ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

202309博多~大阪探訪記4日目 ーJOKI SAUNAで似非サウナーになる-

こんな景色を見ながらサウナ



前回、2022年10月に鳥取~京都までの旅行をしてからちょうど1年。

2023年9月に九州の福岡~大阪まで5泊6日の旅行をしてきたので、その記録をつけております。

 

2020free.com

 

初日2日目と福岡市街で過ごし、3日目の朝から鉄道で大分県由布院に移動してきました。

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上の通り、3日目はほぼ移動で疲れ切って終わった感じですね。移動と言っても電車に乗って2時間ほど、ウトウトしてただけなんですが、、、どうしてそんなに疲れたのかーっ!?(トシのせい?)

 

3日目4日目は同地で連泊のため、4日目は移動なしで1日まるまる時間が取れます。

そこで、少し足を伸ばしてサウナに入ってきましたよというのが今回の話です。

 

宿を早く出すぎて寄り道する

サウナは由布院から少し南方の別の市にあり、施設は事前に予約済み。

時間貸切制のため遅刻してはいけないと思って、この日は早めに宿を出ました。

ただ、知らない土地なので相当な余裕をみたとはいえ、特に事故や災害による通行止めなどもなかったことから(移動に半日もかかるわけでもなく)サウナの予約時間までだいぶ余裕がある状態。

 

というわけで時間があったため、目的地に近い場所に移動してきてきたのち、2箇所ほど寄り道しました。

由布院から南下して目的地ヨキサウナへ(googleの案内だと車で片道2時間ほど)


岡城跡が思いがけずよい雰囲気だった

寄り道の一つ目が岡城跡。

ここは建物としての城はもうありませんが、石垣などは残っており城跡というのにふさわしい姿を見ることができます。

 

正直、まったく事前知識がなかったためあまり期待していなかったのですが、結果から言うと行ってよかったな~という感じです。

 

とにかく景色がいいんですよね。

柵のない開放感

城は付近の山のなかで一番高いところに建てられるようで、その頂上が切り開かれて城がつくられます。そして、その建物がなくなって平らな跡地が残ったわけで、つまり、付近に視界をさえぎるものがないんです。

おまけにこの城跡、観光地ではあるのですが人工的な気配が少ないです。何しろ見ての通り柵がありません。柵がないだけでこんなに開放的な気分になるとは思いませんでした。(柵がないうえ坂も急なので転がり落ちてケガをすることも・・・可能っ!!)

 

もちろん城跡もあります。こんなん。(興味が薄い)

城壁跡

写真はありませんが、このほか滝廉太郎の小屋?(記念館ではなさそう)などがありました。(きれいな休息所を兼ねています)

 

神社もあり。

頂上?に天満神社

それにしても天気がいいですね。

写真のとおりまったくの快晴でして、思い起こせば1日目2日目はいったいなんだったんだ・・・と。

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ただここ、欠点というわけではないのですが、敷地がかなり広いです。

城跡の全部を一通り回るつもりで行くとかなり体力を使いそうで、そのあたりは注意が必要かなーと思いました。

徒歩ルートの坂はゆるやかだけどそのぶん頂上(城跡?)までは結構距離がある

入り口でもらったマップを見る限り複数の巡回コースがありそうでしたが、この日は次の予定もあることと、体力的に多少削られたこともあり、1つのルートだけ行って戻ってというピストン的な移動だけして、これでオサラバ!ということに。

 

沈堕の滝

ここはサウナのすぐ近くまでたどり着いてなお少々時間が余ったので、近くの観光地を探して時間調整のために寄り道しました。

 

ちんだの滝。横にワイドな滝で、迫力があります。

ちんだの滝(雄滝)

ただ、見ての通りかなりキレイな、、、言い換えると整った滝になっています。ほぼ横一直線になっています。

要は自然にできたものではなくて、人工のものということです。

もちろんゼロから作ったわけではないと思うのですが、、、隣に発電所の跡地があって、昔、水力発電のために使われていたとのこと。

 

当時から何らか人工的に改造されていたのかわかりませんが、今のこの景色は1996年に修景(景観を目的とした整備)をしたことでできあがったとの案内表示がありました。

 

