ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

コロナ自粛明けの東京スカイツリーに行ってみた(本題:登らなくたっていいじゃない)

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わざわざアピールするということは、通常時はすぐに入場できないのだろう

6月下旬の平日に、東京スカイツリーに行ってみました。

スカイツリーは初体験。来たこともなければ、駅に降りたこともありません。

混んでいるところは好きではないので、混雑混雑、そしてまた混雑! と聞いていたスカイツリーに来たいと思ったこともないのですが、今回は「どうやら空いているらしい」という情報を得たため、ちょっと足を伸ばして見てきました。

 

スカイツリーの下には色々な建物がある

全体の構造としては、スカイツリーという高いタワーがあって、その周囲を囲うようにいくつかビルが建っています。で、遠目にはどこから入ればスカイツリーにたどり着くのかよくわかりません。

各ビルが、あたかも自分がスカイツリーの一部であるかのようにアピールしているのですが(そう感じられるのですが)、違います。

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なんか、ビルがいろいろある。このビルはソラマチといって(唯一?)下のフロアではスカイツリーとつながっていたりする



案内看板は出ているのでたどっていけば到着できるのでしょうが、間違えて商業ビルに入ってしまうとどこにでもあるような大量のテナントにウンザリしてしまうこと間違いなしなので、よくわからなければ(スカイツリーそのものに行きたければ)一度外に出てからスイカツリーの直下にある建物に入ると良いかと思います。

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どこにでもあるチェーン店が当たり前のように入っている商業ビル。人はまばら。

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地下の押上駅からはこのようなエレベーターでスカイツリーへ行ける

ただ、すぐ隣の建物(ソラマチ)は、上のほうのフロアに行くと墨田区の展示だとか、docomoの体験コーナーだとか、ここにしかないものが見られます。(興味があるかどうかは別ですが・・・特に行政っぽいのは好みが分かれるかと・・・)

 

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タワーへはこういう連絡通路を通って行くこともできる

 

噂通りスカイツリーはガラガラだった

天気が悪いからか、コロナのせいかわかりませんが、お客さんはかなり少ない様子で待ち時間なしに入場ができるようです。
多少の呼び込みはしていましたが、あまり派手なモノではありませんでした。

入場券の販売所をしばらく見ていましたが、人がほとんど来ない(まれにパラパラと来る程度)ためかなり暇そうでした。
ちなみに、現状では「お客を増やすための営業活動はすべきではない」ということなのか、各種提携サービス(会社の福利厚生サイトなど)における割引入場券の販売は一時中止になっているものが多いようで、普段から活用している人は要注意です。

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入り口の一つ。狙ったわけではなくて、常時こんな感じで人がいない。

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右側奥が入場券の販売カウンター。人がいるときを狙って、ようやくこの状態。

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上のほうの写真の連絡通路からタワーの庭的なエリアを撮影するも人出はこんなレベル

 

下から展望台が見えないときは、展望台からも下は見えない

当日は雨ではなかったのですが湿度は高く、天気は曇りでした。
下から見上げたスカイツリーは次のようになっていて、展望台そのものがモヤっていてよく見えませんでした。これは画像ソフトで加工してボヤかしたわけではなくて、本当にこんな感じに見えたのです。

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直下から見上げたスカイツリー展望台はなんかぼやけた球体のよう

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少し離れたところから見たタワーは上のほうが雲の中

念のためスタッフの人に聞いたのですが、やはり下からモヤって見えるときは、上から見ても同じようにモヤっているとのこと。
2千円払ってエレベーターに乗って、展望台から曇った風景(というか灰色のモヤモヤした何か?)を見るのも何だなぁ・・・「人のいないスカイツリー展望台」の(中の)写真を撮るのも話のネタにはなるんだろうけど、自分が楽しいかどうかという基準で考えると・・・ということで、この日は展望台に登るのは中止しました。

