2022年10月に鳥取~京都まで旅行をしてきました。
その記録です。
2日目は鳥取県の三朝温泉を出て車で南下し、岡山駅近くに取った宿に向かうのですが、途中の寄り道を順番に。
倉吉市の観光地は市街地の真ん中
スポットとしては見て回る予定になかったのですが、移動ルート上にあった倉吉市の市街地に寄り道をしました。
ここは
・倉吉市白壁群
・倉吉フィギュアミュージアム(円形劇場)
といったものがウリのようです。
場所的には市役所のすぐそばだったりするので、中心市街地がそのまま観光地になっていると考えていいのかな?
しかし・・・白壁群のほう、売り文句は色々書いてありますが、、、一部抜粋すると
・江戸・明治・大正・昭和の風情が漂う町
->日本中どこでもその時代はあった(個人の感想です)
・江戸・明治期の建造物が多く
->残っているトコロは全国的に見れば結構多い(個人の・・・略)
・国の重要伝統的建造物群保存地区に選定
->なるほど(個人・・・)
・独特な景観
->独特とは?(個・・・)
という感じで、ちょっと特徴がよくわかりません。
ひと言でいうと
「日本のあちこちにソコソコある、昔からの建物が多めに残っているエリアの一つ」
ということなのかな?
観光サイトをもう少し見ていくと、案内プランのようなものが示されていて、それによると
倉吉白壁土蔵群観光案内所→元帥酒造→くら用心→桑田醤油醸造場→ふるさと工芸館→弁天参道→大蓮寺→赤瓦・玉川→赤瓦一号館
ということなので、
酒や醤油などをつくり、保管するといった目的で白壁土蔵が作られて、それが今もそのまま残っている
という感じの特徴になるのかもしれません。(それだって結構あちこちにある気がするけど・・・)
そんなわけでココには興味がわかなかったのですが、実は前日の泉娯楽場で使えなかった鳥取プレミアムクーポンをここで消化できるのでは? というくだらない理由で、ブラブラとしてみた次第です。
駐車場は観光用のものと、道路の向かいの市役所の駐車場がありいずれも無料のようでした。(割愛しますが市役所の駐車場に駐めて市役所見学もした)
とりあえず白壁土蔵群のまちを歩いてみる
表通りは店などがあり、実際に白壁の土蔵があるのは裏通り。
このように土蔵の前には水路があって、石(コンクリ?)の橋が渡してあります。
橋は人ひとりぶんくらいしか幅がなく、確かに人が通るには問題ないですが、荷物の出し入れに台車を使ったり、というのには向いてなさそうです。(すれ違いは無理だし、柵も何もないのでややコワい感はある)
建物側の出入り口自体も狭くて、荷物運搬時に臨時の橋を掛けるといったことも難しそうです。蔵といっても、荷物を出し入れする倉庫みたいなイメージとはまた違うのかな?
もしかしたらちゃんと観光案内の人(有料)を頼めば、こうした疑問にも答えてくれたのかもしれません。
じゃあ表通りはどうなっているのかというと・・・
確かにこちらも昔の雰囲気を残してはいますが、それはあくまでこの写真でいえば右側の建物の話で、左側は車があったり電信柱があったりとバリバリの現代生活エリアです。
いやぁ・・・
なかなかネズミの国のような、エリア内を徹頭徹尾統一された雰囲気にしよう、みたいな気概はないようです。
まぁ誰しも現代的な生活がしたいですからね。。。
上で
・江戸・明治・大正・昭和の風情が漂う町
というウリ文句を揚げましたが、確かに昭和の風情は漂っているかもしれません。
墓標ツーリズムとしての白壁観光はアリ?
というわけで、風情というなんとも定義しがたいものは自分にはイマイチ感じられなかったのですが、ちょっと外れた裏道を行くと別の意味で雰囲気のある景色がありました。
廃屋です。
ちなみに、実は表通りもこんな感じの家がソコソコ見られました。
たとえば、通り沿いのこの店↓はやっておらず、昔タバコでも売ってたのかな?という店構えだけが残っています。
観光行政としてはレトロ(白壁群)とクール(フィギュア?)の融和・調和、という意図がアナウンスされていますが、白壁エリアを歩いた限りでは何を目指して何をやっているのかはまったくわかりませんでした。
※一応、お土産屋にフィギュアの展示スペースがあったりはしたけど、融和っていうのはそういうことを言うのかな?
なお、平日だったため観光客らしき姿はほとんど見かけず。具体的には2時間弱歩いて10組見かけたかどうか・・・というレベル。
そういう客入りの前提なのか、お店のほうもあまり活発に商売をしている感はありませんでしたが、観光客向けの飲食店はいくつか営業しており、エリア全体が廃墟化しているわけではありません。
(ただ、正直かなり寂れた感はあり、平日だから休業してるのであって土日になったら営業する・・・んだろうか?いやすでに廃業しているのでは?的な印象を受ける店が多かった)
というわけで、ほぼ印象に残らず1年くらいたったら完全に自分の記憶から消えてそうな倉吉白壁土蔵群でした。