施設、、、というほとでもありませんが、このエリアの全体像はこんな感じ。

現地の敷地内案内図

上のワイドな滝写真は滝見台から撮影したもの。

 

下の廃墟のようなものは、発電所跡です。

川沿いに建物のガワだけが残されている発電所跡

何かあるってわけではないのですが、、、なんか、雰囲気だけはありますね・・・(かなり無理矢理)。

 

当日は観光客が自分のほかに2組くらいで閑散としていました。広くはないですが駐車場もあるので、付近に来たら寄ってみるとよいかもしれません。(どっちかというと岡城のほうがオススメですが)

 

というわけで、チョロッと見たところで、そろそろ予約時間も近づいてきたためサウナに向かうことに。

 

「サウナのまち」を標榜する豊後大野

大分県の南のほうに豊後大野(ぶんごおおの)市というところがあります。

人口3万人強の小規模な市で、あまり名は知られていないのかもしれませんが、非常に自然豊かなところです。もともとジオパークと称して観光PRしていました。

 

それが、ここのところのサウナブームに便乗してなのか、サウナのまちを標榜するようになりました。

www.bungo-ohno.jp

 

サウナのまちとはいってもサウナ施設があちこち何十何百もあるわけではなく、上記リンク先を見てもわかるとおり一桁なんですけどね。人口3万人規模なのでしかたありません。

 

自分もまたそのサウナブームとサウナのまちに便乗して、今回は自然の中でのサウナ体験をすることに。

もちろん温泉やスパ的な施設のオマケ的サウナには何度も入ったことはありますが、サウナそのものを目的とした施設は初体験です。

 

事前にスーパーでシャツなどを買っておく

今回利用するサウナ施設は、温泉などのオマケサウナと違って川辺のテントを貸切利用するスタイルです。

で、確かにテントは貸切なのですが、テントは複数あって自然の川はエリア区切らずで共有するかたちになります。当たり前ですが、目隠しや仕切りなどもありません。まる見えです(自然の中だから当然ですが・・・)。

そのため貸切と言っても裸はNGでして、水着が必要です。

川沿いに複数のテントがあるものの、敷地はエリア分けされていない

ただ、厳密に水着というわけでもなく、シャツや短パンなどの組み合わせでも良いみたいで、今回は通り道にあったスーパーでシャツなどを買ってから現地に向かいました。

(レンタルもあるようなので、

 

ちなみに、河原は石がゴロゴロしていて足が痛くなるので、サンダルもあったほうがいいと思います。

自分は初日にビジホでゲットした室内用の使い捨てスリッパで代用しましたが・・・サンダルと違って凸凹が足にキました。(足つぼマッサージ的な?)

 

サンダルなどは有料で貸し出しもあったりするので、荷物が嫌な人はそういうのもありかもしれません。

 

川辺のサウナ「JOKISAUNA」で整・・・った?

今回予約して訪問したのはこちら、JOKI(ヨキ)SAUNA。

lodge-kiyokawa.jp

 

JOKIというのはフィンランド語で「川」という意味らしく、その名の通り施設は川辺にあります。

前述の通り他にもいくつかサウナはあるのですが、ここを選んだのはネットで空き状況が確認できて、予約もそこからできたため。

(もちろん、サイトの案内や口コミなどで問題なさそうなことを確認した。といっても、口コミは玉石混合で善し悪しの判断はつかないので、地雷を避けられれば・・・というレベル)

なお、ネットは予約だけで、決済は現地でした。

 

ロッジというくらいなので、サウナ以外にもキャンプとか宿泊施設なんかもあったりするのかな? よくわかりませんが、入り口はこんな感じで川に沿うようなかたちできれいに整備されていました。

ヨキサウナ(ロッジきよかわ)入り口

見ての通りハードウェア的にはきちんと手入れがされいてきれいなのですが、季節柄か、木々も結構こんもりしして、初訪問の身には施設内がどうなっているのかわかりづらい感はありました。道はほぼ一本道なんですけどね。(どこまで行けばいいのかな? あれもう通り過ぎちゃった? みたいな不安が生じる)

 

しばらく進んでいくと管理棟のような施設があり、料金を払って受付を済ませ、着替えて待合スペースみたいなところで時間まで待ちます。

受付専用の人員は配置されておらず、施設の人を探して声を掛けて受付をしてもらう感じ。

時間が来ると声をかけられてテントへ案内されました。

 

