なんか自分のマンション探しの話が続いていて、演説っぽい感じになってしまって面白くないので(自分にとっては重要な内容なんだけど・・・)少し余談を。
という感じで前回までマンション内の和室の畳について、実例として「どういう構造になってんの?」「サイズは?」みたいなのを見ました。
昔ながらの畳ではなくて「畳ボード」という製品が使われていることや、、、
畳のサイズが結構バラバラで最初ビビった、、、けど実は畳ボードは自由にサイズが決められるのでそれが当たり前なのか・・・
という話を書いてきました。
今回はマンションなのにどうして和室が存在するの? みたいな話。
マンションに和室はどうしてあるのか?
とはいうものの、調べたところどうも最近のマンションではフル洋室になっていて、和室のないものも多くなってきているようです。
たとえばこんな感じの間取り。
なるほど確かに全部洋室。冒頭で挙げた間取りと違って、こちらはリビングの隣も洋室です。
ニーズが減ってきているんですかね。
自分が考えるようなことは他の人だって思いつくわけで「そもそもなんでマンションに和室があるの?」みたいな話も見かけました。
さまざまな議論があって少し読んでみたのですが・・・あまり合理的な説明と思える、合点のいく話はなく。
いわく
・子育てに便利
・来客対応で使える
・高齢になると和室が落ち着く
・着物を着るのに必要
・1室くらいは欲しいのでプラスアルファの価値として
・売る側として付加価値を訴えられる
最初の2つは機能として役立っているようです。
確かに畳のやわらかさというのは、小さな子供が遊んだりするのには機能的なメリットあるかと思います。(絨毯っぽいマットでもいいんじゃん?という気もしたけど、一般的なアレは厚みが薄くて衝撃吸収力が低いので子供がケガしそう)
お客が来たときの対応。これもアリなのかな? なんかダイニングでいいような気もするけど。。。
このあたりはわからなくはない。
ただ、他の理由はよくわからないんですよね。お気持ちの問題かなという感。
もちろん、「個人の慣習」とか「慣れ親しんだ環境」というのは大事なので、畳に布団を敷いて、という就寝環境じゃないと落ち着かないしよく眠れない、という人には必須だと思います。
(上に挙げた議論の中で、そういう意見が見あたらなかったのが自分としては意外だった。子供の頃に和室でも、大人になってベッドで寝るようになれば自然と人は慣れていくもの、ということかな?)
畳の部屋はリフォームで洋室にしてしまう予定だけど
いまのところ自分は和室要らないかな?と思っているので、仮に購入した家にあったとしてもリフォームして洋室にしてしまうと思います(なので、前回までのように「和室がどうなっているか?」を把握しておく必要があった)
ただ、「高齢になると和室が落ち着く」みたいな意見を耳にすると、もう少し年をとったら和室が欲しくなるという心境の変化があるのかなー? などと思ったりはします。(加齢による心境の変化って、聞いてはいても実際になってみないとわからないことが多い)
余談ですが、上の和室のある理由で最後に「売る側として付加価値が・・・」みたいな曖昧な表現がされていますが、もっと実務的に「一定の開口部がないと部屋としては認められない」ので洋室にはできない(しづらい)、みたいな話もあるようです。
開口部の少ない部屋は「納戸」になってしまって、たとえば3LDKと表示したかったけど「2LDK+S(納戸)」みたいな表示にしなくてはならず、売りづらい、みたいな話です。(何やら法令上のルールがあるようです)
洋室だと出入り口少ないですからねぇ。