ふれふり!

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リフォームにマイクロソフトのcopilot君がどれくらい役立つか試行、検証してみた(202502時点) 前編

MSアカウントがあれば無料で使えるらしいCopilotくん、是非お役にたって欲しい

 

AIをガリガリとビジネスに活かしてナントカが爆アゲだー、みたいな気持ちはまったくないのですが、自宅トイレへの手洗器の設置で、給排水の位置をどこにするか考える必要があって、せっかくなので試しにAIを使ってみました。

 

給排水の重要性と自らの無知をさらす

今回の内容からすると寄り道話みたいになってしまうのですが、埼玉県の八潮市で2025年1月に発生した下水管の事故をみてわかるとおり、我々の生活には給排水ってとっても大事であるにもかかわらず、仕組みとか構造を全然知らないんですよね。

 

多少興味を持った人がいたとしても、せいぜいがこんなふうに料金のことばかり気にしている程度なわけです(アンタだよ・・・

2020free.com

 

だから知ろう・・・って話じゃなくて、本当に公共の施設については無知で、そのうえ自分の家の中の給排水ですらまったくわからないよね、と。

そんな前提でどうやってリフォームのなかで給排水をいじっていくのか、って話です。

 

まとめると

・基本的な給排水の仕組みも構造も知らない無知蒙昧である

・その割にこうしたいという願望はある

という状況でして、大半の人はここで

・ゼニカネを払って誰か(具体的には「業者」と呼ばれる人たち)にやってもらう

という選択をするわけですが

・自分でどうにかできないか? 否、自分でどうにかしたい

という考えで進めていく、いつものスタンスでありまして、AIにその補助をしてもらえるだろうか、みたいな話になります。

 

※いつものDIY的なものと違うのは、上で書いたとおり給排水は非常に重要なインフラで、それを素人がいじるのは非常に高リスクな部類に入るということです

 

床からの給排水を壁からの給排水に変更する

経緯や作業はそのうち機会があれば書きたいところですが、トイレについていた手洗器が

・もともと床からの給排水だったところ、床掃除しやすくするため壁からの給排水に変更する

という作業をしていく、という内容です。

 

もちろん手洗器とか、カウンターとかトイレ室内に色々取り付けるイメージではいるのですが、デザインとかそういうのは他人にやってもらう系の承認欲求モンスターたちがネットにたくさんの事例をあげているので省略します。

 

自分でやる系としては、まず給排水を壁のどこから出すのか。これが非常に大事。

 

ただ、その位置決め、どうしたらいいのかまったくわかりません。

 

というわけで、一応手元に色々資料を用意して自分なりに考えたのですが、確認の意味も含めてマイクロソフトのAI「Copilot」君にどうしたらいいか聞いてみた次第。

(もちろん純粋に「ためしにAIを使ってみたかった」というのもあります)

 

AIこぴ君に色々聞いていいかを聞いてみる

まず大人の礼儀で、聞いてイイかを聞いてみます。

アドバイスじゃなくて提案して欲しいんだけどなぁ~(無責任

聞いてもいない「ポイント」やらを教えてくれています。それっぽい内容の返答になっていますが、よく読むと当たり障りのないタテマエ総論みたいな内容で、よくある「何か言っているけど何も(意味のあることは)言っていない」みたいな残念な感じ。

「チェックリスト」みたいなものを提示してくれたという印象で、そいういうのを求めている人にはいいのかもしれません・・・

 

まず、カウンターの高さを聞いてみる

OKが出たのでさっそく中身に入りますが、最初に聞いたのはカウンターの高さです。

まずはカウンターの高さから

 

うーん、なんか800mm超だと高すぎるような気がするんだけど、どうなんだろう? TOTOとかの資料を見ても、どれも700mmくらいなんですよねぇ。どうしてだろう?

 

・・・というわけで、思ったことをそのまま聞いてみます。

なぜか?をちゃんと説明してくれるこぴくん

なるほど、、、これは理解できます。

確かに一般的な数値が700mmなのは「手洗器はいろんな人が使うから」で、自分のようなソロもんが「自分しか使わない」「平均よりやや身長が高い」となると一般的な位置より高めにするのがフィットするのでは? という考えは納得です。

(ちなみに日本人の平均身長は男性で170cm強、女性で160cm弱だそうです)

 

以前、バスブーツを探しているときに少し触れましたが、こういう「一般的にはこのサイズ」「多くの人が使える中央値はこのサイズ」「大量生産ではそれに合わせるのがベター」みたいな話は、ソロもんの場合はフィットしない(合わせる妥協が合理的ではない)可能性があります。

なので、マス向けの評価やレビューとは別に、自分なりに意識してどうするか考え、判断していく必要があります。(自分しか使わないならば、例えば価格が3割高くても自分のサイズに合ったものを選ぶ方が満足度が遙かに高くなって、結果コスパが良くなる、ということもじゅうぶん有り得る、って話)

2020free.com

 

話を戻すと、一般的な手洗いカウンターの高さが700mm台なのは自分の誤認ではなくその通りだ、ということが確認できたことは収穫。こういう「うっすらと浮かんだこと」の裏取りができるのはAIのいいところです。

 

いよいよ給排水の取り出し口の高さを確認してみる

オススメにしたがって850mm・・・だとやっぱり高い気がするのでカウンターを800mmにして、具体的な排水口の取り出し位置を詳しく聞いてみます。

誤認がないようにカウンター素材の厚みなど、具体的な数字も決めて提示します。

FLというのは床のこと

手洗器(桶)のサイズを説明するのがややこしそうだったので、具体的な製品としてカクダイの和風すり鉢状手洗器を例示しました。

これは確かに高さが110mmの製品でメーカーサイトには諸元もあるので、そこはこぴ君も把握できているようです。(ちなみに国産メーカーだし、サイズが手頃、手作り?の割に価格が3万円程度とリーズナブルなのが採用候補に挙げた理由です)

 

カクダイのすり鉢状手洗器

 

これを使う場合の排水口位置の高さはFL+660~710mmという回答です。

この回答を逆に上から(カウンターから)の高さ(低さ)で示すと、カウンター底面(FL+780mm)からマイナス70mm~マイナス120mmとなります。

 

この数字は、自分が事前に計算していた値と似たようなレベルで、おそらくこのとおりに施工すればなんとかなるだろう、と思える位置です。

 

コピくんは正しい結論を出してくれたっぽいな、というのがまず最初の結論です。

 

繰り返しになりますが、

・カウンターが800mmのとき、壁排水口の高さはFLから660~710mm

・(仮に)カウンターを低めの700mに設定すると、FLから560~610mm

となります。

 

これは、、、違和感のない数字で、なかなかいいんじゃないでしょうか。

 

ただ、説明をよく読んでいくとなんか変だぞと思ったこともあります。

確認しながら書いていたら長くなったのでそれは次回。