どういうコストダウンをしているのかわからないのですが、我が家ではSONYのゴム製品の劣化がヒドいです。
確かに古いケーブルでかなりの経年ではあるのですが、他のケーブルではそんなことなっていないのにね、という。
というわけで、数回にわたって例示していきたいと思います。半分くらいはイラッときた気分の発散みたいな、演説気味の話なのですが、いろいろあって最近ちょっとイライラ気味?なので勘弁してください。
マイクロUSBケーブルのヒビ割れ
最初はUSBケーブルで、こんな感じです。
これはソニーエリクソンのスマホに添付されていたTypeA-Type-B(Micro)のUSBケーブルです。
2010年かもうちょっと後の、SONYの株価が800円とかで、この会社アカンで~、これもう倒産もあるんじゃね?みたいなネタも出る位だった頃のケーブル。
たぶん会社自体あちこちガタガタでどうにもならず、限界を超えるコストダウンをしていたんじゃないかと想像します。
それにしても、、、いやー、株価と同じくらいヒドい!?
このあたりは完全に被覆が取れて銀色の金属部(ノイズ対策のシールド)がむき出しになっています。
ゴムの劣化のしかたとしては、溶けてベタベタになるのではなくカピカピに乾いてヒビが入って、割れていく感じです。手で触っても粘りはなくてカサカサ。年寄りの肌のようです(と言いながら、だいぶ前からスーパーの袋がめくれなくなってきている自分の手をじっと見る・・・orz)
上の写真を見る限り端の部分から取れていってるように見えるので、もしかしたら設計が悪くて端部の処理がイマイチだったのでは?と思うかもしれません。
が、実は必ずしも端からおかしくなっているわけではなく、ケーブルの途中でもヒビ割れが生じて被覆がはがれてしまっているところもあります。つまり、ケーブルの構造が悪いのではなくゴムの素材が悪いのでしょう。
こんな状態ではありますが、今のところは導電線自体に被害は生じておらず、機能的には問題なく使用できています(充電もできている)。
ですが、被覆がこう剥がれてしまうといずれこの銀色のメッシュ部分にもホコリが堆積して汚くなってしまいそうで、使いづらいですね。ちぎれた線が手に刺さる、みたいなことも起こりそうです。
ちなみに手元にある大半のUSBケーブルはこのように被覆が割れたりせず、いまだに健在です。なぜかSONYのだけヒドい有り様・・・
基本的にモノは壊れるまで使う、壊れても直して使うというのがいつもの自分のスタンスなので、被覆が割れたくらいでは捨てないで使うのですが、さすがにここに新しく被覆をかぶせて延命させるというのはコスト的にどうなのか?という感じもするので、ヨゴレがひどくなってきたら廃棄処分する感じになりそうです。
たまたまこのケーブルが個体差で劣化しているのでは? SONYに限った話ではないのでは?と思われるかもしれませんが、やはり同じようにダメになっているケーブルがあるので、次回はそれを紹介します。