ふれふり!

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SONYのゴムがボロボロという話 その2 HDMIケーブル

SONY純正のHDMIケーブル

どういうコストダウンをしているのかわからないのですが、我が家ではSONYのゴム製品の劣化がヒドいです。

確かに古いケーブルでかなりの経年ではあるのですが、他のケーブルではそんなことなっていないのにね、という。

というわけで、数回にわたって例示していくぞ! という話の2回目。

 

前回は被覆がボロボロになったマイクロUSBケーブルみました。

2020free.com

 

今回はAV機器で使用されているHDMIケーブルです。

 

HDMIケーブル全面の被覆剥がれ

全体はこんな感じです。

もはや「最初からこういうケーブルだったのでは?」「透明被覆なの? オシャレなの?」「それにしてもずいぶんと透明度の高い被覆でつね」という感じの完全むき出し状態ですが、もとはコネクタ部分と同じ白い被覆に覆われたケーブルでした。

しかしいつの頃からか白い被覆にヒビが入り、じょじょに割れてやがてポロポロと剥がれていって最後はこのようになって今に至ります。

ここまでヒドい状態になったのは4~5年前くらいでしょうか。(でも、この状態で5年も使い続けているのかよ!?)

 

このケーブル自体はいつ頃のものか定かではないのですが、10年以上前のものだとは思います(HDMIケーブルは、ケーブル自体にバージョンの表記などがないためこれがHDMI1.2なのか1.4なのかも不明)。

見ての通り結構汚れてもいるので、古いモノなのは間違いないです。

ただ、何かのAV機器のオマケでついてきた品ではなく、確か単品でパッケージに入って販売されていたケーブルだったと思うんですよね。もう元箱もないので正確なことはわかりませんが・・・ちゃんとお金を出して買ったケーブルがコレかよ!?(怒)という感じであります。

 

 

被覆の割れ方はUSBケーブルと同じ

ゴムの状態は・・・前回のUSBケーブルと同じで、油脂?の成分が抜けてカピカピに乾いてしまい、挙げ句に割れて剥がれてしまったような感じ。

被覆部はすでに完全になくなってしまっているのでコネクタ部を見ると、、、こんな感じです。

 

大きくヒビ割れが入っており、表面がザラッとした感じになっていることがわかるかと思います。このコネクタ部分もいずれ割れて白い部分は完全に取れてしまいそうです。

 

正面から見るとこんな感じで、ヒビ割れはかなりガッシリした感じで深いところまで入り込んでしまっていることがわかるかと思います。

表面的なヒビや割れではなく、かなり奥深くまで割れている感がある

 

一応、今のところは接触不良などの機能的な問題は生じていないのですが、このようにコネクタ部分も崩壊が近いことをうかがわせる状態になっています。

すでに角がとれて中の金属部が・・・

 

USBケーブルの時と同じですが、手元にある他のHDMIケーブルはこのように被覆が割れたりせず、いまだに健在です。

なぜかSONYのだけヒドい有り様・・・

 

白い色素がダメなわけではなく2000年のちょっとあとくらいの時期が悪い?

今回のケーブルは白いケーブルだったので、もしかしたら紫外線とかの影響で色素がダメージを受けてこのようになってしまったのかな?と思いました。

ただ、同じような割れ方、崩壊のしかたをしていた前回のUSBケーブルが黒だったことを考えると、色はあんまり関係ないのかなって気もします。

 

これね。

割れ方は同じ様な感じでした。

 

青カビが発生しているので捨てざるを得ない

今回のHDMIケーブル、よく見るとこのように金属メッシュの部分に青い変色がみられます。(色がうまく出ているかわかりませんが・・・)

 

前回も書いたとおり基本的にモノは壊れるまで使う、壊れても直して使うというのがいつもの自分のスタンスなので、被覆が割れたくらいでは捨てないで使うのですが、、、このようにケーブルのあちこちに青い金属カビのようなものが発生していては話が変わってきます。

よくリモコンの電池接点部が青くカビているのを見かけますが、それに近い感じです。

 

上の部分だけでなく、よくよく見てみると、このように他にもカビっぽいものがあちこちに見られました。

カビ拡大画像

3本あるうちの一番上のカビは何か白いものと一体化しているように見えます。もしかしたら元の被覆部分の残りがこの白いもので、カビはそれ(もしくは表面についた油脂など?)を食べて生きているのかな?

 

カビ退治は難しいので家から追い出すしかないと判断・・・

もちろんこうしたカビ自体を除去できるのなら使い続けるのもアリなのでしょうが、残念ながらこういう金属メッシュの部分にカビが生じてしまった場合、その網目の一本一本の隙間を掃除していくことは難しい。

(何か液体洗剤的なもので隙間に入った青カビまで一掃できるならやりようもあるのですが・・・アルコールとかで退治できるのかな?)

 

この青カビ、実は今回写真をとるのにまじまじと見るまで気付かなかったので普通に今後も使う予定でいたのですが、このようなものを目にしてしまってはしょうがないのでカビが増殖する前に廃棄する、というカタチになりました。

 

被覆部分はこういうカビを防止するという役割もあったんですね。