ふれふり!

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引ソロ家探し(その74 HC日記 高圧洗浄機をドナドナして低圧洗浄機を入手)

国土交通省サイトより(加工済)

家探しの話の続き。今回が74回目。

 

購入した家は中古住宅だったので現状渡しでしたよ、という話で理想の家(?)を求めて順次リフォームやハウスクリーニングを進めています。

 

以前、高圧洗浄機を買って外構を中心に掃除をした、という話を書きました。

2020free.com

 

おそらく20年以上、このレベルの掃除はされていなかったであろう汚れっぷりだったところ、苔のような堆積物を中心にほぼ全除去できたので、やってよかったと思っています。

 

ただ・・・。

 

これだけの大掃除ってそんなに頻度が必要ないんですよね。たぶん1年に1回どころか5年に1回もやるかどうかってレベル。

そして、ハイパワーな高圧洗浄機は(作業は楽になるけど)保管場所もとるし、使用の際の準備も片付けもそれなりに手間がかかります。

 

というわけで、据え置き型高圧洗浄機はお役御免ということでドナドナし、当初候補にあがっていたコンパクトな充電式高圧洗浄機に買い換えました。

 

あんまり高圧じゃない高圧洗浄機ということで、以下低圧洗浄機と呼称して続けます。

(据え置き型に比べて低圧なだけで、普通の放水に比べたらだいぶ圧はあります)

 

 

価格は3千円から5千円前後のはずだが・・・

ざっくり、価格はバッテリー付きで3-5千円レベルです。

今回買ったのはマキタの互換バッテリーが2個ついて4千円ほど。

んー、これかな? 

と思ったら違うようです。リンク先のものはずいぶんお高い。もしかしたらアヤシイなかでも「ブランドもの」なのかもしれません。

 

あー自分が買ったのはこっちですね。SEUENELFというメーカー?の品物。

価格は平時で6千円前後、セールになると4-5千円ってところでしょうか。

自分が見たときは5千円強でした。

何やらレビューを書いてその旨メールすると2千円のギフトが戻ってくるとかいう話なのですが・・・ホントなのかな?

 

・・・と思ったら、確かに小片が入っていて、その旨の記載がありました。

ただ、サイトの商品説明には何も書かれてないので、本当にやっているのか、いつまでやっているのか、といった事実確認は難しそうです。(自分はアウトレット品の購入だったので対象外)

 

高圧洗浄機の選択基準は以前色々書きましたが、今回は

・価格が安いもの

・Prime対象であるもの(初期不良時の返品が容易)

・マキタ互換バッテリー2個付き

・先端が回転して屋上(屋根)を洗えるもの

・ある程度レビューがあるもの

という基準で選んだところ、上記の製品以外に見あたらず、単純にこの品をいくらで買うかというだけの問題となりました。(バッテリー2個で先端が曲がるやつは少なく、そのなかでコレが圧倒的に安かった)

 

実物はこの写真の通りでした(買ったときに写真撮り忘れた)

品物はこの写真の通り全部入っていて問題ナシ

 

あ、上で書いた「屋根が洗える」というのはこんな感じ↓のイメージです。

屋根が洗えるイメージ(なんだこの落書き・・・

いやいやわざわざ地面から手を伸ばさなくても、脚立とか使って高いところからやればイイじゃん・・・と思われるかもしれませんが、戸建と違ってマンションには脚立をたてる足場がないんです・・・(1Fまで転落してしまう)

 

買った身として正直なところをいうと、2個のバッテリーはゴミカスだったので不要だと思います。先端が曲がるのも、実は長さが足りなくて(なかなか手が届かないうえ、角度調整が難しい)目的の屋上掃除はできていません。

 

 

SEUENELF低圧洗浄機の使用感

実際に使ってみてですが、まず、圧が低い。これは1200Wだか1400Wだかの据え置き型を使っていた身からすると「なにこれ?」ってレベルで違いました。そりゃまあ5MPa表示だし、300Wですからね。1/4とか1/5なのでしかたないところ。

最も細い放出(水が勢いよく出る)にした状態でも、まだ全然弱いです。

たぶんこのクラスの製品レビューで「強力」「パワフル」といった言葉を使ってしまう人は、据え置き型を知らないのでしょう。もう全然違います。

 

ただ、

・高圧洗浄ではなく、普通の掃除用だと思えばメチャクチャ役立つ

と思います。

購入してから何度かベランダの掃除などに使いましたが、

・自然の泥汚れ、雨汚れなどはブラシなどを使わなくてもきちんと落ちる

し、割に圧が弱いのでどこを洗ってても安心感があります。

安心感というのも変な表現ですが、据え置き型を使っているときは、取り付けられた金属建材(手すりなど)がモゲてしまうのではないか不安になるレベルで、水の先端が変なところに当たらないか、緊張感がありました。(水圧の反発力もあるのでガッシリ構えて使っていた)

 

とはいえ、やはり

・こびり付いたヨゴレはひじょーに落ちづらい

ですね。

今回は雨樋(というか床の雨水が流れる溝)に水アカが固着していたので洗ってみたのですが、非常に難儀しました。一番細くしてなんとか落とせたのですが、何しろ鉛筆の先で汚れを落とすような感じの作業になってしまったので・・・

