前回、2022年10月に鳥取~京都までの旅行をしてからちょうど1年。
2023年9月に九州の福岡~大阪まで5泊6日の旅行をしてきたので、その記録をつけております。
2日目は朝から
・バスツアー
・とんかつ屋でランチ
・科学館でプラネタリウム
・福岡タワーとその下の公園
と順番に見て回りました。
最初に書いたとおり今回はどこに行きたいというテーマ的なものが希薄で、福岡という街を見たい、みたいな感じだったので、実際に歩くこれからが(地味ながら)自分としては本番な感じ。。。などと書いて、前回は福岡大仏を出て、徒歩でリバレインモールまで街歩きをしてきた、というところまでで力尽きました(書くのが)。
次の目的地はキャナルシティ博多です。
ただ、実はリバレインモールはキャナルシティとは違う方向だったので、もとの方向に戻らなくてはならないんですよね。
というわけで、またテクテクと歩いて行きます。
べ、別に方向音痴で迷子になったんじゃないんだからねっ!!
街中に運河
同じ道を戻るのももったいないので、一つ南側の運河沿いの道を歩きました。
このように、川沿いに道はあるのですが、その道路から低くなったところに石畳の歩道がありまして、車もなくて安心して歩けるのでこちらを。
これは那珂川という大きな川から一部分岐してまた合流する、というかたちの短いエリアだけの河川で、そこだけ博多川という名前が付いているようです。
自分の生活圏ではこういう川や、川沿いのこうした舗装された道はないので新鮮です。
どこまで明太子が好きなのか
この日の予定では、あとはキャナルシティ博多に寄って帰るだけだったのですが、通り道にあったので冒頭写真の櫛田神社に寄りました。(けっして迷い込んだのではない)
神社の前(向かい側)にあったのがこちらの自販機。
下世話な話ですが、この日の商材とお値段はこんな感じ。
500円から1500円とのこと。
こういう自販機がやっていけるということはそれだけ売れるということで、やはり博多のソウルフードなんでしょうか。
キャナルシティ博多は建物が面白いものの、自身はエネルギー切れ
ようやくやってきましたキャナルシティ。キャナルというのは運河という意味で、運河に沿って街がある、ということのようです。
見た目で通常のビルと異なるのは、湾曲した部分が多くあるということですかね。
4つのトンガリ帽は意味がわかりませんが・・・
実際内部もこんな感じで・・・
複雑な形状、デザイン、、、なかなか見られない建物です。これがもう30年近くも前に建設されたものだというのが驚き。
ところが、残念ながらテナントは・・・
このようにチェーンのテナントが大半を占めています。一部自分が知らないものもあり、それらが地元店舗のようです。
うまいこと相乗効果がうまれてお客が集まってくればいいのですが。
全体像を把握しきっていはいないのですが、どうやらキャナルシティにはいくつか建物があってそのうち一つがOPAになっているようです。しかし当日の店舗ガイドはこの有り様・・・
キャナルシティは名前はよく聞くのですが、これを見ると必ずしも全部がうまくいっているわけではないようです。
ここで思い出されたのが、バスツアーに参加した際にも説明があったイーストビル。
第二キャナルシティみたいなのを作ったものの、そちらは開業10年ちょっとで既にビル全体が営業終了しており、解体予定とのことでした。
(バスガイドの説明では「解体後はどうなるか未定」とのことでしたが、すでにレジ系の複合施設として再開発されることになっているようです)
イーストビルだけではなく、OPAのような状態だとキャナルシティ本体も先行きは心配ですね。
とはいえ、この第二キャナルも再開発があるということで、まだ投資がされるという意味では将来性のあるエリアだと見られているので悪くないのかもしれません。(自分の住んでるエリアなんて駅前のスーパーすら潰れてそのまま空き家になってるくらいだから、それに比べたらね・・・)
キャナルシティと中を通る運河
運河の上に建てられた建物、というイメージがあってこれはどうしても見ておきたかったのですが、左右の建物に挟まれた屋外スペースにはこのように運河が流れています。
ライトアップされており、摩訶不思議な色合いになっています・・・
空が徐々に暗くなってきて、一方でライトが明るくなるとこのように・・・
ビル壁に照明があたって、あたかもビルの色が変わったかのような雰囲気に。
