前回、2022年10月に鳥取~京都までの旅行をしてからちょうど1年。
2023年9月に九州の福岡~大阪まで5泊6日の旅行をしてきたので、その記録をつけております。
2日目は朝からバスツアーに行きましたが、また雨に降られてげんなりしてきましたーっっ!!というのが前回までのお話。
この日はその後、福岡市内を自由行動する予定で、いくつか行く場所にアタリをつけていました。
では順番に、例によってダラダラと山ナシオチ無し的な感じで記録をつけていきます。
バスで六本松へ
さて、80分のバスツアーが終わったのが10時少し過ぎたあたり。そこから2~30分?ほどバスに乗って、六本松というところに来ました。(例によってどのバスに乗ったらいいのか迷う時間も含む)
松が六本あったからそんな名前なんでしょうか。博多の中心街からはやや西にずれた場所で、福岡タワーよりは少し手前、バスツアーでも途中通ったエリアです。
今回はロクに事前調査をしていないので地理的な状況はよくわからず(いや、でもよく考えたら普段もそんなに調べてないか・・・)、バスを降りてサッと見回しての感想なのですが、このエリアは学術都市的な感じなのかなと、そういう印象を受けました。
とはいえ、自分の目的は全然違っていて、、、
この日のメインイベントはお昼のとんかつ
目的というのはお昼のとんかつです。
とんかつが食べたかったのです。
自分はふだん自炊派なのでほとんど外食しないのですが、とんかつはなかなか自宅で作りづらいというのもあって、旅行に限らず、年に何回か食べに行くんですよね。
今回は「とんかつよしだ」というとんかつ専門店が、低温で長時間揚げる方法を採っており美味しいという話だったので、出発前からこの日の昼はそれにしよう、と決めていました。
六本松でバスを降りると・・・なんかパラパラと雨が・・・おぃおぃまたかよ、一度止んでたはずなのに雨男半端ないねー(諦観)。
まだジャージャー降る感じではなく、とんかつよしだは六本松の駅からは徒歩圏内なので、歩いて向かいました。(バス停は駅周辺に多数あり、そのどこかで自分も降りた=どこだかわかっていない)
2023年秋のある日、とんかつよしだの入店待ち、行列状況
平日で、しかもあいにくの天候であるものの、1115頃に到着した時点ですでに2組ほど並んでいました。
店構えは太宰府のパン屋Loop a Breadと似たような、複数店舗収容型の建物構造です。
LoopaBreadは初日に行った美味しいお店。
オープンが1130で平日なのに15分前に2組いると・・・まぁ並ぶのが普通の人気店のようです。
実際、このあまり天気のよろしくない平日の状況として
・1130に店をあけた時点で行列客は全て店内に吸収できたものの、その後1135時点では店舗前に新たな待ち人が発生している
のが見えました。
あまり土日に行くのは考えたくない感じの行列状況です。
そうそう、行列と言えば、これは全然関係ない話なのですが、、、福岡市役所からバスに乗る際にこのような行列を見かけました。
そのときは「イベント等ではなくて何か店の行列らしい」ことはわかったのですが、それが何なのかまったくわからず、帰ってきてから調べたところ「I'm donut? Fukuoka」という生ドーナツ?の店らしいと判明。
なんか東京と福岡の2店舗しかないということで、この行列・・・。
土日じゃなくて平日なのがすごいと思います。
たまの贅沢でTOKYO X
さて、定刻通りにオープンしたよしだに入店。ひとりなので当然カウンター席になります。
わざわざ飛行機に乗って福岡までやってきたわけで、よしだで一番良いものを食べよう、と滅多にやらない贅沢をすることに。
注文したのは一番良さげな「TOKYO X リブロース200g」です。
とんかつに興味の薄い方はご存じないかもしれませんが、TOKYO Xというのはかなり名の知れた銘柄豚です。
なぜ福岡まで来て東京産のTOKYO Xなのか?というのはあろうと思いますが・・・いやね、実際ちょっと迷ったんですけど、次に良さげだった松坂ポークだって三重県じゃないですか。福岡産の豚じゃあないんです。
ここでは
・ただのTOKYO Xじゃなくて「とんかつよしだのTOKYO X」を食べるんだ
と脳内整理をして注文しました。
ちなみに自分はかなりの小食なので、ご飯は少なめ。雑穀米と白米が選べるようでしたが、最初は白米にしました。
できあがりに30分、次々と・・・
注文の際、
・TOKYO Xは提供まで通常より長い30分かかるが構わないか
的なことを聞かれまして、了解しました。
長いな、、、と思いつつ、あとで追加注文するのもアレなので、ヒレ単品も一緒に注文。(本当はTOKYOXのヒレがあればそれにした)
参考までに、通常のランチメニューはこちらです。
「TOKYO X結構イイ値段したしな・・・」と単品は200円ケチって350円のメンチカツにするべきか迷ったのですが(小市民的精神)、せっかくここまで来たんだし・・・ということで肉にしました。
韓国からのお客さんが多いのか英語などはなくて、メニューは2カ国語だけでした。
あとはひたすら待ちます。
アブラのはねるパチパチパチという音はほとんどしません。低温だからかな?
