ユニットバスの天井裏を観察した話から・・・
浴室乾燥機(24時間換気システム)の汚れが気になって、結局まるごと交換することにしました。
さっそく製品選定を終えて、注文して届いたところまでが前回。
換気システムを交換するならダクトもキレイにしておきたい
ところで、うちの換気システムは3室構成、つまり
浴室->換気システム本体で直接吸い取り
脱衣所(洗面所)->ダクトを通して吸い取り
トイレ->ダクトを通して吸い取り
という3つの空気の流れになっています。
浴室はいいとしても、脱衣所とトイレからは「25年近く経って汚れまくったダクトを通した空気」が本体に入ってきます。
このまま換気システム本体を交換した場合、新品の換気システムに汚れた空気が入ってくるわけです。
うーん、これは・・・アカン。
せっかく換気システムを新しくしても、そこに汚れまくった空気が入ってきたのでは、換気システムがすぐに汚れてしまうのでは・・・
と、なれば、どうせ入替するならダクトもキレイにしておきたいなぁ、ということになってきます。
とはいえ、換気システムを購入してもダクトはついてこないので、仮にダクトも新品にしたければ別途買ってきて交換することになります。
大きめのホームセンターに行けば、普通に売ってはいるんですよね。
うちで使われているヤツと同じの亜鉛スパイラルダクト。
ダクト交換は難しそうだし、ダクト清掃も難しそうだが・・・
上のリンク先「その114」でダクトを見たときに「結構ゴツくて立派なダクトや・・・」みたいな感想だったわけですが、実はあれ、結構ガッチガチに固定されちゃってるんですよね。
また、配管経路がどうしてコンクリ内を通っているのかもよくわからない、というのはそのとき書いたとおりです。(本当に意味がないのか、何か意味があるのか・・・)
そうなると交換が難しく、じゃあせめて清掃するかという話になります。
ただ、掃除機のホースみたいにスポッと取り外して掃除する、みたいなことができる構造じゃあないわけで、端からブラシとか棒とかをダクトの中に差し込んで掃除するかたちになりそうです。
理屈はそうだけど、こんな長いの、実際にやれるんだろうか。。。
長い配管の中ってどうやって掃除すんの?
色々調べていくと、掃除はできるようです。
ただ、できるけど・・・どこのサイトでも最後は「ダクト清掃はプロに任せましょう」みたいな結論になっているパターンが多いようです。
ただアフィりたいからそういう結論に誘導しているだけじゃね? という話はさておき、確かに配管の内部って見えないところだし、どんな汚れが付いているのか、そしてそれをどうやって掃除したらキレイになるのか、そのための道具は・・・などと考えていくとハードルは高そうです。
プロに依頼した場合の費用はどれくらいかというと、3万円くらいのようです。
上の写真だとマル3のメニューですね。3万円で浴室+トイレ・洗面所の3箇所(?)ができるのであれば、アリかなって感じはします。所要時間1-2時間とはいえ、日程調整して現地訪問、養生準備から片付けまで考えると妥当な価格でしょう。
ただ、人にやってもらうと、次もやってもらわなければならないんですよね。
自分でやれば次も自分でできる。
このあたりは考え方というか、生き方そのものかもしれません。積み上げがないかあるかの違い。
当然自分の場合は後者の生き方をしているわけで、外注するっていう選択肢はなさそうです。
難しそうに見えても人間のやること、自分でもできるのでは?
ダクト清掃は技能的に難しいというより、環境的に難しいんですよね。
ふだんの生活の中で、こんなダクトみたいな長い筒をどうこうする機会なんてまずありません。
つまり、そのための道具がない。
直線なら木材を加工するなどしてどうにかできそうですが、くねくね曲がったダクト内のゴミをかき出すのは無理。
うーん・・・
と思っていたら、道具、ありました。
いつも通りのAmazonですが、
・煙突用の掃除道具
として売られていました。
なるほど煙突・・・よく似た構造です。
こういうときに物事を構造的に見ることができるか、視覚情報をそのまま受け取るしかできないか、っていう違いが差を生み出すんだろうなぁ・・・
都市型生活の人たちのなかでダクトを自分で掃除する人は少なくても(大半は他人任せ)、煙突を使うような人は自分でやるタイプが多いわけで、さもありなんという感じです。
ダクト掃除に使用する煙突掃除ブラシはそれなりに種類がある
さて、具体的な製品をみていくと、これがまた結構種類があります。
いくつかの商品説明を見ていくと、これらは
・短いロッドを複数連結して好きな長さに調整し、片方にブラシ、片方に電動ドリルを接続して回転させて掃除する
という製品とのこと。
SF的なことをいえば、本当はリモコンで操作できる手乗りロボットみたいなのが良いのですけどねぇ、そういったのがローコストで手に入る時代はまだ来ていません(さらに、今回の目的だとロボットに防塵性能が必要になるので、将来的にもローコスト実現は難しいかもしれない)
似たようなのが多数ある煙突ブラシキットの問題点3つ
手持ちの道具で類似するもの、流用できるものがあれば助かるので少し調べてみましたが、まったくなさそうなので、とりあえずこれらの商品群から一つ買ってみることにします。
ただ、パッと見て少し思案したところ、いくつか問題がありそう。
1つ目は、
・大半の製品はロッド(バー)の接続がねじ込み式
ってことで、正直、「電動ドリルで回転させる構造の途中接続がねじ込み」って、そもそもどうなの?って感じなんですよね。
基本的に正方向にしか回さないから大丈夫かもしれないけど、何らかの都合(何か詰まっているとか、引っかかった等)で逆回転させたいことも有り得そうです。で、たぶん逆回転させると途中のどこかが外れて悲惨な目に遭います。
