ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

202309博多~大阪探訪記1日目 ー太宰府-

右の方に旗がいっぱいたっているのが大分県(ほぼすべて温泉,さすが温泉県)


前回、2022年10月に鳥取~京都までの旅行をしてからちょうど1年。

2023年9月に九州の福岡~大阪まで5泊6日の旅行をしてきたので、前回からその記録をつけております。

 

2020free.com

 

 

とりあえず行ってみただけ、になってしまった太宰府

今回の九州旅行は時間の余裕がなくあまりマトモに計画をたてておらず「とりあえず行く」みたいな感じになってしまいました。

なので、いつものような

・どうしてもココの温泉に行ってみたい

・何とかタワーに登って地上の愚民どもを見下ろす気分を味わいたい(?)

みたいなのがなくて、お登りさんのような状態の旅行に。

 

というわけで(?)空港おりてまずは福岡でも有名な観光地である太宰府に向かいました。

ここ、福岡空港から直通のバスが出ているんですよね。宿を福岡駅近くにとっていたこともあり、

福岡空港->福岡市街->観光地->福岡市街

という順で移動するより

福岡空港->観光地->福岡市街

という移動のほうが移動効率がいいだろうということで、いくつかある観光地から太宰府が選ばれました。

 

福岡の移動はバスのフリー乗車券で

今回の福岡では福岡駅前のビジネスホテルに2泊、その期間中の移動手段はバス、ということにしました。

電車だけでは行きづらい場所もあり、電車とバスを併用すると駅やバス停を両方把握しなければならず、面倒なので今回市内の移動で電車は利用しないということに。

自分は優柔不断なタイプなので、こういうふうに前提条件を(自分で)あらかじめ決定しておかないと、その後の様々な選択(例:AからBまでどうやって移動するか?)で逐一迷いまくることになるので、、、

 

ビジホにしたのは移動拠点としての位置(駅前であること)と経済面の理由で、バスにしたのは

・福岡はバス網が非常に発達している

・Yahoo!乗り換え案内を使えばバスを利用したルート検索ができる

と聞いたので、試してみようと思ったことが理由です。

 

というわけで、まずは福岡空港の西鉄バスカウンターで1日フリー乗車券を購入します。バスカウンターはかなり端のほうにあり、空港内で結構歩く羽目になりました。(と、最初は文句を言っていたのですが、実はバス停もこのすぐそばなので、仮にカウンターが別の場所にあったとしても結局ここまで歩くことになります・・・)

北出口からなら近いのだけど南出口だったので遠い

買ったのはこちらの券。

枚数制限などはないようで、予約などは不要でその場で普通に買えました。

太宰府ナシの市内だけの券なら1000円


かなり原始的な仕組みで、カードの使用したい日付をコインで削っておいて、それを降車時にバス運転手に見せるというもの。

 

同時に「福岡体験バスチケット」というものも買いました。これは提携しているイベントや商店で引き換えができる金券で、額面は1枚550円です。

www.taiken-bus.com

 

参加予定のイベント用に4枚購入しました。

 

上のサイトをはじめとして観光サイトでは「1日フリーに体験チケット○枚のセットでいくら!」みたいなアナウンスをしているのを見かけましたが、実際には1日フリーパス1600円、体験チケット1枚550円という個別の価格設定がされている(そしてセットで買っても割引はない)ので、自分の欲しいだけの数を申し出て買うことができるようです。

ネットで事前予約できます!的なサイトも見かけましたが、窓口では支払いにクレジットカードも使えたので、事前購入のメリットはなさそうです。(チケット受け取り場所が限定されるなど、デメリットはありそう)

 

この1日乗車券、価格的には1600円と正直ちょっと微妙・・・という感じですが「不慣れな旅先で決済手段やチャージ残高などを考えずにこのカード1枚を出せば市内全部のバスに何回でも乗れる」という利便性をとりました。(間違ったバスに乗っても料金的なダメージは生じないという安心感と、一応太宰府往復だけで1200円くらいだったと思うので、損はしてないハズ・・・)

 

 

福岡空港「国内線T」から「国際線T」へバスで移動する

福岡空港から太宰府にバスで行くには、まず福岡空港内で国際線ターミナルのバス停まで移動する必要があります(空港内の無料バスで)

