
前回、Googleドライブというクラウドストレージ(容量15GB)の容量がパンパンになってしまった、という話を書きました。
このときは、大きめの動画ファイルをピックアップしてPCにダウンロード&クラウド側を削除して、なんとか2GBほど空き容量を復活させて一息つきました。が、かなりの応急対応になりました。
結局理解が十分でなかった「バックアップと同期」の設定
応急対応になったのは、タイトルで「紐解きつつ」と書いたものの、実際はどういう動作をしているのか、具体的な動きがよくわからなかった・・・けど容量はパンパン、すぐにどうにかしなくては・・・という現実との妥協の結果です。
よくわからなかった理由は、このように・・・

「可能性があります」
みたいな感じで、削除したファイルは果たしてどうなったら再度アップロードされるのか、されないのか、という点が不明瞭だったからで・・・
急ぎの空き容量確保が終わったので、今回はこの点を確認しておきたいなと。
新規ファイルだけがアップロードされるのか、既存もアップロードされるのか?
ところで、上で赤線をひいたところ以外にも実は見るところがありまして、、、
それがこれです。

このように、1.の説明では
「端末内の指定フォルダ(通常はカメラフォルダ)を監視し、新規ファイルをクラウドへ送信する仕組み」
とあります。
一方、2.の説明では
「削除した写真は端末に残っていれば再アップロードされる」
とあります。
意味がわかりません。
「(わざわざ監視して)新規ファイルをクラウドに送信する仕組み」と言い切っているのに、残っていれば(新規じゃない既存ファイルも)勝手にアップロードするというのは、明らかに不整合です。
どっちなんだ?と考えたときに、設定項目のタイトルに「同期」という言葉があることから、不整合なもの(クラウド側に存在しないもの)はすべてがアップロードされてしまうようにも思えてくるわけです。
新規も既存もアップロードされる、が正しい
というわけで、初回の回答に対して再質問をするかたちで確認してみました。
こんな感じ。

この回答では
新規か既存かに関係なく自動的にアップロード
と。
というわけで、
クラウド側を削除しても端末に残っていれば(同期ONに戻した段階で)再アップロードされてしまうので、(一時的に同期OFFにして)クラウド側ファイルを削除する作業だけしてもまったく意味がない
ということは確定、ということでよいみたいです。
つまり、
タイムスタンプやデータベース?などを見て、同期ONにした時点以降の新規ファイルだけを自動アップロードする、という挙動ではない
ということですね。
・・・じゃあアンタなんで最初に新規ファイル云々って言ったんだよぉぉ!w
誰にとっての新規なのか?(クラウドサーバが主、人間が従、という時代・・・)
というわけで挙動の事実確認は(こぴ君が大嘘ぶっこいてなければ)これでよしとしますが、これでは当初の説明の矛盾や不整合が解決していません。
こぴ君は「正確に理解すると不整合はない(整合性はあります)」とまで言っています。
どういうことかというと、実は上の話には続きがありまして、、、

赤線のところが「新規ファイルとは?」の定義になります。
このとおり、こぴ君のいう「新規ファイル」とは
・クラウド側からみた新規ファイル(自分のストレージに保存されていないもの)
という意味合いのようです。
つまり、
・我々のような人間側、つまり端末を使う側=写真を撮ったりして新しいファイルを増やす側から見ての「新規ファイル」ではない
ということです。
またこれは同時に
・「「バックアップと同期」の設定をONにした時」という絶対的(客観的)な時点を基準にした新規/既存の区分をしているわけでもない
ということです。
な、なるほど・・・
当初のこぴ君の回答にある
「端末内の指定フォルダ(通常はカメラフォルダ)を監視し、新規ファイルをクラウドへ送信する」
というのは
「端末内の指定フォルダ(通常はカメラフォルダ)を監視し、クラウド側から見て新規と見えるファイルをクラウドへ送信する取り込む」
という感じ、って表現した方がわかりやすいかなと(人間にとっては)。
やれやれ、そうですか。そういうことですか。
人間が新規ファイルだと思っているかどうかなんて一切考慮されない、というかそんなこたーどうでもいいってことですか。
いよいよ人間様<クラウド様(AI様)って感じになってきましたw
まぁこうして、わからないことをAIに教えてもらっている時点で、人間様の立場なんてないのかもしれませんが・・・
※ゴチャゴチャしてきたもろもろの説明を一切無視して粗っぽくいえば
「バックアップと同期ON」とは、「端末のバックアップ対象フォルダ内においてクラウドへアップロードされていないファイルを探し、それを強制アップロードする」という極めて単純な挙動をしているだけ
ということなのかな・・・と。
監視対象フォルダの除外、という対策
とまぁ、概念的なことはともかく、実際の運用としてはこぴ君の回答にある「監視対象フォルダ」というところから除外することで、ファイルを残したまま強制アップロードを回避することができます。
上の話の続きで、対策を提示してくれてます。

この作業、具体的な設定方法は端末やOSのバージョンによって異なると思いますが、ウチの端末では
・大きな動画ファイルを本体内のストレージからSDカード内フォルダに移動させる
・該当するSDカード内フォルダをバックアップ対象フォルダから除外する
という作業をしました。
要は脇に避けておく、ということです。
SDカードはヤワくて破損のリスクがそこそこあるので、端末のストレージが大きな場合はそっちのほうがいいかもしれません。