まぁこれは2つくらい解決策が思いつくので、買ったらやってみます。
2つ目は
・毛先のブラシがどういう品なのか、サッパリわからない
ということ。
種類が多いと書いたものの、写真をよく見るとどれもこれも似たような形状に見えます。つまり実質的な製品としては2,3種類しかないみたいで、実は選択肢が少ない。
割に、互換性があるのかどうか定かではないので、破損時、劣化時に替えのブラシが単品で入手可能なのかどうかもわかりません。
レビューを書いている人は大半が1回使って終わりなのかな? あまりブラシについて触れている人がいませんでした・・・(「海外製品は、ロッドはいいけどブラシが良いのなくて困る」といった内容のレビューを1件だけ見掛けた)
布っぽいブラシとか、不織布を挟み込んで交換可能なブラシとか、先端ツールに選択肢があっても良さそうなんですが、それもなさそう。
家庭用掃除機なんかもそうですが、この先端のブラシが複数種類あるかないかって結構使い勝手に影響するんですよね。
3つ目はAmazonの「場所貸し販売」特有のやつで
・ドリルとの接続パーツが入ってないとか、ロッドの本数が足りないとか、個々の製品ごとに色々トラブルを抱えているようだ
という点。ここは各商品の説明ページやレビューをよく読んでいくしかないかなって感じがします。
最後に、、、アヤシサの象徴ってわけじゃないですが、
・Prime商品じゃないものが半数以上混ざって
ます。
かなりマイナーなジャンルなので、リスクが高いのはまぁしょうがないですが、何の防具もなく突撃するのはハイリスクに過ぎる・・・。せめて不良、誤記等の際に返品交換が容易なPrime商品の中から選びたいところです。
ダクト清掃ブラシの製品たちのチェックポイント2点
各販売ページをざっとみた感じだと、主にロッド(棒)のサイズと同梱数が違います(それらが選べる商品もあり)。
数が多ければ連結して長いダクトが掃除できますが、そのぶんお値段も高め。
主要なモノは1ロッドが40cm(41cm)で、大半の製品がこれのようです。
ごく一部、57cmだとか60cmだとか表示されているものがありますが、これらはかなりレア。
後者の3cmの違いはおそらく、接続部の金属パーツが片端1.5cmで両端あるので3cm、前者の1cmの違いは端部のネジまでカウントしているか否かの違い、って気がします。
ロッド同士の接続は前述の通りほとんどがねじ込み。
ただ、1種類だけ「スナップロック式」と称する押しバネ式ロック機構のある製品がありました。これなら逆回転でも外れないハズです。できればこのタイプがいい。
ただし、このタイプはどれもお値段が倍くらいする上、Primeに入っている製品が見つけられませんでした(Primeは保証と配達タイミングが優遇されており、今回は次の作業が詰まっているため早期配送を希望。いつ届くかわからないとか、外国から配送なので3週間後とかだとシンドい)
また、スナップロック式の場合はロッド長はどれも41cm、先端のブラシがモシャモシャしたのじゃなくてゴマフヒトデみたいな細いやつになっています。これはAliでも同じようなので、たぶん、おおもとの製造元が一つしかなく、そういう組み合わせで出荷しているんでしょう。
そのほかの商品では、まれに先端のブラシが2個セットになっているものなどもあって「予備付きはありがたい」と思ったものの、一方で「画像では2個あるように見えて説明文では1個となっている商品」なんかもあって、、、ホント要注意だなと感じました。
また、電動ドライバに取り付けるアタッチメントが付属していない例なんかもあるようで、よくよく製品説明を見ていく必要がありそうです。
Aliほど多種多様ではないですが、こういった「カテゴリそのものがマイナー」でアヤシイ商品の場合はAmazon.jpですら色々トラブルがあるようなので、気をつけて選んで行く必要があります。(「Amazonですら」といってもこの類いの品は、国内ではほぼAmazonでしか手に入らないんだけど・・・)
なお、同種の製品を国内の正規代理店みたいなところが(日本向けのパッケージを作って)販売している事例は見あたりませんでした。
排水管用の細いやつなら結構あるんですけどねぇ(パイプブラシ、という名称で探すと出てくる)
※後日確認したところ「煙突ブラシ」的な名称で探すと、、国内メーカーでもいくつか販売されているようです。例)タクマブラシ エントツブラシ
プライム+60cmx9本のcambless煙突ブラシを選択
というわけで、ざっと見た感じAmazon.jp全体で20~30くらい商品ページがあるようでしたが(大半は本数違いはあるものの同じシロモノっぽい)、今回選択したのはこれ。
理由はプライム配送になっていること(返品などの保証)、ロッドが60cmであること。
本当はこれでブラシが2個付いていて、レビューがたくさんあるとよかったのですが、購入時点でレビューは1件、星4.4ということで、、、今回はかなりチャレンジングな買い物になりました。
ちなみに同じくロッドが60cmで半額くらいの製品も見つけたのですが、こちらは
・電動ドライバのアタッチメントが付属しない
・ロッドが4本
・Prime配送ではない
という点から残念ながらパス。(製品説明ではロッドの本数が多いものもあるようだったが、購入時の選択肢に4本以外は出てこなかった)
2つ買っても同額くらいなので、これでもいいかなとは思ったのですが・・・。(ロッドは4本x2セットで8本になるし、ブラシも2個手に入る)
最終的にやはりPrime商品じゃないは避けよう・・・と判断しました。
上のやつをポチったので、届いたら作業をしつつ続きを書く予定です。