
少し前に「手抜きでミックスを使いつつ、お店みたいなぶ厚いパンケーキ(ホットケーキ)を作るにはどうしたらいいん?」といった内容を書きました。
このときの仕上がりについては
・メレンゲまで作ったおかげか、4cm厚のぶ厚いホットケーキができた
・ただし一部火の通りが悪く、手間の割に食感がイマイチ
・生地の量に対してフライパンのサイズが小さく鍋蓋に生地が付着した
といった感想、というか反省点がありました。
今回はミックスらしさを活かして、もう少し手軽に厚いホットケーキを作ってみました。
具体的には
・卵を2個使うミックスを利用
・みりんは使わない
・メレンゲは作らない
・バターは入れず、かわりにサラダ油代替として鍋に塗っておく
といった感じの作り方。
なお、フライパンはもう少し大きなもので、鍋フタ兼用のものに変更しました(後述)。
こぴ君に教えてもらったレシピ↓だと材料にBPの追加がありますが、そもそもミックス自体にBPが入ってそうなので前回同様そこはスキップ。

分量についてはミックス裏面記載のものを採用しました。
「ケーキのようなホットケーキミックス」(SHOWA)は結構良さげ
今回利用したミックスは前回と違い、これです。
購入理由は近所のスーパーで棚替えで半値8掛けみたいな安売りしてたってだけなんですが・・・これが思ったより良いミックスでした。
特にいいなと思ったのがかき混ぜ回数がちゃんと指定されているところ。リスクはあるだろうに、50~60回としっかり明記してあるのがミックスでお手軽に作るときには非常に助かります。

今回のちょっとした工夫
基本的には上のレシピ通りに混ぜ込んで作りました。
工夫というか、当たり前のことかもしれませんが
・牛乳、卵はあらかじめ常温に戻しておく(混ざりやすい)
・鍋は事前に高温にしバターを塗っておく
・粉を入れたらすぐ混ぜ、さっさと鍋に落とす(膨らみやすい)
といった感じの手順。
温度とスピードが大事なのは他のお菓子と同じです。
加えて前回の反省を少し活かして、
・焼き網の上に鍋を置く(コンロのガス火から距離を置いて均一にあたためる)
という工夫をしてみました。

これはたぶんダイソーの焼き網だと思うのですが、折りたたんである足を立てると高さが稼げるようになっています。(見ての通りだいぶ年季が入ったシロモノなので、今は同じものはないかもしれない)
まぁ似たようなのは簡単に作れるかと。
フライパンはこれですかね。
なんか遙か昔にリサイクルショップか何かで手に入れたもので、パッケージもなければ手元の現物に型番などの記載もないので素性がまったくわかりません。
で、googleレンズで検索して見つけた類似品がコレです。
販売ページを見る限りエンボス加工がされてるようですが、手元のやつはそんなリッチな感じじゃないので、ほぼ同じ見た目のよくあるパチモンの可能性が・・・(値段も千円しなかったと思う・・・)

これ、先端にある凸凹を組み合わせることで貝のような形状になり、鍋とフタが一体化するというか、両方が鍋にもフタにもなるリバーシブル形状というか・・・
とにかく、これでホットケーキ焼くと生地をひっくり返す手間がなくて色々と助かります。(鍋ごとひっくり返す必要はあるが・・・)
その鍋はこんな感じで焼き網の上に置いて焼きます(この写真は完成後に撮った)

ちなみに、いまどきのコンロは焼き網を置くと(鍋がコンロから離れると)Siセンサーが働いて自動で弱火になったり火が止まったりするようなので、センサーは切って作業しました。

Siセンサーについてはコンロの電池について調べたときに少しだけ触れましたが・・・
事故防止の一環として、今どきのコンロは全部センサー付きのようです。
いちど鍋全体の温度をあげたあとは弱火で焼いていくので、センサー生きたままでも良さそうではあるのですが、、、さすがに距離を置いたうえ最弱火だと火力不足な気がします。なので、弱火の中でも一段強い感じの火力でやりました。
で、このまま「弱火の強い方」みたいな感じで片面2分半x両面、を2回繰り返し、色付き具合を見ながらひっくり返し、さらに延長しています(全部で15分くらい焼いた気がする)
手抜きでも仕上がりは上々なのがミックスのいいところ
仕上がりはこんな感じです。

厚さは3cmほど。前回の4cmよりは薄いですが、それなりにボリュームは感じます。
やはりホットプレートと異なりまんべんなく熱することが難しく、火があたっている部分とそうでない部分(周辺部)とでだいぶ色付きに違いが出てしまっています。
ただ、距離を置いて弱火でゆっくり熱したおかげか、火はそれなりに通って均一な密度の生地になり、中身はいい感じに仕上がっていました。

前回の火の通りが悪かったやつは生地がダマになって固まる、、、というか、こんな状態でした。

部分的にミッチリしてたのが、今回は改善された、ということです。
全体をキレイに焼き上げるには・・・
本当は火力がまんべんなく全体に行き渡るといいのですが、ガスコンロだとそれはなかなか難しそうです。
おそらく今回のようなフライパン(鍋)で、底面の素材がもっと分厚いものがあれば熱の保持ができるのでしょうが、このタイプのフライパンはひっくり返しやすいように軽くて薄い素材のものが多いようです。そうなると、どうしても火力の伝わりにムラがでやすい・・・
というわけで、ヒーター(電熱)タイプで、まんべんなく熱が行き渡るホットプレートが欲しいような気がしてきて、置き場所について考えてしまいます・・・実際に買うかどうかはともかく・・・