 

 

バケツに入れた吸水フィルターが浮く問題は無問題

よくレビューで「バケツに入れておいた給水フィルターが浮いてしまって水を上手く吸えない」という話がありますが、このように石でもくくって沈めておけば問題ありません。

 

対策として最初はこのように洗濯ばさみで固定していたのですが、、、

ホースの先端についている黒くて太いのが(ゴミを除去する)給水フィルター

すぐに取れてしまったり、ズレてしまったりしてイマイチでした。

なのでこんな感じで重いものをヒモで縛って沈めておきます。

コーナンで13円?で買ったコンクリ石(水に強い)

 

バッテリー2個にこだわったが、ほとんど意味がなかった

2個バッテリーがついているのを選択基準にしたわけですが・・・今回の製品についてきたバッテリーはいずれもスカスカで、ヘボすぎでした。

マキタ互換で有名なWaitley6.0Ahの半分(3.0Ah相当?)

 

この低圧洗浄機を使っていて驚くような速さでバッテリーがなくなるわけではありません。

しかしどう考えてもこの重量ではWaitleyほどバッテリー容量があるとは思えないですよねぇ。

商品説明には誇らしげに「12000mAhのバッテリーを搭載していますので」とあるんですけどねw

 

というわけで、バッテリー2個を商品選択の前提にしましたが、現在マキタバッテリーをまったく持ってないような人を除けば、2個に執着する必要はないかなと。

(充電用のACアダプタがついてくるので、まったくマキタバッテリーを持ってなくてもこの低圧洗浄機は使えます)

 

マキタバッテリーはきっちりハマらずすっぽ抜けることがあるので要注意

互換があるといってしまってますが、実は互換性はあまり高くないようです。互換風?って感じでしょうか。

というのも、Waitleyのバッテリーを装着すると、奥まで完全にはハマらないんですよね。

互換風の本体に互換品のバッテリーをつけたら・・・

奥まで入ると本来はこの白い部分が上に上がってロックがかかる(バッテリーが抜けないようになる)はずなのですが、残念ながらロックがかかりません。

このおかげで、本体を振ったときに2回ほど、バッテリーがスポッと抜けてしまったことがあります。

大事には至りませんでしたが、すぐそばになみなみと水を注いだバケツがあるわけで、そこにバッテリーがポチャってしまうと即死の可能性があります。注意が必要です。

 

ちなみに・・・ロックするはずの部分の本体側を見てみると、このように・・・

造りが雑

とてもロックする意図があるとは思えないような雑なつくりになっていました。こんな構造ではとてもちゃんとロックするとは思えないのでしかたないか・・・

 

バッテリーの電圧が低い問題

いやー、バッテリーがへぼいのはガッカリです。

嫌な予感はしていましたが、電圧をはかってみると満充電状態で18Vちょっとしかありません。

21Vとは電圧のことではなく製品の型番である・・・のか?

 

実はあわよくばダイソンの予備にしたいと思ってバッテリー2個付きを所望していたのですが、使い回すのは無理でした。

2020free.com

実際に取り付けて掃除をしてみたところ、装着そのものはできたのですが2~3秒ですぐ止まってしまう状態になりました。

電圧的には前回調べたときには18Vくらいならなんとかダイソンも動きそうだったんですけどね・・・

 

水がすぐなくなる問題は解決できず・・・

給水口がないからバケツ給水しているわけですが、低圧とはいってもジャージャーと流していればバケツの水などすぐになくなってしまい、給水に走ることになります。コレはバケツ給水の根本的な問題で、解決不能ですね。

とりあえずの対策としてはバケツを3つ用意し、全部満タンにしてから作業を始めることにして、かつ、1回の作業でやる掃除範囲を少なめにする・・・ってことくらいでしょうか。

元から濡れている雨の日とかに作業をすれば、汚れ落としに使う水は少なめで済みそうですし、そういった工夫で乗り切っていく所存です。

 

 

バッテリーの話ばかりになってしまったが、値段の割には役に立つ

製品そのものの使用感は販売先のレビューを見てもらうといいかなというわけで、あそこに書いてないことや自分の購入前の目論見と購入後の実際を書いてみました。

問題点が多いように見えますが、逆にいうと本来の用途や活用具合という観点からはほとんど文句なしという状態だということです。

 

同列に比較できるものではありませんが、正直、これまでスチームクリーナーを買って掃除をしてきた身からすると、高圧洗浄機(低圧洗浄機)って役に立っている感が目に見えて、コスパがいいな、という印象です。

 

とはいえ、高圧洗浄機があればスチームクリーナーがいらないかっていうと、そうでもないんですよね。後者の場合はもう少し狭い範囲を丁寧に汚れ落としするというタイプで室内向き、高圧洗浄機は屋外向きって感じかなぁと。

 


この製品に限らず、もしAmazonで買うのであれば、

・有象無象のモデルがたくさんあってほぼすべてがアヤシイ

・価格変動が激しい(セールの時など3割4割引は当たり前、の品がある)

・商品のうたい文句はかなり疑わしいものばかり(レビューの真贋見極めが大事)

という点を頭に入れてから商品選びをしてください、って感じでしょうか。