家探しの話の続き。今回が39回目。
引きこもりたいソロもん(一人者)が賃貸でのおうちリフォームに限界を感じ、家の所有を検討。その後、中古マンションを購入、転居、ハウスクリーニング(HC)、DIYリフォームなどなど、、、をしていく(もしくはしてきた)記録となります。
今回はDIYに必須の工具の話。
引っ越しに向けた処分や解体、その後の住宅の分解や組み立て作業に必要かな~? きっと必要だよね~などと理由をつけて、憧れのあった電動ドリルドライバーを購入しました。(購入は住宅購入のタイミングとほぼ同時だったと思います)
今回は購入当時に行った内容チェックをメインに、最後にその後しばらく利用してからの所感を併せて記載しております。
合体! 合体! 合体!
道具なので、ちゃんとした国内メーカー品を買うのがベストなのはわかっていたのですが、この合体タイプを見てしまったら選ばないわけにはいきません。
どこが作ってるのかもわからないアヤシイ製品です・・・
ボディは1種類のみで4千円ほど、交換可能な先端ツールは1個2~5千円前後で、全部で10種類くらいですかね? バラバラに買うのもよし、セット品を買うのもよしという感じです。
自分が買ったのはこちらの6種セット。
このセットはコレを書いている2023.11頃にはすでに売り切れになっています。
Amazonでは他にもいくつかの販売店が何パターンかセットを組んで販売しているようなので、気に入った組み合わせがあればバラで買うよりは少し安く入手できると思います。
(メーカーも型番もないですが、たぶん、どこで買っても送られてくる商品そのものは全部同じものじゃないかと・・・)
ただ、後述の通りセット品は多少問題もあるので、コスパだけを追い求めるなら必要な先端ツールを都度買っていくのが結果的に無駄が少なくてイイかも。
合体式ツールは国内の大手メーカーは作っていない
ちなみに、このような合体タイプはマキタのようなちゃんとした国内メーカーは発売していません。単品が売れなくなるという営業上の理由のほか、安全面でリスクがあるってことなんでしょうか。まぁ道具の主要顧客であるプロは耐久性の観点からまず買わないでしょうし・・・
初心者の取り込みにはこういう製品もアリじゃないか? と素人的には思うのですが、無理してアグレッシブな商品をつくって何かトラブルが発生してもあとあと大変なことになるので、まぁやらないでしょう。
ただし、日本国内ではありませんが、アメリカのブラック&デッカーという超大手メーカーがこういった先端交換タイプの電動ドリル「マルチツール EVO」を販売しています。
が、独自規格過ぎたのか、バリエーションが広がらずにいまひとつマイナーなままのようです。ネット通販のほか、大きめのホームセンターでは取り扱いがあるようです。
今回そちらを選ばなかったのは、価格が高すぎたことと先端ツールのバリエーションが少なかったことが理由です。(9割くらい価格が理由です・・・基本セットで2~3万くらいかな?)
バッテリーは別途必要
マキタ互換と書きましたが、前述の通りマキタ自身は交換タイプのモデルをリリースしていませんので、互換性があるのはマキタの18Vバッテリーです。それが流用可能なことをもって互換と表現しているようです。
今回、本体下部に装着するマキタのバッテリーはセット品には含まれていませんでした。別途購入する必要があります。
自分は2個で7千円強の18V互換バッテリーと、4千円ほどの互換充電器を買いました。上の6種セットが13千円くらいだったので、全部合計で25千円くらいでしょうか。
バッテリーはよくわからず、ウェイトリーという会社のが評判が良いみたいだったのでそれにしました。
(コレ、平時は9千円弱くらいで、不定期ではあるものの「セールで1~2割安くなる」的なサイクルがあったので、それを待って買った)
合体ロボにデジタル残量表示というね・・・
製品パッケージ、そんなものはない!