一面だけ青や紫っぽい感じで、不思議な空間になっています。
天気の悪い平日の夕方ということで、お客さんはまばらでした。
ちなみに建物から空を見上げると、、、
このように、建物そのものが扇形というか、半円形に近い形状をしていて、通路なんかが曲線で作られていることがわかります。
疲れ果てて即撤収
実はここまで歩いてきたものの、途中で急激に息切れを起こして、キャナルシティに付いた頃にはかなりグッタリしてしまいました。
せっかく来たので本来であればキャナルシティを上から下まで見て回りたかったのですが、もう気力体力がありません。(チェーンのテナントばかりといっても、テナントエリア以外はそれぞれの建物の特徴、雰囲気というものがあるので見て回ることに意味はある)
残念ながらこの日は下の方のフロアを一回りしただけで撤収となりました。
博多の西鉄バスも縮小中
すでにあちこちで話題になっているとおり、全国的に路線バスの苦境が生じています。
そりゃみな自家用車で、バスは乗らなくなってますからね。
人口密度の低いところは民業としてはどんどん縮小していって、仮にライドシェアを解禁しないのであれば、半官半民のシルバー人材センター的なところが地域運送の業務を代替していく感じになるんですかね・・・。
今後バスやタクシーのコストが上がっていくのは不可避で、不便なところに住むと移動コストはかさむわけですが、、、そもそもそのぶん生活費のベースとなる家賃が安い(もしくは先祖から受け継いでゼロな)わけで、それで浮いた分を移動コストに回してねって話なんでしょう。
なんでそんな話かというと、九州でブイブイ言わせている西鉄バスも例にもれず、バス路線の縮小中のようで、今回その影響をモロに受けたからです。
バスに乗って帰ろうと、Yahoo!乗り換え案内を頼りに最寄りのバス停にたどり着いたのですが・・・
えぇーっ、バスがない!
というかバス停自体がない!
(あるけど廃止されていて、存在しないことになっている)
詳しく案内を見ていくと、このキャナルシティ最寄りのバス停は
1.2023年3月23日から博多駅~キャナルシティの系統が廃止(バス停としては減便)
2.2023年10月1日からバス停自体が廃止
という二段階で廃止の憂き目にあったようです。Yahoo!乗り換え案内はその反映が間に合っていないと。
写真の右上に大きく
「平日・日祝の運行はございません」
とありますが、コレって
・土曜日しか運行しない
という、まったく聞いたことのないような運行形態ですよね。何の意味があるのかまったくわかりません。
しかも、左下の時刻表をよく見ると、その土曜日だって一本だけ。左上に小さく5:50発のバスがあると表示されているのみで、日中の運行はゼロです。
いやー、5:50とかそんな朝早くに商業施設であるキャナルシティにお客さんを運んできたりすることもなさそうだし(24時間営業のテナントがあるのかな?)、まさに「どういうことだってばよ?」って感じです。
まぁバス停自体が廃止されて、その1本のバスすら来なくなるのですが、たぶんほとんど誰も困らないんでしょう。
(ちなみに、そのバス自体は廃止されるわけではなくて、運行ルートからこのバス停が除外・スキップされることになるみたいです)
旅行中に路線バスを使うことのリスク
というわけで、グッタリしながら別のバス停に向かってようやく帰路につくことができました。あぁ疲れた。
特に最後のバスは本当に困りました。
西鉄バスの判断をどうこう言うつもりはありませんで、利用する側としては
・今のような急な見直し、廃止などが頻発している情勢で見知らぬ土地の路線バスに行程を依存することのリスク
・Yahoo!乗り換え案内などのネットツールも情報が最新になっているとは限らないこと
などは頭に入れておいた方が良さそうです。
徒歩で福岡を少し歩いてみて感じた活気のようなもの
福岡市街地を歩くと言っても、こんな短時間で徒歩だけで見て回れる範囲は本当に限られています。
歩いたと言ったら怒られてしまうレベルでしょう。
ただ、東京の都心部のような「いつの間にかオフィスビルばかりになってしまって、あまり面白くないな・・・」みたいなことはなく、やはり商業エリアとしての勢いを感じます。(地方の中核的な都市の中でも群を抜いて人が多いな~という印象)
県内だったり近県に居住していたとすれば、さまざまな施設もそうですが、街を歩くというだけでも結構楽しめそうだなぁ・・・と感じました。