チャージするのは面倒そう・・・

(チリツモで頑張る!というのならアリかもしれないけど、そもそもの話として、セブン系で買い物をするのをやめれば100pくらいすぐに浮きそう・・・なにしろ食品スーパーも含め、とにかくすべてが他を圧倒する高さだから、7&iグループって・・・)

 

こうして見ると、本当に0.5%ってのが多いですね。暗黙のルールでもあるんじゃないかってくらい・・・。

 

本当は電子マネーで税金が払えない?

ところで、調べてみると国税庁では「コンビニ窓口で払う際に、電子マネーは使えない」と称しているのですが、これ、どういうことなんですかね。

実際はガンガン使えているようですが・・・一般論として書いてあるだけで例外多数ということか、単なる対応漏れで本当はNGなのか、、、

各所の情報だと、国税だからNGってわけでもなく全然使える様子・・・

 

もしかすると、「公金を現金(または等価物)以外(例:ポイント)で支払うことができない」っていう法解釈みたいなのがあるのかな・・・。

だとすると、WAONとnanacoが公金支払いに使えるのは、それらが「ポイントを一度電子マネーに交換してから使う」という面倒な仕組みになっているからかもしれません。(だから公金決済に対応する以上、この面倒な仕組みを変えられないのか・・・。ただ、ペイペイとかは決済内容に応じて内部で使用する残高を区分けできてるみたいなので、システム上の問題のような気もするけど・・・)

 

電子マネーを介したクレジットカード払い(2026年suica革命に期待?)

どうもモバイルsuicaは2026年以降、大幅な見直しが入るらしく、その一つとして2万円の利用上限が撤廃されるとのこと。QR系に寄せていくみたいなので、サーバ管理になって30万とか50万とかになるんですかね?

上記の通り普通に納税に使えるようなので、それが改悪されなければこの見直しには期待したいところ。(残念ながら2026年秋とのことなので、2026年春の納税シーズンには間に合いそうにありませんが)

というか、その前に今のFelicaチップを利用した電子マネーシステムで枠を5万円とか10万円まで引き上げる処理だけでもしてもらえれば、多少は使えるようになるのですが・・・