店主はキッチンタイマーを活用してテキパキと調理をこなしていきます。大げさな動きや慌てた様子はまったくなく、ひたすら冷静に着々と揚げていく感じ。
揚げるのは店主一人、助手というか注文や配膳をしているサポートが二人という店側の体制でした。座席数も決まっているのでその体制でも特に詰まったりせず、サポートの人がやや手持ち無沙汰な時間帯があるかな?という感じでした。(客が好き勝手なタイミングでご飯のおかわりをお願いしたりするので、そのウェイトタイムって感じ)
一方の店主は休む間がまったくなく、ひたすら切ったり揚げたり肉にかかりっきり。サポートの人はご飯をよそったり味噌汁をわけたり会計したりと、完全な分業制になっていました。
いよいよ目の前にTOKYO X定食がやってくる
冒頭で書いたとおり2組先客がおり、自分は3組目になります。
1組目の料理提供が1156でした。
そのあとはどんどん揚げ上がり(?)料理提供が続きます。
そして、4組目以降の他の人の料理が次々と自分より先に提供されていく・・・了解したとはいえ待つのはツラい。
ゴクリんコ・・・
自分のが提供されたのは1203でした。
提供された全景はこんな感じです。写真の写り具合というのもありますが、目視でも衣はかなり白いです。
肉質と揚げ具合はこんな感じです。
火は通っている感じですが、それよりも脂分が多いために白く見えている感じがします。
しかーし、本当は写真など撮っている場合ではありません、できたてを食べなくては。
いただきまーす!!
う、うまい・・・
まぁ、当然ですが肉はうまいですわ。
触感としては繊維のきめ細かさは感じるし、味覚としては肉なのに甘さを感じます。何より、肉の味がある。
レモンもついてくるし、当然ソースとかもあるのですが、今回はほぼ全部、何もつけずにそのままいただきました。それくらいうまい。(ただし、揚げる前に塩こしょうをしているハズなので、純粋な肉の味だけではないですが)
それにしてもこの肉のテカリ。
上の写真でわかるとおりかなりアブラ多めな印象ですが、このアブラの部分もスジがまったくなくて非常に柔らかく、容易に噛み切れます。
(ただし、冷めるとやや固くなって口の中でアブラっぽさを感じるようになるのでさっさと食べた方がよい。冷めてもスジはないので噛み切れるけど)
小皿にレモンと一緒に乗っているのがヒレです。自分は体質的にアブラ分が苦手(すぐ気持ち悪くなる人)なので、ヒレはとてもありがたい。
もちろん上記の通り熱々の段階ではロースのアブラ部分もスッスと食べられたのですが、冷めてくるとややモタレを感じるように・・・ヒレはそんなこと全然ないのがいいですね。(ただ、やはりヒレはコクが弱いので、肉のうまみというか、ガツンとくる美味しさはロースが勝るかなぁ・・・)
食べかけで申し訳ないですが肉の繊維と汁。肉。肉。汁。
そして20分ほどで完食でございます。
あー、満足です。
この日はもうこれで終わり! もうじゅうぶん! よくやった!(なにもやってはいない)
とまぁそんなわけで喰って満足したというだけの話なんですが、名の知れた店だけあってさすがだなと思いました。
上では土日に並ぶのは考えただけでオソロシイ的なことを書きましたが、並んででも食べる価値のあるとんかつだと思います。
ちなみに今回の定食、自分にはかなり量が多く、しばらく心身の活動が停滞気味に・・・(いつも、食べている間はいいんだけど食べ終わってからがなぁ・・・)