2022年10月に鳥取~京都まで旅行をしてきました。
その記録です。
2日目は三朝温泉を出て車で南下し、岡山駅近くに取った宿に向かいます。
途中の寄り道を順番に。
観光地の人だって同じニンゲンだし、やりたいことは同じ
夜の三朝温泉は見て回ったのですが、、、
朝の三朝も見たい。
ということで出発前に少しウロウロしました。
まぁ観光地といっても普通に人間が暮らしている以上、自分の住んでいるベッドタウンと同じようにアスファルトの道路があり、車に乗って同じように生活している姿がみられます。
しかし、実際のトコロほとんど人を見かけず、、、ようやく集まっているところを見つけたのですが・・・
何かと思ったら高齢者が朝から元気にゲートボール・・・(グラウンドゴルフ?)
いやほんとそんだけなんですけど、旅に行く理由として
普段と違う環境でリフレッシュしたい!
とか
日常から離れて~
などと称して出かけても、その受け入れ側では同じように普通の日常が繰り広げられているということなんですよね。
これは当然のことなんですが、、、わかっているんですが、、、それでもなんか不思議な感じがしてくるのがまた不思議。
「自分の日常は他人の非日常」ってことなのかな。。。
ちなみに三朝町の人口は6千人ほどで、人口密度は26人/k㎡。人口が少ないのもありますが、山間地帯といっていいのか、面積がすごく広いので密度が低い。
高齢化率は39.7%ということで、ほぼ40%になります。全国平均が28%とのことなので、かなり最先端を行っている感じです。
ついでなので直近の決算概況も見てみたのですが、、、よそのサイフのこととはいえ、なかなかに厳しい印象です。
と、帰ってきてからいろいろ見てたりするのですが、旅行中はそんなこと考えてる余裕などなかったので、ふるさと健康村には10分くらいいただけでさっそく次の場所に出発。
危険な国宝・・・まで行けず! 三徳山三佛寺
最初に訪れたのは三徳山三佛寺というところ。寺ではあるのですが、観光サイトにも筆頭レベルで紹介されるバリバリの観光地です。
岡山とは逆方向なのですが三朝温泉から車で10分程度なので気にせず向かうことにしました。
ずっと山道・・・というか坂道ですが、到着すると少し下ったところにちゃんと切り開いて舗装された無料駐車場が用意されています。
道路から少し登ったところに入り口があります。
有人施設で、入り口の関所?で志納金(三徳山保全協力金)を払って中に入ります。大人400円。
少し登るとこのような感じでご本尊?に。400円で来られるのはここまでです。
実はここから先、さらに奥があって、自分は一人なので無理だったのですが、二人以上で行けば投入堂の近くまで登ることができます。(追加料金800円)
結構な脅し文句があり、実際に危険な箇所もあるようです。
この心得には「多少険しい箇所が」とありますが、それなりの格好をしていればなんとかなるようです。
自分の格好でどうか?を受付の人に確認してもらったところ、OKとのことでした。特に靴がちゃんとグリップ効くか? を気にしているようです。
そんなに本格的な登山姿でなくても大丈夫みたいです(残念ながら一人だと入山を拒否されるので、服装的にOKでも自分は行けませんでしたが)
そのときに聞いた話では、直近で1名亡くなっているとのことだったので、登るのであれば一応覚悟をしてからがよさそうです。(ただ、別のところで聞いた話では、持病のある人が登山中に発作を起こして亡くなっただけで滑落とかではないとも・・・真偽不明)
ちなみに自分のようなチャラい観光客と違って、本気っぽい服装の方々も見かけました。
下から見上げる投入堂
投入堂まで行けない人も多いのか、道路から双眼鏡で覗くことができるようにセッティングがされていました。(覗く・・・というのもアレな表現なので調べたところ、遙拝(ようはい)と言うらしいです)
ただ、、、この日は双眼鏡が使用不可。
近くの人に聞いた話では、大きく育った樹木が邪魔になってこの位置の双眼鏡だと投入堂が見えなくなってしまったんだそうです。
自分のような俗物は、いやいや何言ってんだ、だったら樹木の上のほうを切ればいいじゃん、樹木の手入れすらしないの? という感じなのですが、、、これにはちゃんと理由があって、一帯が史跡か何かに指定されているため「休憩所から見えない」などという理由で樹木に手を入れることはできないんだとか。な、なるほど・・・
というわけで、休憩所そのものを別の(投入堂が見える)場所に移設することになったようです。
それがこちら。
左の白い看板に赤字で「ここから投入堂が遠望できます」とありますが、「ここ」というのはまさに看板の立っている位置そのもの。
つまり道路です。
えーっ? ただの道路じゃん? 仮設も何もないじゃん?(双眼鏡も設置されていない)
という感じなのですが、まぁしょうがないのでそのあたりから山のほうを見ると・・・
緑!緑!緑!