設置されたテントはいくつか種類があるようですが、今回割り当てられたのはこんなの。

 

パックマンに出てくるゴーストみたい

なんかもっとシュッとした格好いいやつがいいな~と思っていたのですが、デザインはともかく機能的にはMORZH(モルジュ)という良メーカーのもので遜色ないようです。

 

中はこんなふうになっています。

テント内の様子

ストーブがあって、直結の煙突がテントから突き出ています(2つ上の写真の左上)
薪が下に入っていて、上には石が置いてあって、石に桶の水をかけると蒸気が発生するという仕組みです。

 

基本的にセッティングは施設の人がやってくれて、その後も定期的に温度湿度のチェック(薪の追加)に来てくれます。

(湿度が低ければ自分で水をかけて蒸気を出す、ということもやっていい、、、でも一気にかけ過ぎると室温が下がって逆に蒸気が減るよ、みたいな説明は最初にしてくれる)

 

というわけで、自分たちは特にこのテントやストーブの管理はすることもなく、サウナを堪能することに集中できます。

 

何かあれば、施設の人に声をかければ対応してもらえます。少し離れたところ(ただし見える距離)にプールの監視員のような感じで施設の人が待機している、という感じ。

 

 

テント内に温湿度計と砂時計があって、湿度や時間の把握はできるようになっていました。

 

さっそくテント内でベンチに座って汗をかきます。

 

うーん、、、最初はいいけど3分くらいでもう暑くて(熱くて)シンドくなってきたぞ・・・

 

サウナ苦手ってわけじゃなくて、温泉施設のサウナはむしろ好きな方だったのですが、なんかこの「ダイレクトに熱が皮膚に突き刺さる」というか、「全身をくまなく高熱が包み込む」ような感じは温泉サウナでは感じられないものでした。

 

温度計見るとテント内、110度とかなんですよね。湿度は、、、70度とかだったかな? よく覚えてませんが、、、かなり高湿度で、、、そりゃ熱いわ。

 

そんなわけで、初回はなんとか我慢して、砂時計が落ちきったら外に出て、川にざぶーん!

目の前の風景

はぁぁぁ、冷てぇぇぇぇ! なんじゃこりゃーーーー!?

 

・・・みたいなことを何度も繰り返すと、何やら整う・・・らしいですが、いやー、これはシンドいわ(苦笑

 

これ、2時間もやるのか・・・なんだこれ、新手の苦行か!?

 

・・・ただ、最初はメチャクチャ冷たくて冗談じゃないと思って下半身だけ浸かっていた川の水ですが、サウナで加熱されて息も絶え絶えになった状態で全身で浸かると何かがリセットされたような気分になってくるのは確かです。

そして、浅瀬で寝転がって身体を清流に浸しながら青い空を眺めていると、なにもかもがどうでもよくなってくる・・・

 

あっ、これが「整う」なのか!?

 

 

・・・でも、またテントに戻ると暑くて「うぅー」みたいになるんですけどね。

 

それでしんどくなってきたら、このようなメッシュ素材のリクライニング椅子で休むこともできます。

テント横のチェアーで休む

さすが有料施設、至れり尽くせりです。

 

とはいえなんか後半ずっとこのチェアーに座っていたような気がする・・・

 

 

そんな感じで

テント->川の中->椅子

という三角ルートでグルグル回る、というのを繰り返して2時間弱。

 

5回くらい回ったでしょうか。もうちょっとかな? 

 

砂時計、自動じゃなくて手動の10分(15分だったかな?)のやつなので、何回かやっているうちに、いったいいつひっくり返したか、何回ひっくり返したかわからなくなってくるんですよね。

 

施設の人がそろそろ10分前ですというような声かけしてくれたように思いますが、それで〆。

 

この日はこれで終了です。

 

なんというか、つまらない感想ですが、これが噂のサウナか! 整うか!? ・・・という感じでした。

貴重な体験で、(健康なうちに)一度はやってみてもいいんじゃないかと思いますが、どっちかというとのんびりと硫黄臭の漂う温泉に入っているほうが自分には向いているかなぁという感じがしました。