TDKから、過去にリコールした加湿器の回収について、ハガキが届きました。
TDKは大きな会社で、販売エリアを限定せず全国で売っていた加湿器でしょうから、このハガキも全国に配ったのだと思います。
TDKの報告によれば、この製品が火元になって火災が発生し、なくなられた方もいるようです。
ハガキを開いて中を見ると、このように説明があり未だ使われている例もあるようです。
実際、20年くらい前の家電を大事に使っている家庭もありますし、そういう家庭ではネットの情報を見たり、わざわざTDKとの接触をもったりすることもないようでしょうから、今となってはこのように地道にローラー作戦をやるしかないのかもしれません。
TDKのサイトを見ても、昔はコンシューマ向けの完成品を作っていた同社も、いまではすっかり部品メーカーになってしまっているようです。家電量販店とのパイプなどもなさそうです。(そもそも、TDKが加湿器を作っていたとは知りませんでした)
製造者の責任の重さ・・・
TDKがどこまで主体的に動いているかはわかりませんが、25年以上たってもまだ回収を続けているというのは正直いって大変だなぁと思います。
製品が「売りきり」ではなく、ユーザー登録が必要なものだったり、それを強く促す製品構成になっていたりというのは、こういう問題が起きたときの対応のしやすさ、という面から考えると、一概に面倒なものと切り捨てるのもよくないかな、と思ったのでした。(ユーザー登録してあれば、回収の際には個別に連絡がとりやすい)
加湿器は実は結構重要な家電なのだけど・・・
冬になると空気が乾燥してきています。
日本は湿度が高いと思われていますが、実は冬場の乾燥はかなりのものです。
昔は「わざわざ加湿器なんて・・・」と思っていましたが、空気中の湿度の管理はお肌のことを考えるだけでなく、ウィルスへの対策としても大事なようで、最近は自分も使うようになりました。
部屋のサイズにもよりますが、小さいモノなら千円くらいで買えたりするので一つ持っておくことをオススメします。