ズラズラとやってくる観光客

なぜわざわざ国際線T?という感じですが、福岡空港としてはもはや国際線の観光客がメインということなんでしょう。

この空港内バスは1時間に3~4本あるようですが、この日は平日だったにも関わらず満席に近い状態。

さらに、同じ空港内だというのに結構距離があってバスの移動時間だけで15分ほどかかり、さらに国際線Tバス停へ到着後も太宰府行きのバスを待つ感じになって結構時間を空費しました。

国際線Tバス停の案内はどこに並べばいいのか一目でわかってよい

同じ県内とはいえ太宰府は福岡市とは別の太宰府市にあり、ソコソコ距離もあるため、高速道路?を走ったりして40分くらいバスに揺られている感じだったと思います。

あと、この太宰府行きのバス、始点は空港ではなく福岡駅のバスターミナルなので、空港到着時点で席はほぼ埋まっている状態でした。(今回は運良く座れた)

立ち乗りもできるようですが、乗車時間も結構あるため、どうしても座りたい場合は一度福岡駅まで行ってから乗った方が良さげです。

 

「いつもの観光地」っぽい太宰府

バスで太宰府に到着。

こんなこと言っては怒られてしまいそうですが、よくある寺社観光地というか、、、なんか既視感を覚える景色でした。少し前に日光に日帰りで行ったイメージが残っているせいかな?

なんだかんだで太宰府到着は14時近くになってしまった・・・(空港は12時着だった)

参道に続くメインストリート?

上の写真を見るとあまり人がいないように見えますが、これ、人がいないタイミングを見計らって撮影したためで、自分の感覚としては「平日なのに結構人いるなぁ~」という印象を受けました。

 

さっそく本殿に向かって歩きます。

 

事前の調べが甘かったばかりにガッカリ観光地に・・・

ところがこの日、2つの大きな工事が行われており本来の姿が見られませんでした。

 

一つはこちら。

本殿が周囲も含めてまるっと通行不可に・・・

本殿の屋根工事が行われており、一帯が封鎖されていて本殿まで近づくことすらできませんでした。

しかも工事終了直前やんけ!(行ったのは9月下旬) なんという運の悪さ!

 

仮殿というものがあって、このように「屋根にモコモコと草木が生えている」というなかなか面白い構造にはなっていたのですが、、、後ろの本殿は工事現場のように足場に囲われており姿がまったく見えません。

仮殿では普通になにがしかの行事が行われていた(人大杉)

 

もう一つは残念だったのはすぐ隣の敷地にある光明禅寺(苔寺?)で、こちらは工事のため入り口自体が閉ざされていました。

工事看板などがなかったため外から見える工事の状況を・・・

 

太宰府市の公式サイト内の光明禅寺ページはこの通り死んでおり、、、

https://www.city.dazaifu.lg.jp/site/kanko/11456.html

実際工事がいつからなのか、いつまでなのかサッパリわかりません。別サイトでは2023年春までの工事・・・なんて表記も見られたのですが、上記の通り2023年9月末でもバリバリに足場が組まれていて工事完了の気配は感じませんでした。

 

写真が残っているのでこちら。

www.city.dazaifu.lg.jp

 

とても良い雰囲気なので是非見たかったんですけど、残念です。

 

それにしても上のリンク先にも死んでる理由が表示されますが、お役所はどういうわけか結構頻繁にサイトの構成変更をしてよそからのリンクを拒絶する傾向があって本当に困ります。

おそらく外注丸投げしているサイト管理システムの5年契約が切れて・・・みたいな話だと思いますが、やはりネット上のリンク情報を資産だとは考えてもらえないのでしょうねぇ。

 

というわけで、ほとんど何も見ることができずに太宰府の観光は終了しました。

なんだこりゃ?

 

まぁいくら時間がないとか言っても、自分の行き先の状況くらい少しは調べてから行きましょうぜ、という教訓でした。

 

本当はここからバスで少し行ったところに「竈門神社」があるらしく、時間があればそちらに行く予定でしたが、なんか色々とダメダメで元気がなくなってきたのでこれにて撤収することになりました。