
少し時間があきましたが、引き続き、40mm厚スタイロを縦に切ってみようというお話です。
初回の「通常のカッター+多少の工夫でなんとかならないか」って話はこちらです。
ちなみに、ここで作成した切断ガイドはまっすぐ切るためには必須だと思うので、以降も引き続き使っていきます。
2回目はオルファの波形カッター刃を使ってみたところ、結構イイ感じだったという話で、こちら。
これでまぁまぁキレイに切れるじゃんね?という結論だったのですが、課題としては刃をギコギコする自分が結構(というか死ぬほど)疲れる、、、ということで、今回は3つ目の試行で、パン切り包丁です。
これは刃が大きい(長い)ので、うまくいけば押したり引いたりする回数が減るのではないか? という意図があります。
カッターその3 100均パン切り包丁波形(100円)
すごい昔に買った100均のパン切り包丁。
パン切りといってもゴツいのではなく、ナイフと包丁の中間くらいの長さのヤツです。

測ってませんがこうして見ると、刃の長さは18cmくらいですかね。
当然L型カッターの刃(100mm=10cm)よりはずっと長いです。
このパン切り包丁、パッケージには記憶があるので探して紹介しようと思ったのですが2025.10現在、ダイソーのサイトには見当たりません。リニューアル?と思ったのですが、似たようなものもなかったので、もしかしたらこのシリーズ?は廃盤になったのかもしれません。
波形カッターは結構良かったのですが、なにぶん刃の長さが短いので前後に動かせる範囲が狭くなってしまい、猛烈にブルブルさせる必要があります。ほとんど痙攣しているんじゃないかって感じで、体力的にキツい。(小刻みに振動させるほどキレイに切れるのがこれまた・・・)
そこで、
・もっと刃先が長くて「押して引いて」をゆったりと、大きなストロークでやれそうなものがないか?
と(家の中で)探してみた結果、見つけたのがこちらです。
これは見た目も波形カッターに似ており、一見良く切れそう・・・
パン切り包丁、まったく切れないぞ!!
が、実際にやってみたところコレ、刃が厚すぎてスタイロの摩擦がめちゃくちゃキツい。
これで大きなストロークなんて無理ぃぃぃ!!
それから、さすが100均というべきか、そもそもの切れ味が悪く、スタイロの屑というかツブみたいなのがボロボロッと出てきます。

こういうのが出てくるということは、カミソリの刃のようにスパッとは切れていないということです。
残念ですが、これではどうあがいても厳しいな・・・と、諦めることになりました。
パン切り包丁の諸元を探る(?)
実際厚みを測ってみると0.8mmくらいですかね。かなり適当ですが・・・

オルファのL型カッター刃はウェーブにしろ通常タイプにしろ、厚みは0.5mmらしいので、それよりだいぶ厚いです。
厚みがあるため、長さがあってもあまりしなりません。
下の写真は結構チカラを入れた状態。これでも少ししなる程度。直進性は高いのではないかと思います。スタイロとの摩擦さえなければ・・・

刃先の切れ味が格段に良ければ、これでも切れるんだろうか・・・???
波形パン切り包丁はスタイロを切るのにはまったく向いていなかった
大きく「押して引いて」をやるには刃が長い必要があり、長くても折れないようにするにはそれなりの厚みが必要です。
そうなると今度は厚みが増えるとスタイロとの摩擦が・・・みたいな話になるわけで、このパン切り包丁はそのバランスがイマイチなんじゃないか、というのが推測です。
いずれにしろ、うちにあるこれで今作業を続けるのは難しそうなのでさっさと諦めて次の策(?)に進みたいと思います。