風呂場で作業をする場合などに、防水スリッパ・・・というのか、ビニール素材で作られていて水を通さないスリッパを使っています。(お風呂ブーツ、バスブーツといった名称で売られている)
あまり風呂で作業をしない、って人はわざわざ買わなくても、長靴とか持ち込んで作業すればいいのかもしれないけど、自分は結構いろんなものを風呂場で洗浄したり、研磨作業(粉塵が飛び散ってもすぐに流せる)などを風呂場でやるので、ないとかなり不便なんですよね。
ですがこのスリッパ、ヤワい素材な割に柔らかくはないので、折り目のようなものがついて劣化して、容易に破れてしまいます。なんかパリパリしているというか、ペコペコしているというか、そんな感じの素材。
破れてしまっては水が入ってきて、何のための防水スリッパなのかわかりません。
というわけで、痛んで水が入るようになってしまったので新しいものを買いに行ったら・・・というのが今回のお話。
ダイソーの100円のがなくなっている!?
前回買ったのも100均で、今回も100均で買うつもりでダイソーに向かいました。
しかし、、、店頭で見たのがこちら。
200円です。ガッカリ。(貧乏性)
周囲を見ても、これしかありません。
・・・いやあった、これだ。
あー、でも200円と300円です。100円じゃあないです。200円のほうは上のやつの色違いっぽくて実質2種類かな?
うーん、たまたまこの店舗に入荷してないだけで、この下のグレードの100円ブーツがありそうかというと、、、この200円のやつは安っぽくてとてもじゃないけど高級(中級)グレードには見えないので、その下のグレードはなさそうな気がします。
そもそもタオルとかフックとかの多種多様な陳列があるものと違って、こういうニッチな品の種類がたくさんあるとは思えないので、これでFIXなのでしょう。
単純に以前100円だったものが200円になったと。
えーっ、こんなペコペコのビニールのスリッパが200円なのー? メチャクチャ原材料費安そうなんだけど・・・というのが、卑しい自分の最初の感想です。
とはいえ、ペタンコに潰して運ぶことができないモノなので容積がソコソコ大きくなってしまうし、いまどきは原材料より流通コストとか保管コストのほうが重くなってきているのかもしれないですね。
それにしてもこの安っぽいヤツがねぇ・・・(なんか他にもっと200円にふさわしいやつがあるような気がする、、、などと現実逃避)
他の100均のビニールブーツも200円以上?
一応、他の店、キャンドゥやワッツも行ってみたのですが、どちらも200円以上になっており100円のビニールブーツは見つけられませんでした。
キャンドゥはともかく、ワッツには期待してたんですけどね・・・
※後日、遠方のセリアにも行ってみたのですが自分では見つけられず、お店の人に聞いてみたところ「以前はあったものの今はない、、、というか最近は店頭で見た記憶がない」みたいな話でした・・・
せっかくなので、、、他の店の店頭写真を。
こちらは100均自社のPBではなく、ちゃんとした生活雑貨の製造メーカーであるaisenの品ですが、550円とか660円とか・・・もはやホームセンターと変わらない価格ですね。
こちらはちょっと厚手のもの。
以上・・・見た感じでは、価格を無視すれば最後の写真の「ソフトバスブーツ」というのが生地が厚めで長持ちしそうだな、という印象を受けました。
110円からすると5倍ですが、仮に5倍長持ちするなら文句はありません。(長持ちするとは書いてないけど)
・・・が。
サイズがねぇ。24~26って、自分にはちょっと小さいんですよね。+100円でいいから26~28サイズが欲しかったところ。
なんでこう、どこも小さいサイズばっかりなんだろう? と不思議だったのですが、やはりこういうバスブーツでお風呂掃除などの作業をするのはいまだ女性が多い、ということなのかもしれません。(いいとか悪いとかではなくて、実際に使う人が少ない=売れないものは大量生産型の企業は作れないという現実)
価格帯を上げるなら100均ではなくホームセンターの方が良いかもしれない
ホームセンターの価格帯はこんなでした。
他の原材料を買いにいったついでに見ただけなのでどこの店だったかは忘れましたが、コーナンかコメリだったと思います。
これは生活小物の得意なレックの製品ですが100均との違いは
・種類が複数あって、自分に合ったサイズを選べる
・ただモノがあるだけではなく工夫点、訴求点がある(上記の例だと「口が広くて履きやすい」)
ということです。
この写真にあるだけでも左から26浅型、26深型、28浅型の3種類があります。うちの近所のそんなに大きくないホームセンターでこれなので、ビバホームやジョイフル、DCM系のような大規模店舗に行くともっと種類があるかもしれません。
価格帯も500円強で、100均が500円クラスになってしまえば遜色ありません。(ホームセンターの場合は平気で数百円レベルの価格差は出てくるので、高い店だと1000円超えてくるかもしれませんが・・・)
で、結局どうしたの?
結局、しばらく迷ったのですがダイソーの200円のやつを買いました。貧乏性ですねぇ。
前述の通りモノとしてはワッツの厚手のやつが良さそうだったのですが、やはりサイズが不安で決断できませんでした。
ダイソーの200円のやつは自分(通常の靴サイズが26.5cm~27.0cm)でも普通に履くことができて、しっかり役に立ってくれています。
ちなみに、迷っている期間中はまだ暑い季節だったこともあって、ずっと裸足で作業をしていましたわ。
が、だんだんと気温も下がってきてシンドくなってきた・・・というのも購入の動機です。
デフレ脳から脱却できない自分を省みる
そろそろ100均でコストを下げて暮らしていくというのも曲がり角、それもコーナー脱出の最終局面に来ているな~と実感させられた出来事でした。
とはいえ、さすがに100均で1000円の商品を売るのはどうかとも思うんですよね。
こういうふうに思ってしまうところがデフレ脳なんだろうか? ・・・などと悶々としてしまう。
昔から「スーパーで88円の消耗品を、100均では110円で売っている」(決して全ての商品が安いわけではない)などと注意喚起はされていたわけですが、買う方も「100均とはいったいなんなのか?」みたいなのはよくよく考えながら使っていかなくてはならないんでしょうね。
(ちょっとしたアイディアグッズのお店として残っていくのかな・・・って気もする。自分のようなDIY系の場合は原材料の調達先っていうのがメインの使い方なのは変わらない感じ・・・)
それにしても、いくらコストがあがっているといっても、以前100円で売っていたものを200円で売れるようになれば(数量は多少減るにしてもそれなりに売れれば)儲かりますよねぇ。
企業の業績がいいのもうなずける話です。