家探しの話の続き。今回が76回目。
以前から課題になりつつも先送りしていた「和室をどうするか問題」を少し考えてみます。
和室をどうするか、方針が決められない
ソロもんの生活では、自分がやらない限り何もかも一ミリも進みません。
そして自分の場合は「自分でこうするって決めたんだ(だからやるんだ)」というバックボーンがないと行動ができません。(なぜなら、本質的には怠惰だから・・・)
というわけで、たいがいのことは自分で調べて、自分で考えて、自分で決断して、自分で行動するのですが、和室をどうするかについては考えがまとまらないので、困っています。
今回はそのグチグチ考えている途中の話です。
一応、以前にも少し考えたは考えたんですよね。まだ前の賃貸住宅にいて、他の家をあちこち見ている頃に。
あ、自分でいま読み返してみたところ「畳の部屋はリフォームで洋室にしてしまう予定だけど」なんて書いてますね。当時はそのつもりだったのか・・・
新居のほうの和室は色々問題があって、購入してから(自分としての)最低限の環境を整えるまでに結構手間がかかっています。
敷居の滑りテープを交換したり・・・
障子を分解清掃したり・・・
あと、まだココには書けていませんが窓の断熱とか遮光なんかもやっています。
うーん、現在この和室については寝室として使っており、洋室にしたいというより
・ベッドを置きたい(というか40年モノのスプリングマットを買い換えたい)
・断熱して暖かい部屋にしたい
といった機能面の要求が強く、視覚情報的な意味でのデザインは二の次。
というわけで、とりあえず洋室にリフォームするにしても、現状を把握しないといけないので畳の下を見てみました。
旧居では一度畳を持ち上げて下を見ていますが、新居では初めてです。どういう構造になっているんでしょうか。
(畳の下の構造は、建物によって違うらしいです。マンションなので似通っていると思いますが・・・)
ちなみにうちの畳、印象としては20年モノではなく一度くらいは交換or表替えをしている印象です。とはいえ、替えたばかりって感じでもないんですよね。日焼けとか結構ありますし・・・
畳を持ち上げ厚さ55mmを確認した
畳を持ち上げます。畳には持ち上げ用の取っ手のような部分はないので、100均で買った金属製のヘラを差し込んで持ち上げます。滑りはよくて(摩擦が少なくて)、比較的簡単に持ち上がりました。
マンションの場合は3センチくらいの畳もあるようですが、新居についても旧居同様に厚みのある畳が使われており、実測で55mmでした。
(規格では一般的に60mmか55mmのようなので、その中では薄い方ともいえる)
畳、裏には何か記号や数字が入っています。交換したときに位置などを書き付けたものでしょうか。
構造は畳、ガムテープ、パーティクルボード、際根太(キワネダ)+支持脚の二重床
畳の下はなんか板がありました。
この板はパーティクルボードというもので、おが屑を接着剤で固めたモノ。持ってみると結構重たいです。木材ではあるのですが、純粋な木ともいえないような。色も見ての通り少しグレーっぽいです。
板同士は2センチ前後の隙間のあいた状態で敷かれており、隙間があっても動かないように(?)しっかり釘で下の木と固定されていました。
また、パーティクルボード同士の隙間は防虫、防寒のため(?)にテープでフタがされています。布テープではなく、紙のガムテープでして、当然もうノリがなくなって実質ただ上に乗っているだけの状態。手で引っ張るだけで軽くペリペリ剥がれます。
ちなみにパーティクルボード同士は隙間が埋められていたものの、部屋の端とのあいだの隙間は何も処理されておらず、半端な処理という印象。
・・・と思ったら、どうやら端部分の隙間は15mm程度空けて振動を逃す、みたいな目的で必要なものらしい。なるほど・・・。
今回は下を見たいので、釘を抜いてから「バールのようなもの」で板を持ち上げます。
ようやくコンクリートが見えてきます。
板は支持脚と木材で支えられて、浮いている状態です。
下の階との間は、このようにコンクリートで隙間なくちゃんと仕切られているようです。このあたりが木造住宅のフロア境界と違うところでしょうか(戸建て住宅の1階と2階の間、など)。
端の木の棒はキワネダというもので、それと黒い支持脚がセットになってパーティクルボードを浮かせて二重床を構成しているようです。
万協フロアーが、施工はこんな感じでやるんですよと説明してくれてます。ありがたい。
ちなみにキワネダの高さ調整はこういう感じで木片を使って固定されています。
見えないところとは言え、なかなかヒドい・・・(とはいえ実は家の中の見えないところはこういう感じの処理がされているところが結構多い)
床下の高さ(深さ)は11cm?
洋室にする場合、どんな施工ができそうか、高さを測ってみます。
パーティクルボードから床までの間、つまり畳の入る高さは56mm強。当然ながら畳の厚さとほぼ同じです。
キワネダからの高さは77mmくらいなので、パーティクルボードの厚さは20mmってところでしょうか。
あちこち測っていきます。
これらを見る限り、バリアフリー(隣の部屋との段差なし)状態で床を構成するために使える床下スペース(高さ)は56mm+62mm=110mm前後となります。
実際にスラブ(コンクリ)から直接高さを測ってみたところ、115mmほどになりました。
多少誤差はありますが概ね高さ110~115mmほどのスペースが使えるということで、ここに何を入れていくか考えていくことになります。
とはいえ基本的に
・二重床にして騒音防止する
という考えで作られているので、それを踏襲すると110mm全部は使えないってことになりますけどね。
じゃあこれでどんなリフォーム選択肢があるのか。次回考えてみたいと思います。