家探しの話の続き。今回が55回目。
前回網戸の網についてアレコレ調べて方針が決まったので、今回は実際に張り替え作業をします。
前回はこちら。
縦がダメなら横にすればいいじゃない?
さて、お高いスーパーマジックネットをどれだけ買えばいいのか、、、ということで南側の窓で使われている2つの網戸の(網の)サイズを調べてみたところ次の通りでした。
網戸A
上半分:W86xH121cm
下半分:W86xH90
網戸B
上半分:W73xH92
下半分:W73xH89
結構デカい感じですな。
ところで、一般的に販売されている網戸の網はW91xH200で、スーパーマジックネットも同様です。
他にW91cmxH230、W145xH250というサイズも製造されていますが、流通量が少なくてちょっと割高です(30mのロール売りもあるけど割安感は低く、余っても使い道がない・・・)。
それに対して上の実測で網戸AはH121+H90=H211となり、割高なH230のモノを買わないと寸足らずになってしまいます。
ただ、よくよく俯瞰して眺めてみるとH121と組み合わせて200cmに収まる組み合わせがあります。H121+W73の組み合わせです。
そう、変則的ですが、網戸Aの上半分と網戸Bの下半分(横張り)で組み合わせれほぼ200cmきっちり使い切れます。
ふつう縦横ミックスして張ったりはしないんでしょうが、たぶん網戸の網に縦も横もないですよね。(羽虫が一般的に横長だとか縦長だとかあるのかな・・・?)
やや心配なのが網戸Bの下半分のほうで、H89なので91cm幅の網戸だとギリギリなんですよね。ゴムで端の溝に押し込んで固定する部分も必要なので危険な感じはするものの、公称91cmであっても実際は多少余分があって92cmくらいあるのではないかと期待してやってみることにします。
※この問題、前回書いたLIFELEXの6mの網を買えば片付いた話ですが、これを書いて(作業をしている)段階ではその存在を知らなかった・・・
網戸の実測(幅のマージンは1~2cm)
さっそく注文して届いたスーパーマジックネットを測ってみたところ・・・
このように端から端までは94cm弱あるものの、実際には左右とも端の1cmは編み込まれていない部分で、使えるのは92cmほどのようです。
繰り返しになりますが、網戸Bでは89cm必要なので、余分は3cmということになります。取り付けられた状態だけ考えれば3cmも余分があれば十分では?という感じもするのですが、実際には取り付け作業の過程で手で引っ張る部分も必要なので、本当にギリギリなんとかなるかどうか?ってレベルです。
ちなみに長さのほうは公称200cmのところ、実測では207cmでした。
こちらはロール状に巻かれているクセが取れず、けっこう湾曲した状態で計測したものだったのでだいぶ誤差があるかと思います。参考値ということで。
左右と違って端まで編み込まれた状態なので、捨てる長さはほぼないです。この写真のような感じ。
ちなみに、この網はホームセンターセブンaupayマーケット店(三太郎の日に2千円以上で送料無料になるらしい?)でクーポンやらポイントやらアレコレ駆使して購入しました。元値は2200円くらいだったかな?
