ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

さよなら愛用の軍手(ゴム部を紫外線にあててはいけない)

手袋のゴムの部分がテッカテカに



毎度、紫外線にやられて劣化、遺失してしまう・・・さよならシリーズの原因の大半は紫外線だなぁ。

 

というわけで、今回は軍手です。

(そういや、手袋と軍手ってどういう区分けになってるんだろう・・・?)

 

「スゲェー使いやすい手袋」を洗って干す

「おいしい牛乳」みたいなネーミングの製品ですが、、、余り評判はよくないみたいです。

比較したことがないので実際ほかより使いやすいかはともかく、少なくとも内側がゴムで滑りにくい構造になっており、荷物の運搬や日常のDIY作業で愛用していました。

1つだけ残っていた未使用のもの



ほかに軍手を持っておらず、使用頻度が高いこともあってだいぶ汚れがついていたため、今回、思い切って洗濯してみました。(本当は軍手って定期的に洗濯するものなのかな・・・?)

 

そして天気のいい日に他の洗濯物と一緒に干してみたところ・・・

いやー、いい天気!

 

すっきりキレイになったと思って取り込もうとした際に・・・

 

「べちょり」

ゴム部が光っている

あぁっ! ゴムが、ゴムがぁぁぁ!!! テカテカに! ベトベトに!!

 

 

紫外線によるゴムの劣化を完全に失念していました。

 

まさか半日干しただけでこんな風にまでとは・・・日陰干しすればよかった・・・どうして・・・どうして・・・(自己嫌悪

 

こうしてあらためて見ると、モノを掴む側、つまり内側はそうでもないんですけどね。

手のひら側はベタベタしていない

反対側というか、横というか、脇の部分がひどいです。

横がひどい

 

ベタッとしたところをベランダに押しつけてみたところ、このように跡が残るレベルでベトッとしています。

単なるベタつきではなく、溶けた素材が相手に付着するレベル

使わない段ボールの運搬くらいならいいですが、これから使う原材料や工具、道具などにこのベタついたゴムが転移、付着してしまうというのはちょっとマズいです。

 

これはもうダメなのか・・・うぅ(自己嫌悪

 

 

復活の儀

引っ越しで梱包して以来、ほかの軍手を見た記憶がありません。どっかにあったと思うのですが、、、見つかる気がしない。

このままコレを捨てることになっては、日々の作業に支障が・・・新しい軍手を買ってこなくては・・・(どれがいいのか調べるのが面倒くさい・・・)

 

そういえば、、、ということで思い出したのがこれ。

2020free.com

 

劣化してベトベトになったゴム部を(表面を除去して)復活させるという方法を試したという事例です。

このときは、ベタベタの背面(内側)はカチカチのプラスチックだったわけで、表面をひたすらぬぐうことで元に近い状態にもっていくことができました。(光沢は復活しなかったけど、ベタベタはなくなった)

 

今回は後ろ側が繊維質で柔らかい状態・・・復活できるのか・・・やってみる価値はあるのか・・・

 

ゴム手袋表面のベタベタ除去は難しい

あまり期待はしていないものの、どうせ捨てるなら・・・ということで、試しにやってみました。

無水エタノールでゴシゴシと表面を除去するよ

 

アルコールに浸したティッシュで軽く表面をなぞっていくと、それだけで多少は表面のテカリ除去はできます。

ある程度は除去できるが・・・

さらにゴシゴシとやっていくと・・・

テカテカから鈍い反射くらいまでなら比較的簡単に落ちる

うーん、落ちる。テカりが落ちて、鈍い感じの表面になるので、ゴムの表面がこそげているのはわかる。

 

わかるんですが・・・

 

ゴシゴシやって

・テカりがみられなくなったところを手で触ってみると、ベタベタしたまま

なんですよね。

テカってないのに、ベタついている。

 

うーん。

 

どういうことなんじゃい!?

 

一度紫外線で劣化したゴムは、アルコールで洗っても元のようにはならない

これをマイクロスコープで250倍?くらいに見てみると・・・

元の状態(テカっておらず、ベタつきもない)

このようにダメージを受けていない部分(手のひらあたり)はザラッとした感じというか、岩の表面みたいに見えます。

 

ところが紫外線劣化?してテカっている部分はどうかというと・・・

テカテカしている

このようにウネウネして、表面が滑らかになってしまって、反射が目立つような状況になっています。思いっきり化学繊維って感じです。

 

さらにこれを先ほどの作業で「アルコールで拭いて、テカリがなくなった部分」をみてみると・・・

左の白い繊維質のものはティッシュの残りカス

このように、きめ細かくはなったものの、やはり光を反射をするような滑らかな表面のまま。

 

なんか根本的に違うものに化けてしまったみたいで、このままがんばって拭いても元のザラッとした表面には戻りそうにありませんねぇ。(徹底的に拭けばもとにもどるのでは?という期待が感じられない)

 

というわけで、まだ破れてもいない、穴もあいていない、しかも洗ったばかりの軍手を何の二次利用もしないまま捨てるなんて、心が痛むのですが・・・なんというか、このままでは病原菌をまき散らすような状態になってしまうので、しかたありません。

 

作業は残った軍手で進めつつ、折を見てどこかにしまわれてしまった軍手の在庫を捜索したいと思います。