ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

202309博多~大阪探訪記1日目 ー旅行の概要と今どきの飛行機-

九州のいちばん北部にあるのが福岡県(ただし温泉は少ない)



前回、2022年10月に鳥取~京都までの旅行をしてからちょうど1年。

2023年9月に九州の福岡~大阪まで5泊6日の旅行をしてきたので、今回からしばらくその記録をつけておきたいと思います。(ここのところ更新が遅滞気味だったのはこのあたりの事情もあり)

 

福岡博多に行った理由

九州は温泉めぐりで何度か行ったものの、行ったのはいわゆる田舎の温泉街ばかりで

・日本の地方都市で一番勢いがあるといわれる福岡の都市部、博多に一度行ってみたかった

というのが理由です。

以前も一度福岡空港から九州に入り、その後熊本や大分の温泉に行く予定を立てたことはあったのですが、洪水で橋が流され移動経路が絶たれてしまい、断念せざるを得ませんでした。(そのときは福岡は諦めて大分の温泉にだけ行った)

今年も災害の発生がありかなり危険な状態でしたが、不幸中の幸いというべきか、被害がそれほど大きくなくて自分の旅行までの間には復旧しました。

2023年の被災状況

 

福岡、博多とは

まず福岡と博多の関係ですが、博多は九州の福岡県福岡市の一部です。ブイブイいわせて(?)おり、九州全体の中心となっているといってもいいエリアです。

 

物理的には

・九州 人口1400万人強

という島があって、その中に行政単位として

 福岡県 人口500万人強

  福岡県福岡市 人口150万人強

   福岡県福岡市博多区 人口32万人

があるという包摂関係になっています。

 

「博多」という名前はよく聞きますが、「博多市」という市はないんですね。

福岡市は人口150万人という全国的にみても巨大な政令市で、福岡市○○区といういくつかの行政区にさらに細かく分かれています。(○○区役所という建物が各区にある)

その行政区の一つが「博多区」というわけです。

 

ちなみに飛行機の空港は「博多空港」ではなく「福岡空港」、船の港は逆に「博多港」、新幹線の駅は「博多駅」だそうです。ちょっとややこしい。

ややこしいといえば、福岡県の北部には「北九州市」というものがありますが「南九州市」というのは福岡県内ではなく、鹿児島県にあります。

 

旅行全体の行程

5泊ということで、福岡2泊、由布院(大分県)2泊、大分->大阪のフェリー内で1泊というスケジュールです。帰りは大阪から新幹線で戻ります。新幹線に乗るのは何年ぶりだろう?というくらい久しぶりです。

 

普段旅行の行程は比較的自由に組み立てるのですが、今回は各所で事前予約したイベントに参加する的な内容、鉄道やフェリーなどの移動手段すらも要予約な行程だったので結構ガチガチになってしまいました。

そのぶん、当日移動しながら色々考えることがなくて楽だったと言えばそうかもしれませんが・・・。

 

ちなみに、普段の旅行ではメインの移動手段がレンタカーで

1.どうしてもここに行く

2.普通にここに行く/時間がなかったら泣く泣く諦める

3.時間があったら寄る

みたいなスポット仕分けのうえ、合理的な(無駄の少ない)移動ルートを決めておいて、当日の状況によって修正を加えて移動していく、という方法をとっています。

※当日の状況というのは天候や道路の混雑状況、それぞれのスポットでどれくらいの時間を使ったのかといったことで、いつも時間との闘いになってしまう・・・

 

 

JALは座席の液晶でリアルタイムに外が見えるように

行きは飛行機で、予約してあったJAL便で羽田から福岡に向かいました。

実際のフライトは10時発12時到着と2時間弱なのですが、羽田空港自体が家からソコソコ遠いので家を出たのは6時過ぎでした。家を出てから福岡空港まで6時間かかっていることになります。うーん、なんかかかりすぎじゃね?

とはいえ、じゃあ新幹線なら?と考えても、やはり5時間以上はかかるようなので、こっちもやっぱりうーん、となってしまいます。

うちからは羽田も成田も(新幹線の)東京駅も遠いので、旅行に行くときは本当にシンドイなぁと感じますね。(より正確には「遠くて面倒くさいなぁ」と感じる引きこもり体質)

 

さてJALですが、今回座って驚いたのは

・座席の前にある液晶に機体の外の映像がリアルタイムに表示される

ということです。

こんな感じ。

液晶はタッチ操作だがすぐバグって止まってしまう

カメラの設置位置は、垂直尾翼(後ろの高い羽)のあたりと機体下部(腹部)のあたりの2カ所です。

上の映像は垂直尾翼からの映像ですね。

機体下部からの映像は飛行中は下界全体のほか、たとえば空港で発進準備をしているときなどは地上スタッフがどのように動いているのかわかって興味深かったです。

 

今回、余裕がなくて事前の座席指定がかなり遅れてしまったため窓際の席が取れませんでしたが、このようなシステムがあるなら小さな窓から一方向を見るだけの窓なんてもはや要らないのでは? と思わせるものでした。(もちろん雲の中などにいれば真っ白で何も映像は映らないのだけど、それは窓だって同じですからね)

 

この設備ですがJAL全般が導入したわけではなく、どうやら最近の新しい機体だから設備も新しくなっている、、、ということのようです。

あまり機体の種類を気にしたことがないのですが、最新機だとこういうメリットもあるのか・・・というわけで、今後は気にしていきたい感じです。

確かに飛行中の揺れも少なくて、乗り心地もよかった気がする・・・

 

朝早くラウンジに行くなら手荷物検査場の外のほうが空いていてよい

いくら遠いとはいえ飛行機発進の4時間前に家を出ているわけで、この日は特に鉄道トラブルもなかったため羽田空港にはだいぶ早く到着してしまいました。

クレジットカード会社のゴールドカードがあれば空港のラウンジに入れるので、そこでジュースを飲みながら出発を待ちました。空港とは言え、朝早い(or夜遅い)時間だとお店も閉まっていることが多いんですよね。

※早めに家を出るのは鉄道事故などで飛行機の発進に間に合わないと詰むからです。飛行機は鉄道事故があろうがなかろうが定刻通りに出発するし、振替輸送などはしてくれないようなので・・・

 

羽田空港のカードラウンジは飛行機の手荷物検査をする前の(誰でも入れる)エリアと、手荷物検査後の(これから飛行機に乗る人だけの)エリアとの2つにありました。

この日、前者はガラガラ、後者のラウンジは激混みで入場に行列ができていました。

 

手荷物検査はそれなりに時間がかかり(行列をして待つ)、リスクを恐れる日本人は早めにそれを済まして安心しておきたくて、検査後のエリアにあるラウンジで待つ人が多いってことなのかな?

 

ギリギリになって搭乗手続が間に合わないというのは問題ですが、時間に余裕があるならエリア外のラウンジのほうがずっとゆっくりできていいな、という印象です。

かなり空いていた羽田のラウンジ(搭乗エリア外)