網戸の枠に当てて確認
さっそく網戸を外し、古い網を取り外して、枠を地面に転がして新しい網を乗せてみました。
問題となる網戸Bの下半分で、無理矢理横に張ったパターンがこちら。
うーん、見た感じ上下とも2cm弱くらいは枠に乗ってそうな感じで、完成形をイメージすると大丈夫そうですが、取り付け作業のことまで考えるとホントのホントにギリギリなんとか・・・って感じですね。
まぁやってみなはれ、という感じで作業を進めることにします。
準備作業でミニゴムをつくって仮留めをする
3~5cm程度に網ゴムをカットしておきます。四隅の仮留め用なので、これを3個か4個つくります。
取り付け作業に入ります。
手順は
1.網の全体の位置決めをしたら起点となる角(ゲンミツに位置決めをしたい角)にミニゴムを入れて仮留めする
2.2つ目以降は網を引っ張りつつ、ナナメにならないように角付近にミニゴム仮留め
3.歪みが大きい場合はミニゴムを外して、網を引っ張りつつやり直す
4.長いゴムを押し込んでいって固定する
という流れ。
一般的なやり方だと「強めのクリップで仮留めする」ということになっていますが、クリップが弱くて外れちゃう~とかイロイロ問題が出てくるようです。が、そんなの考える必要はなくて、目の前にあるゴムをそのまま使えばイイのです。
4箇所の仮留めはこんな感じ。
あまり深く考えずに4隅を固定してしまいましたが、実際は最後の1隅は要らないかもしれません。というのも、結局そこから長い網ゴムを入れて固定していくので、3箇所固定されていればいいかなと。
ちなみにミニゴムは向かい合わせにすると横にスルッとズレやすいので、互い違いにするとよいみたいです。(向かい合わせに固定してズレた経験談)
取り付け作業はごく一般的なやり方だが根気は必要
あとはふつうの押し込み作業。
網を引っ張りながらまっすぐ、少しずつゴムを押し込んでいき一周したら終わりです。
ハイできあがり。
ちょっとイラッとするかもしれませんが、落ち着いて「少しずつ」引っ張っては押し込んでいく、というのの繰り返しがキレイに張るコツのようです。(一気に長距離をやろうとすると曲がりがちなので、2~3cmずつをひたすら繰り返す感じ)
このゴム押し込み作業でどうしてもズレてしまう、歪んでしまう人はミニゴムを10cmくらいにして、4隅を(対角ではなく)5cm+5cmのL字固定してから作業するといいかもしれません。
また、たとえば、角の部分がうまく押し込めない場合はもう途中でゴムをカットして4辺ともに別のゴム(つながっていない状態)でもイイんじゃね?と思います。そりゃ固定強度は落ちるかもしれないけど・・・
まぁあまりブヨブヨせずにちゃんと張れたらそれでよし。
最後に、押し込んだゴムのところからはみ出た網の端をこのようにハサミやカッターでカットしていって終了。(カッターの場合は使う方の網を傷つけないように注意が必要)
どっちかというと、ゴムで押し込む作業よりこのカット作業のほうが気を遣うし、手間だった気がします。
気になるところはあるけれど素人なりに満足
こんな作業を全部の網戸でやって、、、もちろんかなり時間はかかりましたが、ひとまず全部終わったので終了です。
ホームセンターでプロの人に頼むと1枚あたり3千円とかするみたいです。
・・・と、書いてて気になってきたので試しに見積もってみました。(カインズのネット)
今回のように大きめの網戸で、中桟(中段に横渡しのバーがある)タイプだと4枚で3万円近くするみたいですね。
ただこれ、銀黒が選べないですね。前回書いたステンレスの「猫マール」も選べないです。店頭で買ったやつなら、やってくれるのかな?
話戻って、とりあえずDIY施工なのでまぁ細かく見ていくと気になる点もあるのですが、このような感じで古い方の取付だってかなり適当だったので、それより遙かにマシな仕上がりになったのでヨシとしましょう。
今回は既製品の網を本当に効率よく使うことができて、このように捨てることになる端の部分がほんのチョビっとしか出ませんでした。
無駄嫌いの身としては実に清々しい結果になったと満足しています。
作業の満足度とは別に、実際の遮熱効果とかは今年の夏に実証していく感じでしょうかね。
張替が終わったけれど・・・ア”---ッッッ!!!
というわけで、網戸の貼り替え実践編も無事に終了です。
・・・が、実はそんなに無事でもなかったんですよね。
見てくださいコレ。
網戸において穴があくというのは、結構致命的ですわ、どうすんのこれ?
DIYをやっていて細かな失敗は数あれど、こういう致命的な失敗はあんまりしたことないんですけどね~。しかも2箇所もやってしまいました。
うーん、こういう作業、もしかしたら苦手な系統の作業なのかな・・・(前回猫マールの話の中で(普段自分でやるやる言ってるくせに)外注の話を出したのは、このあたりの苦手意識があるのかもしれない)
※ちなみに、この穴は網戸の端切れと両面テープで塞ぎましたが見た目そこそこ無惨様な感じに・・・(くやしいのぅ
銀黒網戸に羽虫除け効果はないみたい
貼り替えて数日経過、、、銀黒でギラギラしているので外側に虫がつかないのでは?(多少の防虫効果があるのでは?)などと思っていたのですが、残念ながらこのようにお虫様はそんなこと一切お構いなく、相変わらず網戸にペタペタとくっついてきます。
ま、これは公式に謳われている効果じゃないのでしょーがないか・・・。(防虫を謳った網は、別製品として存在している)
という感じで網戸の話はこれで終了・・・のハズだったのですが、また新たな問題が出てきたので次回に続きます。