わかるでしょうか。少し拡大するとこんな感じ。
う、うーん、、、なんとも小さい!
残念ながら光学ズームができるカメラを持って行かなかったため、スマホのデジタル拡大になってしまっていて、下の道路から見られるのはこの程度です。
あたらしい休憩所はこれを書いている頃には完成しているはずなので、そこから双眼鏡で見るだけであればズームレンズは要らないですね。
というわけでここは終わり。
三徳山三佛寺はどうだったかというと、せっかく来るのであれば2人以上でちゃんとした格好をして来て投入堂近くまで登るべきでは?という感じです。(つまり一人で来るのはあんまり・・・と)
お寺だしね、本来はチャラい観光気分で来るような場所ではないんでしょうね、、、修行したり祈祷したり、精進料理をいただいたり、、、というのが正しい姿勢だろうね、と少し反省。
※今回は本当に「宿から10分だから近いしチョロっと寄っていくか・・・」という理由だけで来たのですが、そんな理由で来ても時間の無駄・・・という感じです。
三徳山の俗っぽい与太話
寺の中に一応物販の場所はあるのですが、、、もちろん寺という場所でありますからほとんどお寺のグッズ(?)で、珍しいものとして登山用品(投入堂に行くため)が少々あるくらいです。
思いっきり山中なので付近に商店の集まった場所もありません。
が。
駐車場と寺との間にある道路には、このような店があります。
白狼堂という近年オープンした持ち帰りスイーツのショップ。
なぜこんなところでスイーツを・・・しかも和菓子じゃなくて洋菓子なのか・・・という感じですが、寺のものも扱っているし、通販もやっているし、店の右側にはスイーツの自販機まであり、いろいろ試行錯誤している店のようです・・・
そして思わず入って、ついついお菓子を買ってしまう自分がいる・・・おまえ何族なんだ?と聞かれたら、もはや俗っぽい族ですとしか言い様がない。
投入堂は小さくしか見られなかったけど、シュークリームを食べて満足して次の場所に向かうのでありました。
三徳山の俗っぽい与太話その2
なお、せっかく現地に行ったので2022年10月現在の付近の飲食店の状況を書いておくと・・・
(これを書いている時点で食べログも長らく口コミがなく更新されていないようなので)
みとく苑は・・・こんな感じで閉店の告知こそありませんが、営業している気配はなし。
ひさしの下に店名はありますが、屋根上の看板もなくなっています。入り口に苔が生えていることからも、廃業しているのではないかと思われます。
谷川天狗堂についてはこのようにキレイな状態の立て看板が出ていたのでおそらく営業継続中。(11:00~15:00営業との表示で、自分の行った時間がそれより早かったため営業状況は直接確認できていません)
みとく茶屋は上記のスイーツ店白狼堂と同じ建物内にあるのですが、、、
扉に「close」の張り紙があり、窓から見える中の様子はこんな感じ。
建物が新しいので崩れている感はありませんが、店内は段ボールが山積みになっているなど、ちょっと営業しているようには見えないですね。(この状態だと「週末だけ営業」って感じでもなさそう)
上記の白狼堂は公式ページがあるのですが、そこにはこの茶屋についての記載はないようでした。