なお、富士山が見える日があるという話については、1年のうち2割以下の日数で、そのほとんどが空気のきれいな冬の日だということで、そこまで今の時期に期待してはいけない、というニュアンスを感じました。

 

 

タワーがダメならビルに登ればいいじゃない

せっかく来たので付近を少々ウロウロしました。そのなかで、自分のおすすめを2カ所ほど紹介します。いずれも入場無料です。

 

(ソラマチ8F)千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパス

キャンパスという名前ですが研究成果を展示するスペースで、学生ではなく一般の人を対象にしているので自由に入れます。

「研究活動を通じて生まれた先端技術を応用した体感型アトラクションゾーン。ロボット技術から惑星探査プロジェクトまで」ということで、断片的ではありますが常設らしいので、ちょっとでもこういうのに興味があればぜひとも。

自分が生きている間に、こういう研究や技術のどれだけが現実のものになって、体験できるだろうかと考えると胸熱だったり絶望だったり・・・

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塾系は通学途中の学生などが来るんだろうか。少し離れればもう少し安く借りられるスペースはありそうなものですが・・・

展示に熱中してしまって、現地の写真を撮り忘れた・・・申し訳ない。上のフロア案内の8Fの「千葉工業大学」というやつです。行ってみてのお楽しみということで。

 

同じ建物内にはミノルタのプラネタリウムもありますが、そこそこいい時間&値段がします。こちらは純粋な展示なのでミノルタのような商業的なクオリティはないのですが、短時間だし、手作り感と歴史を感じることができるので、ぜひとも時間を合わせて見て欲しいと思います。(ナレーションとかはプロがやっているので、手作り感といってもチープさはないです)

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こんな上映もやっていたので休みがてら視聴(無料)

 

なお、9Fの郵政博物館も行ってみたものの有料で一部展示が(コロナの影響で)見られないということだったのでパスしました。

 

 

(タワー1F)スカイツリーギャラリー

スカイツリータワー直下の1F団体フロアというところに、スカイツリーそのものに関する展示があります。

さほど広いスペースではありませんが、どうやってこんなに高いものを建てたのかとか、どうして土台が三角形(三点支持)なのかとか、上からトイレの水をどうやって流しているのかとか、いろいろ説明がされていて興味深かったです。

触ったり間近で見ることができるわけではありませんが、窓の先にはツリーの土台も見えます(下の写真の立て看板の後ろに見えるのが実際のタワー土台の一部)。タワーに登るのも良いのでしょうが、このギャラリーも行ってみることをおすすめします。

 

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人もおらず、立て看があるだけという寂しいエリア

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左に見えるのは撮影用のカウンター(誰もいない。もちろん客もいない。)

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こんな説明が何カ所かある程度で、規模的には寂しいが・・・

 

・ガラガラのスカイツリーに魅力はあるか

 結論から言うと、ただタワーに登って高いところから東京(関東?)を見たい、ということであれば天気の良い日を選んで行けば(おそらく平常時よりは)空いていていいのですが、そうでなくてこのスポット一体を楽しみたい、という場合にはもう少し待った方がいいようです。

というのも、残念ながらコロナの影響で接触が回避されているため、docomoの5Gをはじめとして、「ここまで来たからこそできる体験」的なコーナーは軒並み「ただの展示だけ(体験ができない)」という、しょっぱい状況になっていました。

逆に、それでもいいということであればお客の少ない(というかほぼいない)時期のスカイツリーはゆっくり見て回ることができて魅力的かもしれません。

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ドコモさん開店休業状態で客はおらず。PLAYの字がもの悲しい・・・

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残念ながら体験コーナーの多くはこんな有り様(全てではないけど)

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下町っぽい雰囲気を出そうとしている商業コーナーはこの通り、ゆっくり見られる

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土産屋も食品系は賞味期限が厳しく、苦しい戦いを強いられている様子

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帰り際になってなんか雲がだいぶ減ってくるという運のなさorz