届いたのこちら↓です。いわゆる製品としてのパッケージはありません。
このように無地の箱に入って(それが大型のAmazon紙袋に入って)届き↑・・・開封するとこのように↓無造作に個々の製品がゴロンと入っているだけという状態。
あ、ぁゃしぃ・・・(ゴクリンコ
一応、このように説明書はありますが、メーカー名などは表示されていません。
よくよく考えてみればまったく素性のわからない製品に1万円以上出すってどうなの? という感じもしなくはないですが、そこは大人の財力とリスクテイク。Amazonのレビューを参考に信頼度をはかりました。
中身は商品説明どおり、漏れなく全部あり。
右上の軍手がオマケ?ですかね。
個人的にはサンダーの紙やすりがもっと入っているとよかったのですが、左上にあるとおり4種類x各1枚くらいの入りで、完全に試供版という感じ。
サンダーに集塵袋がついてない問題
見たところ問題なさそうだったのですが、一つだけ気になることが。
上のとおりサンダーの紙やすりには5つ丸穴があいているのですが、この穴は何のためにあるかというと、削った際に出た粉塵を出るそばから集める(集塵の)ためです。
それで、本体が集塵したものは何らかのかたちでゴミ袋のようなものに回収していく必要があります。それを集塵袋というのですが、このセットには集塵袋が入っていませんでした。
横を見ると一応穴みたいなのがあるので、底にある5つ穴から吸い取った粉塵はここから吐き出すのであろうと推測できるのですが・・・丸っぽい穴じゃなくて横長の穴なので、何か専用の取り付けアダプタみたいなのが必要なんだろうか。。。少なくとも今回のパッケージには入っていないし、自分の手持ちではこれに合いそうなものはないんですよね。困った。どうしたらいんだろう。
吸い取った粉塵をここからジェット噴射のごとく遠くに飛ばされても困るんですが・・・
というわけで、サンダーに関してはかなり失敗したかなという感じがしています。
サンダー個別販売の商品だと集塵袋がオマケで入っていた・・・みたいなレビューを見た気がするのですが、今みたら見つけられないので気のせいだったかもしれません。
製品クオリティは当然アヤシイが・・・
とりあえずドリルドライバーだけ使ってみましたが、あまり過酷な使い方をしていない(=自分の能力的にできない)こともあってか、特に問題ない感じでした。
メインボディ側は手で回してみたりしても、それなりにガッシリした感じはしています。
ただ、先端ツール側のかみ合わせの部分はちょっと気になりました。
プラスチックみたいな質感です。写真のようにバリもみられたので、、、強度の高い部類のプラスチックなのかもしれませんが金属じゃなくて大丈夫なのかなぁ?って感じがします。
実際、Amazonのレビューではマルチツールのような振動の激しい先端部を取り付けた際にこの接合部が「溶けた」「融着した」みたいな反応もあったように思うので、ガシガシ使うとどうなるか不安は残ります。
もし買うなら、色々書かれているのでそれを見て覚悟したうえでどうぞ、って感じでしょうか。(上記サンダーの集塵袋は付属してないと致命的だと思うので避けた方が良いかと・・・)
電動ドリルドライバーはDIYリフォームでは必須、だが他は・・・
最初は「引っ越しを理由にして買ってしまう」みたいな思惑で購入したわけですが、数ヶ月アレコレやった時点から振り返ってみると、
・電動ドリルドライバーは必須、ないと作業が進まない
・メチャクチャ便利、どうしてこれまで買わなかった?
といっていいレベルの活躍をしてくれています。
今回は複数の機能のあるマルチタイプということで、じゃあどれが役に立ったのかというと、使用頻度が多い順に
1.ドリルドライバー
2.マルチツール
3.レシプロソー
という感じですね。
なかでも、ダントツでドリルドライバーがお役立ちです。
次が使用頻度は少なくとも苦しい作業の際に助けになったという面でマルチツール。
レシプロソーは小型の電動ノコギリで、まぁこれはなくてもなんとかなったかな、でもあったおかげで多少楽にはなったかな、という感じです。
以下番付外(未使用)です。
4.インパクトドライバー
5.電動サンダー
6.USB充電器化アダプタ
正直インパクトドライバーはどういうときに使ったらいいのかわからない感じです。もっとアグレッシブに、壁に杭を打ち込む感じでネジ留めするみたいな時に使うのかな。今のところドリルドライバーだけで間に合ってるんだけど・・・
サンダーは上記の通り袋がないのと、実は電動サンダー自体は単体のものを別途持っていたので、そちらを使いました。(ただ、手持ちのものは充電式ではなく、また形状が矩形だったので、今回の三角形のと使い分けができるかな?と思ってセットに入っているものを買った)
他の選択肢は?
前述の通り「なければ作業が進まなかっただろう」というレベルなのでまったく後悔はしていないのですが、ではほかの選択肢はなかったのか?ということを考えてみると2つほど思いつきます。
一つは、ホームセンターなどでセールの際に2千円くらいで売られている安い電動工具です。
先端ツールが3~4千円と考えると、こういう単品で揃えた方がコスパが良いのでは?という考えが頭に浮かびます。
ただ、よく考えてみると
・2千円程度の電動工具はバッテリー式ではなくAC電源式でしっぽ(ケーブル)が出る
・個々に揃えていくとそれだけ保管場所を取る
というデメリットがあります。
AC電源には
・バッテリー残量を気にしなくてイイ
・ハイパワーである
という圧倒的なメリットがあるのですが、いかんせん、
・コンセントの場所を気にする必要がある
・電源ケーブルの長さ(コンセントからの距離)を気にする必要がある
・作業の際に電源ケーブルが邪魔になることがある
というデメリットもあり、正直ちょっと避けたいかなと。
2つめは純正のちゃんとした道具を買うという選択肢です。
ほとんど電動ドリルドライバーしか使っていないのであれば、同じコストでちゃんとしたものを買った方が良かったのでは?という話です。
ただ、これも
・マキタ純正の電動ドリルセットは25千円では買えない
・どうしても買いたければ40千円程度の用意は必要
(買えるモデルもあるにはあるけど、よく見ると10.8V/14.4Vモデルだったり、専用バッテリーだったりして、バッテリーの流用ができないものばかり)
ということで残念ながら除外。
・・・と思っていたのですが、よく探したらなんとかなりそうな選択肢もあるようです。
このマキタのHP484DZというエントリーモデル(18V対応)だと15千円程度(本体のみ)なので、今回買ったマルチツールセット13千円と遜色ない価格帯です。
バッテリーをどうするかにもよりますが、使途の範囲がハッキリしているようであればこれはよい選択しかもしれませんね。